今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、原作者「クワハリ」先生について解説します。
クワハリ先生は漫画賞受賞経験も読切掲載経験もない異色の漫画家。
投稿サイト「ジャンプルーキー!」に投稿した「ふつうの軽音部(原作版)」がSNSで話題となり、作画担当・出内テツオ先生とタッグを組んで「ジャンプ+」での連載が開始されました。
インタビューなどで見せる行き当たりばったりでゆるい雰囲気が話題の漫画原作者。
本記事ではそんなクワハリ先生の判明しているプロフィールや素顔などを中心に深掘りしてまいります。
「ふつうの軽音部」クワハリ先生のプロフィール
引用元:クワハリ/X
基本プロフィール(年齢、誕生日など)
性別 | 男 |
生年月日(誕生日) | 1986年2月19日 |
年齢 | 39歳(2025年2月19日時点) |
出身地 | 不明 |
クワハリ先生は作画の出内テツオ先生とタッグを組んで「ジャンプ+」で「ふつうの軽音部」を連載する漫画原作者です。
幼い頃から漫画家を目指していたわけではなく、コロナ禍で何か新しいことに挑戦したいとiPadを買って絵を描き始めたのが全ての切っ掛け。
元々は普通に大学を卒業して、会社員を少しだけして辞めて、バイトをしながら通信制で資格を取って、別のところで働いてと漫画とは全く関係のない生活をしていたそうです。
絵を描き始めた当初は漫画ではなくイラストを描いていたそうですが、それまでまともに絵を描いたことがなかっため全く上達しません。
普通ならそこで挫折するところ、「マンガなら描けるのでは?」と漫画を描き始めたのがクワハリ先生の凄いところ。
最初はストーリーを一から考えるのも難しく、自分の高校時代を題材にしたエッセイ漫画をSNSに投稿。
自分の高校生活を一通り描き終えたところで、次はより話に起伏を作れるフィクションをと描き始めたのが「ふつうの軽音部」のプロトタイプでした。
作家としての経歴
クワハリ先生は漫画賞受賞経験も読切掲載経験もなく、いきなり「ジャンプ+」で「ふつうの軽音部」の連載が開始された異色の作家です。
投稿サイト「ジャンプルーキー!」に投稿していた「ふつうの軽音部」のプロトタイプがSNSで話題となり、担当編集者から声をかけられ作画の出内テツオ先生を紹介されて、2024年1月に商業デビュー。
「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門第1位を受賞するなど、一気に人気漫画家の仲間入りを果たしています。
先生自身は絵が下手なので商業デビューできるとは考えておらず、バズったらいいなぐらいをゴールに定めて漫画を描き始めたのだとか。
そのため作画を出内テツオ先生に任せることになった時も、折角練習した絵が描けなくなるといった想いは全くなく、原作者としてやっていこうという気持ちしかなかったと語っています。
「ふつうの軽音部」クワハリ先生の素顔
クワハリ先生は素顔非公開の作家さんです。
X(旧Twitter)などで使われているアイコンは「ふつうの軽音部」作中でも鳩野の脳内にたまに登場する「自意識アニマル」ですね。
インタビューなどの写真を見ると、顔は隠されていますが細身の健康的な雰囲気の男性だな~と。
「ふつうの軽音部」クワハリ先生は適当
こう書くと失礼かもしれませんが、クワハリ先生はあまり細かいことをしない、結構適当な性格をされているようです。
漫画を描き始めた経緯とか、漫画一本でやっていこうと仕事を辞めた時とか、「将来どうしようか?」といった悩みを抱えることなく、割とフラフラしながらゆる~くアクティブに行動してらっしゃる模様。
キャラクター設定や先の展開などもガチガチに固めているわけではなく、描いていく中で「どういう奴なんだろう」と考えながら決めているそうです。
先生のnoteに投稿された記事にもそうした適当さが滲んでいて、「ランチパックベスト100」とか「私が東海道を歩く10の理由」とか、先生の人柄が伝わってくる緩くて楽しい内容となっています。
「ふつうの軽音部」クワハリ先生のインタビュー
「ふつうの軽音部」が生まれるまで
クワハリ先生は「ジャンプルーキー!」のインタビューで、漫画を描き始めた切っ掛けやデビュー、「ふつうの軽音部」誕生の経緯について語っています。
「イラストを描き始めたけど上手くならない」→「漫画なら絵が下手でもなんとかなる」→「ジャンプルーキー!なら自分みたいに絵が下手でもいいだろ」
という驚異の三段論法で漫画を描き始め、投稿し、デビューに至ったというからすごいですね。
ちなみに軽音部というテーマを選んだのはクワハリ先生自身が高校時代軽音部に所属していてリアリティのある話が描けると考えたからだそうです。
キタニタツヤとの対談
クワハリ先生は「ふつうの軽音部」のファンだというキタニタツヤさんとも対談を行っています。
「ふつうの軽音部」はミュージシャンの間でも話題になっているそうで、妙にリアリティのある軽音部がミュージシャンにとっては共感性羞恥を掻き立てる恥ずかしい内容なのだとか。
音楽関連の話題だけでなく、お二人の創作への取り組み方とかの話も出ていて、非常に興味深い内容となっています。

コメント