「星屑の王子様」ギンジ(銀治)~最凶DVオーナー、薬物常習、リキヤやレイとの過去、その手口~

 今回はマンガワンなどで茅原クレセ先生が連載中の超新宿系サディスティックコメディ「星屑の王子様」から、最凶DVオーナー「ギンジ(銀治)」について解説します。

 ギンジは主人公たちが働くホストクラブのオーナー。

 飄々とした態度の優男ながら裏の社会に通じたヤバイ御方で、犯罪や暴力沙汰にも躊躇せず、恐怖政治と巧みな人心掌握術でホストたちをコントロールしています。

 外道ではあるもののどこか憎めないというこの作品を象徴するようなラスボス。

 本記事ではそんなギンジのプロフィールやヤバイエピソード、人間関係(過去)を中心に解説してまいります。

「星屑の王子様」ギンジ(銀治)のプロフィール

基本プロフィール

 ギンジ(銀治)は主人公の源リキヤ天使レイらが働くホストクラブのオーナーです。

 外見は飄々とした雰囲気ながら、身体には全身びっしり刺青が入った年齢不詳の優男。

 性格はDVを極めた外道。

 儲けのためならホスト達に平気で女を売り飛ばすよう指示し、暴力沙汰にも嬉々として首を突っ込むヤベー人です。

 一方で人心掌握術にとても長けており、ホストたちを巧みな話術と恐怖政治で支配。

 これは部下のホストたちのDV営業の見本ともなっており、ギンジ自身リキヤやレイたちよりも女にモテています。

 過去の経歴については不明点が多いものの、ゴリゴリの広島弁を操り広島にもバーを持っていることから広島出身とされています。

ホストクラブ「エンペラーグループ」オーナー

 ギンジは主人公たちが働くホストクラブ「エンペラーファースト」を含めた多数の系列店を持つホストクラブグループ「エンペラーグループ」のオーナー。

 歌舞伎町だけでなく大阪や広島にも系列店を持つ大手で、そのオーナーであるギンジの詳細は間違いなく一流です。

 ただ業界では現状「Darlinグループ」が最大手。

 「エンペラーグループ」がトップとなるため、ギンジがホスト達をガン詰めしているというのがこの物語のバックボーンです。

 ちなみにホストクラブにはそれぞれ特色がありますが、「エンペラーグループ」の通称は「DV先進国」。

 こんなに素直に応援できない主人公組も珍しいですね。


「星屑の王子様」ギンジ(銀治)はヤバイ人

DVホストのトップ

 ギンジは柔らかな物腰でとんでもないDV外道です。

 客がDV未遂を起こしてホストがミーティングに遅れれば「自殺未遂くらいミーティング前にカタつけとけ」と一蹴。

「ホストたるもの、女の腎臓1個や2個捌けんでどうする」
「睾丸は300万で売れる。使わんなら換金したらええわ」

 など、恐ろしい発言がポンポン飛び出します。

 ただ恐ろしく女にはモテ、ギンジの前だとリキヤもレイも噛ませ犬扱いです。

ヤクザの下っ端なら瞬殺

 ギンジは裏社会に通じています。

 相手が下っ端ヤクザ程度であれば本人が手を下す必要もなく瞬殺。

 相当、裏社会に強い伝手があることが窺えます。

 普段はカズという屈強な舎弟が護衛として傍に控えていますが、いざ何かあればギンジ本人が嬉々として暴力沙汰に首を突っ込むことも多々。

 本人も相当腕っぷしが強いようです。

薬物デトックス

 歌舞伎町のホストはアルコールを抜くためにデトックス点滴を受けることがありますが、ギンジはそれ以外の用途でこの点滴を受けています。

 アルコールなら半分程度で十分な点滴をガッツリ二本。

 「尿検査」「反応でない」などのワードから、恐らく一般には流通していない薬物を抜くために点滴を受けていたことが示唆されています。


「星屑の王子様」ギンジ(銀治)とリキヤ

 本作の主人公の一人で「エンペラーグループ」ナンバー1ホストの源リキヤはギンジを苦手にしています。

 リキヤは元々根が真面目でホストも学費と出店資金を貯めるために始めました。

 そのため目標額の1000万を貯めたらホストを辞めるつもりだったのですが、その直前にギンジに無理やり1500万の高級腕時計をローンで買わされ、ホストから抜け出せなくされています(しかも何度も)。

 そうしてホストを続けている内に、ギンジに負けず嫌いな性格を煽られ、どっぷりホスト人生から抜け出せなくなったリキヤ。

 リキヤはギンジに転がされていると自覚しつつも、結局ギンジの思惑に沿ってホスト界のトップを目指すようになりました。

「星屑の王子様」ギンジ(銀治)とレイ

 本作のもう一人の主人公・天使レイはリキヤとは対照的にギンジをとても慕っています。

 レイは年齢を誤魔化してギンジが所有する広島のバーで働いていたところをギンジと出会い、ギンジにぶん殴られて癒されるDVテクニックに絆され、彼に懐く様に。

 ギンジの伝手で大阪のメンチカ、メンコンで活動した後、成人と同時にホストとして働き頭角を現すこととなります。

 ただギンジはレイが彼に懐けば懐くほどレイに素っ気なくなり、レイはギンジの歓心を買おうと余計に尻尾を振るように。

 レイはそれがギンジの手口だとは理解しつつ、上手いタイミングのフォローに絆されていいように転がされています。



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