今回は「モーニング」で連載中のオカルティックコメディ「出禁のモグラ」から、駄菓子屋「ぎろちん本舗」を営む謎の美女「浮雲（うきぐも）」について解説します。
浮雲さんは主人公のモグラが住む抽斗通りで駄菓子屋を営む謎の美女。
その正体は罪人であるモグラの看守で、モグラが住む銭湯も実は彼女が管理しています。
看守ではあるもののモグラの敵ではなく、かといって味方でもない不思議な立ち位置の存在。
本記事ではそんな浮雲さんのプロフィールや正体などを中心に解説してまいります。
目次
「出禁のモグラ」浮雲のプロフィール
引用元：TVアニメ『出禁のモグラ』
基本プロフィール（声優など）
浮雲さんは主人公のモグラが住む抽斗（ひきだし）通りで駄菓子屋「ぎろちん本舗」を営む謎の美女です。
外見は長いオレンジ色の髪を彼岸花の髪飾りで二つに結わえた目つきの鋭い女性。
髪の毛の束はそれぞれ四本に枝分かれしていて（左右で計八本・蜘蛛を象徴？）、いつも黒いシャツとズボン、ハイヒールを着用しています。
基本的には礼儀正しく穏やか、しかし超然としていて掴みどころのない性格の持ち主。
子供には優しく面倒見の良いところがあったり、趣味人でフリーダムなところがあったりと意外に楽しい女性ですが、境界を侵す存在には一切の容赦がありません。
アニメでの声優は庄司宇芽香さん。
駄菓子屋「ぎろちん本舗」の店主
浮雲さんは前述した通り抽斗通りで駄菓子屋「ぎろちん本舗」を営んでいます。
ただこの抽斗通りは霊の見えない一般人は基本的に存在に気づくことが出来ない、一種の隠れ里のような場所。
商売としては成り立っていません。
この抽斗通りは「あの世にも置けない奴」をしまっておく抽斗（ひきだし）で、浮雲さんの仕事はどちらかと言えばこの通りの管理そのものと言えるでしょう。
ちなみに「ぎろちん本舗」は電話もWi-Fi完備。
モグラの住む銭湯「もぐら湯」にはそうした設備がないため、何かあれば「ぎろちん本舗」の設備を使わせてもらっています。
「出禁のモグラ」浮雲の正体
浮雲さんの正体は罪人であるモグラを監視する看守。
人間ではなく神や妖怪といった類のあの世の住人です。
作者の前作である鬼灯様を彷彿とさせる容赦のなさがあり、彼のようにあの世の官吏であると思われます。
ただ浮雲さんが具体的にどんな存在なのか（神か妖怪か元人間か）は不明。
今のところ名前（うき”ぐも”）や手足のように動く八房の髪などから、恐らく「蜘蛛」に類する妖怪ではないかと予想されています（ゲームで使用していたプレイヤー名も「Orange Spider」だった）。
「出禁のモグラ」浮雲とモグラ
モグラは罪を犯してあの世から出禁を食らい、この世（人間道）で生きるという罰を受けている元神様。
浮雲さんはそんなモグラを見張る看守です。
ただモグラの行動を縛っているかというとそうではなく、彼が「この世で生きている」限り旅行に行こうが何をしようが特に咎めることはありません。
また、浮雲さんはモグラが霊体になって閉じ込められたり、「生きている」状態を犯すような問題が発生した場合には介入し、看守として囚人であるモグラを守ることもあります。
看守は囚人を見張り、周囲の悪意から守る一番の味方でもあるのです。
モグラは死ねませんが彼の肉体はそうではなく、肉体が死ねば近くの死体に憑りついて生き返ることを繰り返しており、浮雲さんはそんなモグラが使用した死体を弔う役割も担っています。
「出禁のモグラ」浮雲の強さ（能力）
浮雲さんは作中屈指の戦闘力の持ち主です。
体術に加えて八房の髪を自在に操り、作中では厄介の七体の亡者を一人であっさり一網打尽にしていました。
特別な能力とかではなくシンプルにステゴロが強いというのは鬼灯様に通じるものがありますね。
元神であるモグラを見張り、彼を悪意ある存在から護る役割を担っている以上、恐らくはあの世でも相当な実力者。
「鬼灯の冷徹」と世界観を共有していることを考えると、下手な神様より強いものと考えられます。
「出禁のモグラ」浮雲の趣味
浮雲はかなりの自由人で、看守としてモグラを見張りつつも、普段はそんなにやることがないのか現世の生活を楽しんでいます。
駄菓子屋を営んでいるのも趣味の延長らしく、ブラックサンダーやかっぱえびせんが好物で、お酒をラムネで割って飲むのがお気に入り。
また気に入ったものを突然はじめ、極めるまでとことん遊び尽くすタイプ。
かつては「シーマン」を何年も遊んでいたこともあるそうです。
駄菓子屋横のゲーム筐体にはマニアックなゲームばかりが導入されています。
作中ではオンラインゲーム「ブーギークラッシュ」でランキング3位の実力者でもありました。
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