今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、主人公のライバルキャラ(?)「鷹見 項希(たかみ こうき)」について解説します。
鷹見項希は主人公の鳩野ちひろの同級生で同じ軽音部に所属する少年。
イケメンで歌も演奏技術も高校生離れしていて非常にモテますが、適当な性格で彼女ができても長続きせず、鳩野からは生理的に無理と嫌われています。
バンドマンだった兄の影響か音楽に対してだけは真摯。
本記事ではそんな鷹見項希のプロフィールやバンド「protocol.」、作中での人間関係を中心に解説してまいります。
「ふつうの軽音部」鷹見項希のプロフィール
基本プロフィール
鷹見項希は主人公の鳩野ちひろが通う谷九高等学校の同級生で、バンド「protocol.」のギターボーカルを担当する少年です。
誕生日は6月15日。
誰もが認めるイケメンで、第一話で鳩野が楽器店にギターを買いに行った際に偶然出会った同級生で同じ軽音部ですが、第一話時点で既に「3年間いい感じにはならなかった」と明言されています。
性格はチャラそうに見えて意識高く音楽と向き合っているタイプ。
勉強好きという訳ではありませんが、期末テストで学年2位となるなど成績も優秀です。
一方で音楽以外の事柄には適当で、非常に女子からモテますが、彼女ができても大体1か月くらいでもう話すこと無いなという気持ちになって長続きしません。
歌も演奏も高校生離れしたギターボーカル
鷹見項希は「protocol.」のギターボーカルで、演奏技術も歌も高校生離れしていると周囲から絶賛されています。
鷹見本人は部で一番ギターが上手いのは水尾か藤井彩目ではないかと口にしていますが、純粋に演奏に専念したら鷹見の方が上手い気がしますね。
作中ではRADWIMPS「おしゃかしゃま」、King Gnuの「一途」を軽く弾きこなし、文化祭ではEveの「ドラマツルギー」を歌っていました。
周囲の反応からすると、ギターも上手いですがそれ以上にボーカルとして優れている印象ですね。
「ふつうの軽音部」鷹見項希と「protocol.」
鷹見項希率いる「protocol.」は、ギターの水尾春一、ベースの田口流哉、ドラムの遠野元からなる四人バンド。
結成当初のギターは藤井彩目でしたが、紆余曲折あり彩目は脱退し(詳細は後述)、一年目の夏前から水尾が加入しています。
軽音部の1、2年生の中では突出して上手く、鷹見の水尾というイケメンを擁することもあって非常に人気。
メンバー同士の仲は悪くなく、音楽バカの鷹見は特に意識高くバンドに取り組んでいる遠野元を気に入っているようで、誕生日には高級チョコレートプレミアムコレクションを贈っていました(直前の田口の誕プレはポテトチップス)。
「ふつうの軽音部」鷹見項希の彼女(舞伽、藤井彩目)
鷹見項希は前述した通り、根が音楽バカでそれ以外のことには非常に適当。
女子に非常にモテますが、「彼女」への興味や優先順位が高くないため、付き合っても長続きしません。
作中では入学した直後の四月から同級生で同じ軽音部の乃木舞伽と付き合っていましたが、次第に相手をするのが面倒になって六月の校内ライブの翌日にフッてしまっています。
さらにその直後、同じバンドメンバーだった藤井彩目と付き合い始めたものの、これもすぐに破局してしまいました。
彩目との破局の裏には幸山厘の暗躍も有りましたが、元々鷹見は彩目のことをもっとサバサバしていて音楽に軸足を置いているタイプだと誤解していたので、厘ちゃんのことがなくとも二人は遠からず破局していたでしょう。
一見女遊びの激しいチャラ男と誤解されがちですが、そもそもあまり恋愛に興味がなく、モテて向こうが近寄ってくるから付き合っているだけという印象ですね(それはそれでクズではありますが)。
「ふつうの軽音部」鷹見項希と兄
鷹見項希にはバンドマンだった兄がいました。
鷹見がバンドを始めたのも兄が切っ掛けで、過去回想を見る限り二人はとても仲が良かったようです。
しかし現在、兄は消息不明。
その詳しい経緯は不明ですが、鷹見は「もうどっか知らん場所で のたれ死んでるじゃないっすかね」と冷たい目で語っていました。
兄は父親と折り合いが悪かったようで、鷹見は父親から「項希はあいつみたいになるなよ」と言われ、音楽活動に否定的な態度をとられている模様。
ただそれでも鷹見が本気で音楽活動に取り組んでいることをからすると、鷹見は兄のことを決して嫌っているわけではないようです。
「ふつうの軽音部」鷹見項希と鳩野ちひろ
鷹見項希と主人公の鳩野ちひろは微妙な関係性です。
鳩野はイケメンの鷹見に当初から「すごく不吉なものを感じる」と拒否反応を示しており、生理的に合わない様子。
その後のいざこざもあってかなり鷹見のことを苦手にしています。
逆に鷹見は当初全く鳩野のことを歯牙にもかけていませんでしたが、文化祭ライブで成長した鳩野の姿を見て、強く彼女のことを意識するようになります。
ただこれは勿論、女子としてではなくバンドマンとしての興味。
鷹見は鳩野にかつての兄の姿を重ねており、無性に鳩野を叩き潰したいと感じています。
これは実は鷹見には珍しいことで、元々鷹見は音楽が上手かったり真剣に取り組んでいる相手にはほぼ無条件に好意を抱き素直に称賛するタイプ。
しかし鳩野にだけは何か対抗意識のようなものを感じているようで……
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