なろう系

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「異世界失格」感想&評価(ネタバレ注意)~太宰治が異世界転移、意外にしっかりした世界観の良作~

 今回は「やわらかスピリッツ」で連載中のデッドボール系異世界転移ファンタジー「異世界失格」について解説します。 「異世界失格」は、どう見てもモデル太宰治なとある文豪が愛人と入水自殺を図ったところ、異世界トラックの乱入により異世界転移。 チート付き異世界転移者が跋扈するファンタジー世界で、自殺願望モリモリのダウナー系文豪が、心中相手の「さっちゃん」を探して旅をしながら、その独特の価値観で異世界に変革をもたらしていくという物語です。 本記事では「異世界失格」のあらすじや主な登場人物の紹介を踏まえ、その魅力について深掘りしてまいります。
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「薬屋のひとりごと」感想&評価~”小説家になろう”発の人気ミステリ、漫画版が二種類あるけど違いは? どっちがおススメ?~

 今回はアニメ化も決定した”小説家になろう”発の人気ミステリ「薬屋のひとりごと」について解説します。 この作品は架空の中世・中華風帝国を舞台に、薬師の少女がその知識を活かして様々な事件を解決していく物語。 同時に二つの出版社からコミカライズされたことでも話題となり、どちらも高い人気を有しています。 本記事では「薬屋のひとりごと」のあらすじや主な登場人物、2種類の漫画版の違いなどを中心に解説してまいります。
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「魔法使い黎明期」感想&評価(ネタバレ注意)~虎走かける原作「ゼロから始める魔法の書」の続編~

 今回は虎走かける先生原作、「月刊少年シリウス」で連載中のコミカライズ作品「魔法使い黎明期」について紹介します。 「魔法使い黎明期」は魔法学校に通っていながら魔法のほとんど使えない劣等生の少年・セービルを主人公とした王道ファンタジー作品。 アニメ化もされた「ゼロから始める魔法の書」のその後の世界を描いた物語であり、本作も2022年4月からアニメが放送されました。 本記事ではそんな「魔法使い黎明期」のあらすじや登場人物の紹介とともに、その魅力を語っていこうと思います。
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「異世界マンチキン」感想&評価(ネタバレ注意)~D&D(TRPG)風システムによる異世界転生モノ、なろう原作に見えるが~

 今回は「水曜日のシリウス」などで連載中の異世界転生ファンタジー「異世界マンチキンーHP1のままで最強最速ダンジョン攻略ー」について紹介します。 この作品、タイトルからすると完全に”なろう系”ですが、「小説家になろう」や「カクヨム」原作の作品ではなく、漫画オリジナルの物語。 物語の中軸に古典TRPG「D&D(ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ)」のシステムが用いられており、TRPG好きにはたまらない内容となっております。
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「ライドンキング」感想&評価(ネタバレ注意)~プーチンが異世界転移!? なろう系でもなろうじゃないギリギリ過ぎる物語~

 今回は「空手小公子 小日向海流」などで知られる馬場康誌先生が月刊少年シリウスで連載中、最強大統領が桁外れの格闘技を武器に異世界で大暴れする異色の傑作「ライドンキング」について紹介します。 「ライドンキング」は異世界転移なろう系に属する作品ではありますが、なろう原作ではなく、また一般的ななろう系とも一味違う独自色の強い物語。 どう考えてもプーチン大統領がモデルとしか思えない人物が主人公で、しかもロシアは敵側という、よく出版できたなと呆れてしまう攻め過ぎた設定が特徴です。 本記事では「ライドンキング」の魅力について、ネタバレ、アニメ化の展望、海外の反応なども交えて語っていこうと思います。
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「戦闘員、派遣します!」感想(ネタバレ含む)~「このすば」の作者が描く、なろう発、アニメ化もされた期待作!~

 今回は「小説家になろう」発の原作小説を元に、月刊コミックアライブでコミック連載中、2021年4月にTVアニメ化もされた人気作「戦闘員、派遣します!」について解説します。 この作品の原作者は「この素晴らしい世界に祝福を!」の作者、暁なつめ先生。非常に暁なつめ先生らしい、親近感あるクズ男と美少女たちによる安心安定のコメディ作品となっております。 タイトルを見て「社畜系?」「悪の組織で苦労するの?」と思われた方もいるかもしれませんが、中身は全くそんなことはなく、ノンストレスでゲラゲラ笑える作品ですのでご安心を。
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「迷宮ブラックカンパニー」の感想&評価~アニメ化もされた異世界転移なろう系のようで一味違う良作~

 今回は「MAGCMI」で連載中、2021年7月にはアニメ化もされた「迷宮ブラックカンパニー」について紹介します。 この作品は、異世界転移、ニート、クズ系主人公と3拍子揃ったいかにもな”なろう系”でありながら、実は”小説家になろう”とは無関係なオリジナルの漫画。異世界を舞台にしたニートVS社畜・ブラック企業の戦いという、意味不明な物語の概要とその魅力について語ってみようと思います。
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「リアデイルの大地にて」~アニメ化を受けて、本作の『水車事件』から『なろう系』を語ってみる~

 今回は、小説家になろう発「リアデイルの大地にて」が書籍化、漫画化を経てとうとうアニメ化が決定したことを受け、紹介記事を書かせていただきたいと思います。 まず最初にお断りしておくと、小説家になろう発の作品は一般に「なろう系」と呼ばれ、従来のライトノベルと比べて一段下に見られることが多いですが、筆者にそのような意識はありません。しかし本作では、漫画化の際に「水車事件」という痛ましい事件が発生してしまい、「なろう系」はこれだから、と言う人がいるのも事実。 今回は、なろう系作品の抱える課題と魅力を、「リアデイルの大地にて」の紹介を通じて語らせていただこうと思います。
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