「阿久井真」~「青のオーケストラ」「心が叫びたがってるんだ。」作者、その出身や素顔、出産休載など~

 今回は「青のオーケストラ」「心が叫びたがってるんだ。」の作者として知られる漫画家「阿久井 真(あくい まこと)」先生について解説します。

 阿久井真先生は千葉県出身の女性漫画家。

 美麗で瑞々しい作風で人気の作家です。

 プライベートも順調なようで、2020年には産休による休載をとり、以降は育児をしながら不定期連載に切り替え奮闘中。

 本記事ではそんな阿久井真先生のプロフィールや素顔を中心に解説してまいります。

「阿久井真」先生のプロフィール

基本プロフィール

性別女性
生年月日(誕生日)不明
年齢不明
出身地千葉県

 阿久井真先生は「青のオーケストラ」「心が叫びたがってるんだ。(コミカライズ)」の作者として知られる女性漫画家です。

 千葉県出身で年齢などは非公表。

 一部で「青のオーケストラ」のモデルとなった千葉県立幕張総合高校シンフォニックオーケストラ部出身という誤った情報が流れていますが、同オーケストラ部出身なのは担当編集者の小林翔さんです。

 もともと絵を描くのが好きで、小学2年生の頃に漫画に出会い「私も描いてみたい!」と思ったことが漫画家を志した切っ掛け。

 インタビューでは「人としゃべるのが得意ではなかったので、自分というものを表現する手段として漫画を選んだ」と語っておられ、どちらかと言えば内向的なタイプのようです。

漫画家としての経歴

 阿久井真先生は2010年6月、「RUSH」で小学館の第66回新人コミック大賞佳作を受賞。

 「マギ」の作者として知られる大高忍先生のアシスタントとして経験を積み、「裏サンデー」で2013年に「猛禽ちゃん」で連載デビューを果たします。

 2015年には実写化もされたアニメ「心が叫びたがっているんだ。」のコミカライズを手掛け話題に。

 そして2017年から代表作である「青のオーケストラ」の連載が開始され、これがアニメ化もされる大ヒットとなり、現在に至ります。


「阿久井真」先生と「心が叫びたがってるんだ。」

 この作品は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の製作スタッフ「超平和バスターズ」が再集結し製作されたアニメ映画が原作。

 幼い頃、自分の言葉が原因で両親が離婚し、喋ることがトラウマになった少女・成瀬順が「地域ふれあい交流会」の実行委員に指名され、クラスメイトの坂上拓実・仁藤菜月・田崎大樹と出し物のミュージカルを通じて交流を深めていく青春ラブストーリー。

 阿久井真先生の、可愛らしくも活き活きとした作風が原作とマッチしていて、原作ファンからも好評でした。

「阿久井真」先生と「青のオーケストラ」

 「青のオーケストラ」は元天才ヴァイオリニストの少年・青野一を主人公とした青春群像劇。

 阿久井先生は葉加瀬太郎さんが好きでコンサートによく足を運んでいたそうなのですが、そこで担当編集者の小林さんが幕張総合高校オーケストラ部出身と判明したことがこの作品を手掛けた切っ掛け。

 そこから「青春✖音楽モノ」はどうだろうと打ち合わせが行われ、幕張総合高校に取材に行って作品が動き始めたそうです。

 担当編集者の経歴が上手く作用した好例ですね。


「阿久井真」先生の素顔は?

 阿久井真先生はプライベート非公開の作家さんです。

 顔写真など探してみましたが見つかりませんでした。

 SNSの投稿などを見ていると、端々に暗い青春を滲ませる発言が見られ、身バレすることを恐れていらっしゃるのかもしれません。

 ご結婚はされているようで、2020年には出産による「青のオーケストラ」休載が発表されています。

「阿久井真」先生の出産休載

 阿久井真先生の出産による当初の休載は3か月ほどでしたが、育児をしながらの漫画連載は非常に困難(荒川弘のような例外はいますが)。

 2020年以降は「青のオーケストラ」は定期連載から不定期連載に移行されています。

 出産直後2~3年はかなり緩やかな連載ペースとなっていましたが、徐々に連載ペースも回復。

 ただ同時期にアニメ化も進められていたため、育児をしながらとなると見た目の連載ペース以上にかなりハードなお仕事状況だったのではないかと思われます。

 無理することなく、お身体に気を付けて連載を続けていって欲しいですね。



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