今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、原作者「タカヒロ」先生について解説します。
タカヒロ先生は元々ギャルゲー制作会社にプログラマーとして就職したものの、人手不足を理由に企画・脚本を任された作品が大ヒット。
その後シナリオライター、漫画原作者、小説家と幅広い分野で活躍することになった特異な経歴の持ち主です。
業界では姉萌えの先駆けとしても知られるタカヒロ先生。
本記事ではそんな先生のプロフィールや経歴、代表作を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」原作者タカヒロのプロフィール
基本プロフィール
性別 | 男 |
生年月日(誕生日) | 1981年生まれ |
出身地 | 東京都渋谷区 |
「タカヒロ」先生は作画の竹村洋平先生とタッグを組んで「ジャンプ+」で「魔都精兵のスレイブ」を連載する漫画原作者。
本名は今泉貴博。
漫画以外でも、ギャルゲーやアニメのシナリオ・企画などマルチに活躍しておられます。
東京都出身で中学時代に神奈川県に引っ越し。
学生時代は毎日ゲームセンターに通うほどのゲーム好きで、それがこうじて専門学校を経て、ギャルゲー制作会社「インターハート」にプログラマーとして入社することに。
その時点では漫画原作はおろか、脚本の書き方の基礎すら理解していなかったそうです。
プログラマーからシナリオライターへ
プログラマーとしてゲームメーカーに就職したタカヒロ先生でしたが、この業界は人手不足。
社内で企画を手掛ける人材が必要となった際、「小学校の時に作文をほめられた」だけのタカヒロ先生が急遽その業務を任されることになります。
その企画こそが後に姉萌えの草分けとして大ヒットする「姉、ちゃんとしようよっ!」ですね。
次作である「つよきす」もヒットし、シナリオライターとして頭角を現したタカヒロ先生は自分のやりたいものを作るために2006年に株式会社ホークアイ(みなとそふと)を設立して独立。
「君が主で執事が俺で」「真剣で私に恋しなさい‼」など続けざまにヒットを飛ばし、その地位を確立します。
その後はゲームだけでなくアニメ「結城友奈は勇者である」シリーズの企画原案や、「アカメが斬る!」の漫画原作を手掛け活動の幅を広げて行くことに。
そして2019年からは「ジャンプ+」で「魔都精兵のスレイブ」の連載が開始され、現在に至ります。
「魔都精兵のスレイブ」原作者タカヒロは姉萌え
タカヒロ先生はその作風からも明らかなように、生粋の姉萌えです。
最初に企画したゲーム「姉、ちゃんとしようよっ!」はタイトルからしてその性癖が前面に押し出されたものであり、業界に姉萌えブームを巻き起こしました。
それ以降の作品もタイトルこそ自重していますが、中身は姉キャラ(=年上の強い女性)がフォーカスされた内容となっています。
当時のギャルゲー業界は妹ゲーが多数存在したものの姉ゲーが少なく、それを嘆いたタカヒロ先生は自ら企画し、姉ゲーという領域を開拓していった形です。
漫画原作でも基本的に年上の強い女性を多く登場させており、その性癖は留まるところを知りませんね。
「魔都精兵のスレイブ」原作者タカヒロとみなとそふと
タカヒロ先生は株式会社ホークアイの代表です。
株式会社ホークアイはアダルトゲームブランド「みなとそふと」や「みなとカーニバル」などの母体。
自分の作りたいものを作るためにタカヒロ先生が立ち上げた会社でありブランドです。
タカヒロ先生は「インターハート」から独立してこの会社を立ち上げましたが、当時はまだ二十代半ばで、この決断は本当に怖かったと後のインタビューで語っています。
「みなとそふと」は「君が主で執事が俺で」「真剣で私に恋しなさい‼」などヒットを飛ばし、姉妹ブランドを多数立ち上げるまでになり、今なお活動の場を広げ続けています。
「魔都精兵のスレイブ」原作者タカヒロの代表作
勇者であるシリーズ(ゆゆゆ)
タカヒロ先生は姉萌え作品以外にもアニメ「勇者であるシリーズ」の企画原案を担当されています。
「勇者であるシリーズ」は香川県を舞台に「勇者部」に所属する少女たちが人類を守る為に戦う物語。
「鷲尾須美は勇者である」「結城友奈は勇者である」「乃木若葉は勇者である」「楠芽吹は勇者である」の四作品の総称ですが、一般には第二弾でアニメ作品の「結城友奈は勇者である」をもじって「ゆゆゆ」シリーズと呼ばれており、他の作品はその派生として扱われることが多いですね。
アカメが斬る!
「アカメが斬る!」は田代哲也先生とタッグを組み、月刊ガンガンJOKERで2010年から2017年にかけて連載されていたタカヒロ先生の初漫画原作作品。
復讐代行者というコンセプトの作品で、必殺シリーズを意識した内容になっています。
2014年にはアニメ化もされていて、タカヒロ先生らしい強い女性が多数描かれていました。
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