「阿波連さんははかれない」~読み方は? はかりしれない不思議系ラブコメ~


 今回は「少年ジャンプ+」で連載中の大人気日常系ラブコメ「阿波連さんははかれない」について紹介したいと思います。

 ちなみに読み方は「あはれんさんははかれない」です。私は最初「あばれんさん」と間違えてました。

 本作は「低燃費系女子『阿波連さん』」の日常を描くラブコメとして連載が開始されましたが、阿波連さんが低燃費系なのは雰囲気だけ。距離感も限界もはかれず、常に全力全開で頑張る阿波連さんがとにかくかわいい!

 思わずほのぼのむずきゅんしてしまう本作の魅力について語ってみようと思います。

「阿波連さんははかれない」のあらすじ(ネタバレ注意)

 ごく普通の男子高校生(?)ライドウ(来堂)。彼の隣の席の少女、阿波連さんはとにかく小さくて静か。だからライドウは阿波連さんに、物理的にも(小さいので遠近法的に)精神的にも(声が小さくて無口なので)距離を感じていました。

 ある日ライドウは阿波連さんの消しゴムを拾ってあげるのですが、それを切っ掛けに阿波連さんはライドウにやたらくっついてべたべたしてきます

 しかし次の日になると、昨日の距離感は何だったのかと言わんばかりに距離を取られてしまいます。

 実は阿波連さんは昔から「人との距離感がはかれない」少女で、仲良くなったと思った相手に馴れ馴れしくし過ぎてその相手が離れていくという経験を何度もしてきました。

 昨日もライドウに優しくされて嬉しくてくっついたけれど、家に帰ってまたやっちゃったと思って距離を取ったのだとか。

 それを聞いたライドウは、別に多少べたべたされても構わないと阿波連さんに伝え、そこから二人の思わずむずむずしてしまうような物語が始まっていくのですが……まだ付き合ってもないうちから抱き合ったり、べたべたくっついたり、お弁当をあ~んしたり、少しは自重しようよお二人さん(苦笑)。

 基本的にはライドウと阿波連さんの二人の日常を「お前らもう付き合ってんじゃね」的な距離感で描いた物語で、当初はこいつら付き合いだしても大して距離感変わらないだろうな、と思われていました。

 しかしコミックス7巻で告白し、二人が付き合いだすと……その後はさらにエモさマシマシで萌え死にしそうになります(色んな人が)。

 ストーカー、ギャル系非リア充、かしこ過ぎる犬、萌え死に被害者の教師など、非常に魅力的なキャラクターも加わり、引き続き愉快な日常が綴られていくようです。


「阿波連さんははかれない」の主な登場人物

阿波連 れいな(あはれん れいな)
本作の主人公。長い銀髪と無表情が特徴的な、小柄で声の小さな少女。
他人との距離感をはかるのが苦手で、人間関係に多少臆病な面がある。
体格の割に大食漢で、料理上手。
何事にもはまると際限なく熱中するタイプで、限度というものを知らない。
リバーシとクレーンゲームが得意。
近所の小学生からは阿波王様と呼ばれ崇め奉られている(ハンドスピナーに熱中して極めてしまったことが切っ掛け)。

ライドウ(来堂ー下の名前は不明)
一見するとごく普通の男子生徒。
しかし阿波連さんを受け入れられる時点でかなり懐が広く、あまり普通ではない。
物静かでしっかりしているように見えて、妄想癖がひどく(しかも話が進むにつれて激しくなっている)、彼の妄想で物語が進むこともしばしば。
リバーシには絶対の自信を持っていたが、阿波連さんにあっさりと敗北する(そして敗北を認めない)。

大城 みつき(おおしろ みつき)
ゆるふわ赤面系の可愛らしい雰囲気の少女で、巨乳かつ長身というハイスペック。
しかし中身は阿波連さんを一方的に慕って見守っているストーカーという残念少女。
当初はライドウのことを阿波連さんをたらし込む悪人と見做し、見張っていたが後に和解する。
実家が理髪店で散髪もでき、趣味はボクササイズと運動神経もいい。
もしライドウが阿波連さんを泣かせれば、ライドウは大城に……

玉那覇 りく(たまなは りく)
転校生で、阿波連さんの幼馴染。
外見はギャルだが、中身は対人関係が苦手な非リア充
阿波連さんと同じく距離感をはかるのが苦手で、阿波連さんを振り回し過ぎたことを悔やんで阿波連さんから距離を取ったという過去を持つ。

石川(いしかわ)
阿波連さんたちのクラスメイトの少年。
イケメンかつコミュニケーション能力に優れたリア充。
阿波連さんとライドウの距離感にも頓着せず、2人の関係を応援している。
どうも大城さんに想いを寄せている模様。

佐藤 ハナコ(さとうはなこ)
阿波連さんたちのクラスメイトの少女で、石川の幼馴染。
普通であることを至上とする、ごくごく普通の少女であり、石川に想いを寄せている
阿波連さんたちの行動や距離感に戸惑うことが多いが、普通でありたいと思うあまり、それを表には出そうとしない。

宮平先生(みやひらせんせい)
阿波連さんたちの1年時の担任で、ゆるふわ系の巨乳の女性。
とてつもない大食漢で、食に関しては全くもって自制が効かない。
下記の桃原先生とは親友で仲が良い。

桃原先生(とうばるせんせい)
阿波連さんたちの2年時の担任。メガネをかけた目つきの悪いきつそうな女性。
担当は古文。阿波連さんたちのやりとりを「あはれ」「をかし」などと形容して鑑賞する悪趣味の持ち主だが、しばしば二人にあてられて「あはれが致死量に達して」ダメージを受け、授業を中断させている。

ヌイ
阿波連さんの飼い犬で大型犬(レトリバーかな?)。
とてつもなく頭がよく、阿波連さんを背負って散歩をしたり弁当を届けたりと、本作で一番できた生物。

 ちなみに、本作の登場人物の名字は独特なものが多いですが、作者の出身地である沖縄では結構一般的な名字なのだそうです。
 つまり、沖縄出身でなければ「あばれん」と呼んでも恥ずかしくない!


「阿波連さんははかれない」の評価、感想、アニメ化は?

とにかくキャラがかわいい! 告白シーンは萌え死ぬ(主に先生が)!

 まず、とにかくキャラがかわいいです。
特に阿波連さんは、無表情なようで要所要所で頬を染めたり感情を表に出したり、思わずズルいと言いたくなるほどかわいいです。

 こんな少女にベタベタされて、序盤は平然としていたライドウは絶対にどこかおかしいですね(断言)。こいつが普通の男子高校生だなんてあり得ないですよ。

 告白は……萌えました。主にそれを見ていた桃原先生が。
 桃原先生にとっては完全にオーバーキルでしたね。個人的に一番共感出来て好きなキャラクターは桃原先生かもしれません。

 阿波連さんたちが卒業するまで、桃原先生先生は生き残れるのでしょうか……?

こんな人におすすめ、アニメの概要、声優(キャスト)は?

 「ガチガチの少年漫画じゃなきゃ嫌だ」「ラブコメとか嫌い」という人じゃなければ、まず誰が読んでも間違いのない作品です。

 アプリでどこでも読めますが、あまり人前で読むのはおすすめしません。
 ニマニマし過ぎて、周りから変な目で見られてしまいますので。

 そして本作は2022年4月からアニメが放送されました。

 声優(キャスト)は次の通り。

・阿波連れいな:水無瀬いのり
・ライドウ:寺島拓篤
・大城みつき……M・A・O
・石川……柿原徹也
・佐藤ハナコ……楠木ともり
・桃原先生……花澤香菜
・宮平先生……小坂井祐莉絵

 



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