今回は「モーニング」で連載中のオカルティックコメディ「出禁のモグラ」から、祓い屋・猫附梗史郎に憑く化け猫「ナベシマ」について解説します。
ナベシマは代々化け猫に憑りつかれている祓い屋一族の高校生(初登場時)・猫附梗史郎に憑く化け猫。
作中では猫附梗史郎の相棒として除霊に協力していますが、猫らしくフリーダムで中々扱いの難しい存在として描かれています。
最近は同じ化け猫のイケブクロさんに人気を奪われ気味?
本記事ではそんなナベシマのプロフィールや登場話、元ネタ(由来)などをイケブクロさんとの対比を交えて解説してまいります。
目次
「出禁のモグラ」ナベシマのプロフィール
引用元:TVアニメ『出禁のモグラ』
基本プロフィール(性別、声優など)
ナベシマは猫附梗史郎に憑りついている化け猫。
外見は顔の中心と足の先だけが白く、それ以外は黒い毛並みをした鋭い目つきの猫で、性別は雄(♂)。
身体つきは全体的にシュッとしています。
性格は猫らしく気まぐれで、「自分がカッコいい」ことが行動原理。
自分が注目を浴びていないとヘソを曲げて言うことを聞かなくなってしまいます。
アニメでの声優は村瀬歩さん(猫附梗史郎の声と同じ人)。
祓い屋・猫附家とは?
猫附家は代々化け猫に憑かれた一族で、彼らは自分たちに憑りついた化け猫を使役し祓い屋を営んでいます。
大臣のお祓いなど要人関連の仕事も受けていて、相当稼いでいるようです。
ただその代償として、化け猫に栄養や生命力を吸われてしまい、代々短命という呪われた家系(他にも色々苦労がある)。
現在は猫附藤史郎の曾祖父・桜史郎がモグラと契約し、モグラに鬼火(=生命力)の力を分け与えてもらい寿命を延ばしてもらうことで、人並みの人生が送れています。
ちなみに化け猫に憑りつかれている経緯は不明で、憑りついている化け猫も代々別物となっています(好かれる体質? 呪い?)。
「出禁のモグラ」ナベシマの強さ(能力)
ナベシマは並の霊なら余裕で祓ってしまう強力な力を持つ化け猫です。
除霊方法は捕食するか(食べて消滅させるのではなく、怨念やエネルギーだけを奪うイメージ)その爪や牙でダメージを与えて動けなくするというもの。
動けなくなった霊は放っておけば、あの世からお迎えがやってきます。
作中では現当主・猫附藤史郎に憑りつく化け猫・イケブクロさんの方が目立っていますが、これは猫を操る技術の差で、化け猫同士の能力に大きな差がある訳ではありません。
戦闘面以外では、胴体を異様に伸ばして周囲を偵察することも可能となっています。
「出禁のモグラ」ナベシマと猫附梗史郎
引用元:TVアニメ『出禁のモグラ』
ナベシマの主人である猫附梗史郎は、現当主・猫附藤史郎の一人息子。
初登場時は高校生で(作中で大学に進学した)、既に祓い屋見習いとして活動しています。
常に不愛想で人当たりはあまり良くありませんが、意外に面倒見はよく、何だかんだモグラやその知人のピンチには協力しています。
ガリガリで虚弱体質ですが、これはナベシマに栄養を吸われているためで、それを補うため実はかなりの大食い。
ナベシマを操る技術はまだまだ未熟で、作中ではナベシマが拗ねて使い物にならなくなってしまうこともあります。
「出禁のモグラ」ナベシマの元ネタ(由来)
ナベシマの名前の由来(元ネタ)は、江戸時代の佐賀鍋島藩にまつわる怪談「鍋島化け猫騒動」です。
これは佐賀藩主が公儀権力により竜造寺氏から鍋島氏に交代させられた鍋島騒動を元に創作された物語。
竜造寺氏の恨みが飼っていた猫に宿って化け猫と化し、鍋島氏を苦しめるものの、鍋島氏の忠臣が化け猫を退治して主人を救うという内容です。
出禁のモグラに登場する「ナベシマ」がこの元ネタの化け猫と直接の関係があるかは不明ですが、有名な化け猫に由来して猫附梗史郎が名付けた、というのはありそうですね。
「出禁のモグラ」ナベシマの登場話
ナベシマの初登場は原作第7話。
猫附梗史郎とセットで登場し、悪霊に追われるモグラ、真木君、八重子ちゃん、詩魚ちゃんのピンチを救っています。
所謂、悪霊へ対抗する力を持った霊能力者の相棒として登場し、実際その後もモグラたちのピンチを救ってはいるのですが、作中では同じ化け猫のイケブクロさんにいいところを持って行かれがち。
9~12話の100均での霊騒動では、活躍するイケブクロさんと対照的に、やる気を無くして何の役にも立っていなかったりと、少し残念なポジションに収まっています。
恐らく当初の予定では猫附藤史郎やイケブクロさんはもっと登場頻度を低くするつもりだったのでしょうが、そちらの登場が増えたあおりを受けてしまった印象ですね。




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