今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、軽音部一の苦労人「亀屋 算(かめや さん)」について解説します。
亀屋算は主人公の鳩野ちひろの一学年上の先輩で、3年生の引退後、46話から軽音部の副部長に就任した少女の一人。
真面目でしっかりした性格の苦労人で、双子の兄で新部長の数志や、人間関係をかき回して暴走する鶴亜沙加に振り回される日々を送っています。
本記事ではそんな亀屋算のプロフィールや人間関係、その苦悩の日々を中心に解説してまいります。
「ふつうの軽音部」亀屋算のプロフィール
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
基本プロフィール
亀屋算は主人公の鳩野ちひろが通う谷九高等学校の一学年上の先輩で、3年生の引退後、46話から軽音部の副部長に就任した少女の一人です。
外見は長めのウルフカットと、双子の兄と左右対称の位置にある三つのほくろが特徴。
真面目でしっかりした性格の苦労人で、作中では頼りない双子の兄・数志と、人間関係をかき回すことが趣味の鶴亜沙加に振り回され苦悩する日々を送っています。
担当楽器はキーボードで、バンド「フォレストチアガール」に所属。
遠野元からは「2年ではこのバンドが一番完成度が高い」と高評価でした。
同年代にはズケズケものを言っていますが、後輩との接し方には悩んで緊張する繊細な一面も持ち合わせています。
なお、野菜嫌い。
軽音部の新副部長(46話~)
亀屋算は46話から軽音部の副部長に就任しています。
元々、周囲からは亀屋兄妹か鶴亜沙加の誰かが部長候補と目されており、最有力は仕事の撃る鶴亜沙加でしたが、実際に部長となったのは亀屋兄。
亀屋算と鶴亜沙加は副部長二人体制で彼を支えていくことになります……表向きは。
ただ実際に亀屋数志を支えているのは亀屋算一人。
鶴亜沙加は部長をフォローするような言動をしつつも、さりげなく周囲に部長が頼りにならないとアピールし、足を引っ張っています。
「ふつうの軽音部」亀屋算は苦労人
仕事ができ人望もある鶴亜沙加が部長にならなかったのは、彼女の本性を見抜いた先輩(恐らくたまき先輩)が、鶴亜沙加を部長にしたらマズいと判断したため。
亀屋兄妹は鶴亜沙加の抑え役として期待され、現在の部長・副部長体制が構築されました。
しかし当初、亀屋兄はそのことに理解しておらず、鶴亜沙加にいいように利用されるだけでした。
鶴亜沙加の本性を理解していた数少ない人物である亀屋算は、たまき先輩に鶴亜沙加の抑え役を押し付けられ、頼れる人間もおらず、鶴亜沙加に軽音部がかき回されていく状況に一人苦悩する日々を送っていました。
そのことが亀屋算に悪魔(あるいは神の使徒)の手を取らせることとなり……?(詳細は後述)
「ふつうの軽音部」亀屋算と双子の兄・数志
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
亀屋算の双子の兄・数志は、善良な人間ではあるものの抜けていて、ハッキリ言えば頼りない兄貴です。
そのため、亀屋算はいつも数志の世話を焼いていて、数志は算に頭が上がりません。
ただ亀屋数志がダメ人間かというと決してそんなことはなく、緩くはあるものの前向きで、後輩たちとも積極的にコミュニケーションをとり慕われています。
これが一般的な軽音部であれば部をまとめるのに不足はなかったでしょうが、すぐ傍に鶴亜沙加というやたら出来る人間がいたため、その対比により周囲からは舐められがち。
亀屋算も兄をフォローしようとはしていますが、鶴亜沙加の性悪さの方が一枚上手なのと、算自身が上手く兄を立てる言動ができないため、部員たちからは鶴が部長の方がよかったと言われてしまっています。
「ふつうの軽音部」亀屋算と鶴亜沙加
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
鶴亜沙加の抑え役として期待されるが……
前述した通り、亀屋算は鶴亜沙加の抑え役として期待され、副部長に任命されました。
鶴亜沙加は人間関係をかき回すことを楽しむ悪癖の持ち主。
しかし周囲の人間はほとんどそのことに気づいてません。
当初からハッキリ鶴亜沙加の本性に気づいていたのは亀屋算とたまき先輩だけで、たまき先輩の引退後は、その抑え役が亀屋算一人に押し付けられた形です。
ただ亀屋算はしっかり者ではあるものの、ごく常識的な感性と能力の持ち主。
陰謀家でぶっ飛んだ思考を持つ鶴亜沙加に対抗するには、ハッキリ力不足でした。
困った末に幸山厘(やべー女)と手を結ぶ
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
兄の数志は頼りにならず、部は少しずつ鶴亜沙加にかき回され、苦悩の日々を送っていた亀屋算。
そんな彼女に手を差し伸べたのが、もう一人の陰謀家にしてやべー女・幸山厘でした。
突然、力になりたいと言い出した幸山厘に驚きつつも、たまき先輩がかつて一年生に頼りになりそうな子がいると、幸山厘と田口流哉の名前を出していたことを思い出した亀屋算。
藁にもすがる思いの亀屋算は幸山厘と、偶々その場に現れた田口流哉に鶴亜沙加周辺の事情を説明し、助けを求めます。
その結果、幸山厘は鶴亜沙加によって引き起こされていた軽音部内のトラブルを収めてみせ、亀屋兄妹はすっかり彼女を信頼することになります。
しかし幸山厘はある意味で鶴亜沙加の同類。
その手をとった亀屋算の判断は果たして正しかったのか……?(まあ、そのフォローをするのは亀屋算ではなく田口の方でしょうが)
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