今回は「ダイヤのA」の作者として知られる「寺嶋 裕二(てらしま ゆうじ)」先生について解説します。
寺嶋裕二先生は香川県出身の男性漫画家。
長らく週刊少年マガジンで人気野球漫画「ダイヤのA」を連載され、その衝撃的なラストには読者から少なからぬ賛否がありました。
本記事ではそんな寺嶋裕二先生のプロフィールや現在を中心に深掘りしてまいります。
「寺嶋裕二」先生のプロフィール
引用元:ダイヤのA/X
基本プロフィール
性別 | 男性 |
生年月日(誕生日) | 1974年5月10日 |
年齢 | 51歳(2025年5月現在) |
血液型 | O型 |
出身地 | 香川県仲多度郡まんのう町 |
寺嶋裕二先生は週刊少年マガジンで人気野球漫画「ダイヤのA」を連載されていた男性漫画家です。
小・中・高と野球に青春を捧げた左利き。
香川県立善通寺第一高等学校時代は一塁手、外野手を守っており、練習試合では当主経験もあったそうです。
漫画家を目指した切っ掛けは遅く、大学時代に高橋ヒロシ先生の「クローズ」を読んだこと。
大学卒業後に上京し、バイトをしながら漫画の持ち込みを行っていたそうです。
漫画家としての経歴
寺嶋裕二先生は持ち込みを始めて約一年程でマガジングランプリ(月例賞)で奨励賞を受賞。
第61回、第62回週刊少年マガジン新人漫画賞では連続して佳作を受賞し、1999年に62回受賞作の「メンバー」で読み切りデビューを果たします。
その後2002年には「マガジンSPECIAL」においてテニス漫画「GIANT STEP」で連載デビュー。
こちらは約2年で連載終了となりますが、読み切り「橋の下のバットマン(轟雷市の原型)」などを経て、2006年から「週刊少年マガジン」で「ダイヤのA」の連載がスタート。
これがアニメ化もされる大ヒット作となりました。
師匠筋は「GetBackers-奪還屋-」の綾峰欄人先生や「ミスター味っ子」寺沢大介先生らで、 アシスタントには「BLOODY MONDAY」の恵広史先生、「彼女、お借りします」の宮島礼吏先生らがいらっしゃいます。
「寺嶋裕二」先生とダイヤのA
「ダイヤのA」は言わずと知れた寺嶋裕二先生の代表作。
当時、高校野球漫画と言えば無名校のジャイアントキリングを描く作品が多い中、名門校を舞台にリアリティのある高校野球を描いていたことが特徴。
同時期に連載されていた野球漫画の中では野球人からも熱い支持を受けていました。
全81巻に渡る長期連載でしたが、2022年に一旦完結。
最終回がやや唐突で打ち切り染みた展開だったため、当時はネット界隈で一部炎上。
後に寺嶋裕二先生は体力的に週刊連載が厳しくなり、無理に話を進めてキャラクターの進路や人生を雑に決めたくなかったことから週刊連載での「ダイヤのA」は一区切りすることにした、と理由を語っておられました。
「寺嶋裕二」先生の現在(病気説)
寺嶋裕二先生は現在(2025年5月)、雑誌での連載はありませんが、活動自体は続けられています。
一部では病気を心配する声などもありましたが、読み切りや短期連載などは発表されており、現在は充電期間、あるいは体力に合わせて仕事をされているといったところのようです。
週刊連載は人間の仕事じゃないとよく聞きますし、先生ももう50代なのでやむを得ないところでしょう。
アニメはまだ続いており(2026年に「actⅡ Second Season」放送予定)、そちらの仕事もあるでしょうから無理のない範囲で続けていただきたいですね。
「寺嶋裕二」先生の新作
寺嶋裕二先生は「ダイヤのA」完結後、2025年に短期集中で「ダイヤのA actII 外伝 帝東VS.鵜久森」を連載されておられました。
これ以外にも2024年には「ヤンマガ」でボクシング漫画「KING’S ROAD」を掲載されており、これは現在もヤンマガwebで読むことができます。
チャンピオンを目指す新旧のボクサーがぶつかり合う作品で、野球以外でも寺嶋裕二先生らしい熱い展開は健在です。
「寺嶋裕二」先生の素顔(奥さん・結婚)
寺嶋裕二先生は素顔写真は非公開の作家さん。
ただ奥さんが漫画家の岡田有希先生(スピンオフ「ダイヤのC!! 青道高校野球部猫日誌」の作者でもあります)で、そのプライベートについては岡田有希先生のエッセイ漫画で垣間見ることが出来ます。
奥様と娘さんの三人家族。
奥様は33歳の時に子宮頸がんで子宮を摘出しており、作中ではそんな奥様を温かく支える寺嶋裕二先生の姿が描かれていました。
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