「ふつうの軽音部」田口流哉~意外な重要人物? 厘ちゃんのいとこで「protocol.」のベース担当~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、「protocol.」のベース担当「田口 流哉(たぐち りゅうや)」について解説します。

 田口流哉は主人公の鳩野ちひろの同級生で同じ軽音部に所属する少年。

 ベースが弾ければ何でもいいというゆるいスタンスながら、その腕前は非常に高く、「protocol.」だけでなく他のバンドにもサポートメンバーとして参加しています。

 一見影が薄そうですが、幸山厘とはいとこ同士で、たまき先輩からも「頼りになる」と評されていた意外な重要人物?

 本記事ではそんな田口流哉のプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。

「ふつうの軽音部」田口流哉のプロフィール

基本プロフィール

 田口流哉は主人公の鳩野ちひろが通う谷九高等学校の同級生で、バンド「protocol.」のベースを担当する少年です。

 誕生日は12月5日。

 外見は肩まで伸ばした長髪と三白眼が特徴のモブっぽい雰囲気の少年。

 性格は人当たりの良い苦労人タイプで、意外とポジティブ。

 適当」「ひねくれもの」「無口」「口下手」というなんとも関わりにくそうなメンバーが揃うプロトコル「protocol.」で一手に親しみやすさを担っています。

 実は物凄い漫画好きで、おまけ漫画の自己紹介シートでは、みんなかっこつけて素っ気ないことしか書かない中、一人異常に張り切っておススメ漫画を書き連ねている猛者。

 高校3年間でやりたいことも「マンガを読みまくる!あと友達と遊ぶ」となっています(バンド活動は?)。

 詳しくは後述しますが幸山厘とはいとこ。

 小学校4年生の夏、ハチに刺された箇所をムカデにも刺されエグいほど腫れたことがあるそうです。

ベースの技術は非常に高い

 田口流哉は「protocol.」のベース担当。

 本人はベースを弾ければなんでもいいという緩いスタンスでバンド活動に取り組んでいますが、その腕前は部内でもトップクラスです(少なくとも1年生では一番上手い)。

 その技量とコミュ力の高さから「吉田商店」のサポートメンバーも務めていました。

 周囲への配意や気遣いもしっかりできて、メンタルも安定していて、バンドに一人いてくれると非常に助かるタイプの人材ですね。


「ふつうの軽音部」田口流哉と「protocol.」

 田口流哉は鷹見項希の中学時代からの友人で、その縁から鷹見に誘われ「protocol.」に参加しています。

 仲が良い悪いとかではなく、バンドガチ勢の鷹見が田口のベースの腕前を認めてバンドに誘った感じです。

 なお、田口は鷹見の家庭事情などセンシティブな部分についてある程度把握しています。

 個別に絡みが多いのがドラムの遠野元で、口下手で尖っていて人づきあいがあまり上手くない遠野を田口がツッコミを入れつつフォローしている印象。

 逆に初代ギター担当の藤井彩目と二代目の水尾春一とは個別の絡みはほとんどありません。

「ふつうの軽音部」田口流哉は頼りになる?

 田口流哉はたまき先輩の口から「1年生だと頼りになりそうな子が2人いるよ」と、幸山厘と共にその名前が挙げられていました(54話)。

 しかし暗躍好きで策略家の厘ちゃんと違い、田口は今のところ目立った行動は起こしておらず、特別頭が回る風にも見えません。

 2年生の亀屋兄妹から相談を受けた時も、困った顔をするだけで何もアイデアを出せていませんでした。

 ただたまき先輩が敢えて名指ししたということは、そこには必ず意味があるはず。

 強いて言うならば田口は観察力に優れていて、いとこ同士ということもあってか、厘ちゃんの暗躍に気づいているフシがありますが……?


「ふつうの軽音部」田口流哉と幸山厘

いとこ同士だが学校では避けられている

 34話では田口流哉と幸山厘がいとこ同士だという情報が明かされています。

 二人は「厘ちゃん」「流哉くん」と呼び合う仲ですが、田口は厘ちゃんから「学校では話しかけないでっていったんやんな 流哉くん」と避けられており、二人がいとこ同士ということを周囲は知りません。

 厘ちゃんは「わたしと流哉くんがいとこ同士だということは今は開示する必要のない情報 だから伏せておく 分かる?」と語っていますが、田口は何故厘ちゃんがそんなことを言っているのか分からず困惑。

 田口の印象では昔は厘ちゃんもこんな性格ではなく、二人ももう少し距離が近かったような描写がありましたが……

役割は厘ちゃんのストッパー?

 気になるのは厘ちゃんが田口を過度に自分から遠ざけ、追い払おうとしているフシがあること。

 別にいとこ同士という情報を開示したところで厘ちゃんが動きにくくなるとは思えず、彼女の言動には少し違和感があります。

 田口は「はーとぶれいく」メンバー以外で厘ちゃんの暗躍に気づいている数少ない人材。

 たまき先輩が厘ちゃんと同じ(?)で暗躍好きの鶴先輩に対し、抑え役として亀屋兄妹を配置したように、厘ちゃんと田口を「頼りになる」とセットで名指ししたのは、厘ちゃんが暴走した際のストッパーとしての役割を田口に期待しているのかもしれません。

 厘ちゃんが田口を遠ざけようとしているのも、田口に妨害されたら厄介だ(=自分を止められる人材だ)と認識しているから……?



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