「星屑の王子様」ヤシロ~エンペラービーストの女性ホスト、登場回(何話?)、目的と手口など~

 今回はマンガワンなどで茅原クレセ先生が連載中の超新宿系サディスティックコメディ「星屑の王子様」から、珍しい女性ホスト「ヤシロ卍アズマ」について解説します。

 ヤシロは「エンペラーグループ」の別店舗「エンペラービースト」に在籍する人気ホスト。

 ホスト界でも珍しい女性ホストで、偏見と罪悪感を巧みに利用した接客を得意としています。

 作中ではグループの方針を巡ってリキヤやレイと激突。

 本記事ではそんなヤシロのプロフィールや登場回(何話)を中心に解説してまいります。

「星屑の王子様」ヤシロのプロフィール

基本プロフィール

 「ヤシロ卍アズマ」は主人公の源リキヤ天使レイたちが働くホストクラブグループ「エンペラーグループ」に在籍する人気ホスト。

 リキヤたち「エンペラーファースト」とは別店舗の「エンペラービースト」に在籍しています。

 ホスト界でも珍しい女性ホスト。

 ただ外見に女性っぽさは全くなく、細身ではあるもののクールで危険な雰囲気を漂わせています。

 性格は物腰柔らかで理知的ではあるものの、腹の奥に鬱屈した煮えたぎるものを抱えているタイプです。

エンペラービーストの支配人

 ヤシロが在籍する「エンペラービースト」はギンジが経営する「エンペラーグループ」の中でも特に伸びている店舗。

 売り上げではリキヤたち「エンペラーファースト」が上ですが、「エンペラービースト」は経費をやりくりして宣伝費に回すなど工夫を凝らし、伸び率では「エンペラーファースト」を上回っています。

 ヤシロはその「エンペラービースト」の運営を任された支配人。

 作中ではギンジ相手にグループの運営体制について意見具申していました。

 ちなみにヤシロ個人の売り上げはエンペラーグループ全体で6位。


「星屑の王子様」ヤシロの登場回(何話?)

エンペラーグループの表彰式で初登場

 ヤシロの初登場は52話。

 エンペラーグループの年間表彰式で、トップのリキヤを後ろから狙うランカーの一人として登場しました。

 同時に登場した「らぶめろでぃ(女装ホスト)」「だいろく(直後に逮捕された)」と共に、エンペラーグループのホストらしい濃いキャラクターで移籍してきたばかりのジャックを驚かせていました。

こゆきへのアプローチ

 続く53~57話では「エンペラーファースト」の新人ホスト「ゆやぴ」の姫こゆきちゃんがヤシロに奪われそうに。

 ゆやぴと喧嘩したタイミングで街でヤシロに助けられたこゆきちゃんは、ヤシロの巧みな手口ですっかり沼ってしまいます。

 一時期はヤシロのためにAV出演まで考えたものの、売れっ子で女性のヤシロに気を遣い過ぎて追い詰められてしまったこゆきちゃんは、結局フォローにやってきたゆやぴとよりを戻していました。

大阪西征編

 58話以降もヤシロのエピソードは続きます。

 「エンペラーファースト」より売り上げが伸びている「エンペラービースト」に広告宣伝費を使って欲しいとギンジの元に意見具申しにきたヤシロ。

 リキヤ、レイと衝突したヤシロに対し、ギンジは喧嘩するなら決着は売り上げでつけろと、三人に大阪に遠征するよう指示します。

 そしてその売り上げ勝負の勝者の希望を一つ何でも聞いてやる、と。

 元々大阪で働いていたこともあるリキヤとレイが初日から売り上げを伸ばしていく中、気の強い大阪の客と相性の良くないヤシロは苦戦。

 しかしその独特の雰囲気で徐々に女性を虜にしていき……


「星屑の王子様」ヤシロの手口

 ヤシロの手口は女性ホスト特有の「偏見」と「罪悪感」と巧みに使っています。

 普通、女性ホストだと中々店外での駆け引きが難しく、客からあまり本気になってもらいにくいものですが、ヤシロは自分が女性であるということを最大限に利用。

 自分は女性だから何を言っても本気になってもらえないんじゃないかと言って客の罪悪感を煽り、巧みに自分に貢がせています。

 真面目な客ほど女性であるヤシロに「偏見」を抱いていないか、失言をしていないかと不安になり、自分の気持ちをお金で証明しなくてはと必死に。

 誰にでもハマるわけではなく、ヤシロに対し女性ホストだからと失礼な態度をとっていないか気にするような真面目な女性を狙い撃ちにしている印象です。

「星屑の王子様」ヤシロは男も女もキライ?

 ヤシロは男装した女性ホストですが、レズビアンというわけではありません。

 また男性が好きというわけでもありません。

 ヤシロは女性でトッププレーヤーということもあり、男性ホストからやっかまれ絡まれることも多く、そんなやり取りにいつもウンザリしています。

「男だ女だ」
「どっちだっていい」
「どっちも醜い」

 ヤシロがホストをしている背景には、性に対する鬱屈した何かがありそうです。



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