今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、信仰心溢れる美少女「ワルワラ・ピリペンコ」について解説します。
ワルワラ・ピリペンコは魔防隊八番組の組長。
見た目はクールは外国人美少女ですが、その中身は七番組組長・羽前京香を信仰するおもしれ―女です。
京香に対する信仰心は凄まじく、能力にまで影響を及ぼしています(領域展開? 固有結界?)。
本記事ではそんなワルワラ・ピリペンコのプロフィールや強さ(能力)、その過去を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」ワルワラのプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、血液型など)
身長 | 166cm |
誕生日 | 1月1日 |
血液型 | A型 |
声優 | ー |
ワルワラ・ピリペンコは魔防隊八番組の組長。
プラチナブロンドに碧眼の外国人美少女です。
基本的に無口無表情で、普段は極めてクール。
他の組とはあまり関りを持たず、同じ魔防隊の同僚からも謎めいた存在と思われていました。
好物は野菜(特にビーツ、トマト、カボチャ)。
趣味はカードゲーム。
出身国は不明ですが、ワルワラという名前はスラブ圏の女性名なので、恐らくはロシアなどの東欧の出身と思われます(現在は帰化して日本国籍)。
魔防隊八番組組長
ワルワラ・ピリペンコが率いる八番組は西方面を担当する部隊。
明言はされていませんが所謂外国人部隊に相当し、全員が日本以外にルーツを持つ隊員で構成されています。
副組長のプラチ・シェラワットは名前からしてインド系。
ジェナ・ステイプルズはアメコミっぽい変身能力の持ち主なのでアメリカ系でしょうか。
二人とも明るく社交的な性格をしており、ワルワラ・ピリペンコとの関係は悪くないようです。
「魔都精兵のスレイブ」ワルワラの強さ
能力「高遠なる大聖堂(パンテオン)」
ワルワラ・ピリペンコの能力は自分に有利な空間を創り出す能力。
元々は虚無空間を生み出す能力でしたが、羽前京香との出会いでその在り方が変化しています。
心象風景を投影した空間を生み出す能力ということで、ファンからは「領域展開」「固有結界」に似ていると言われていますね。
その能力は極めて複雑。
能力:高遠なる大聖堂(パンテオン)
羽前京香を崇める大聖堂を創り出し、そこに入った者の京香に対する態度によってもたらされる能力が変化する。
1:賛美
空間内の全員が京香に対し友好的な場合。
大聖堂内の京香像から癒しの波動が放出され全員が徐々に回復する。
2:説法
京香を良く知らない、懐疑的な者がいた場合。
空間内での暴力行為が禁止され、ワルワラによる一時間の演説が行われる。
3:聖騎士団
京香に対し敵対的な者がいた場合。
京香を尊敬する者の能力が向上し、ワルワラ自身には敵を咎める奇跡の力が与えられる(初披露の伏摩戦では氷を操る能力を獲得)。
4:聖戦
京香を侮辱する者がいた場合。
敵を滅ぼすため奇跡の力は更に強化され、京香像が動き出す。
なお、空間内では敵味方を問わず美徳とされる「誠実」「勇敢」「優しさ」にあたる行動をとると能力が強化され、それに反する者にはデバフ効果が付与される。
無窮の鎖・狛犬
作中でワルワラ・ピリペンコはスレイブ状態の優希を貸し出されています。
無窮の鎖・狛犬
ワルワラ・ピリペンコが借主となった形態。
ロボットのような姿をしていて、スピードは遅いが極めてパワフル。
動力源は京香への忠誠心であり、事実上無尽蔵のスタミナを持つ。
バリアを張ったりロケットパンチで敵を攻撃したり、非常にメカメカしくパワフルな形態。
必殺技として「罪滅光(つみほろぼしのひかり)」という、邪悪な者にだけ有効な光の玉を放つことが出来ます。
「魔都精兵のスレイブ」ワルワラの過去(京香)
ワルワラ・ピリペンコは犯罪組織を束ねる両親の下に生まれ、いずれその組織を継ぐものとして育てられました。
「ワルワラ・ピリペンコ」という名前も元々、組織を受け継ぐものに代々襲名されている名前です。
ワルワラ・ピリペンコはいずれ犯罪組織を継ぐ自分の将来を想い、心が冷めきっていましたが、ある時組織が山城恋によって滅ぼされ、ワルワラ・ピリペンコはその能力を見込まれて魔防隊にスカウトされます。
魔防隊に入った当初の彼女は変わらず冷めきっていましたが、研修で京香と出会い、その過去や生き様を知るうちに彼女のことを深く崇拝するようになりました。
京香本人はそのことに気づいていませんが、ワルワラ・ピリペンコは京香を支え続けることを心に誓っています。
ちなみにワルワラ・ピリペンコの母親は「北の魔女」と呼ばれたほどの強い能力者でしたが、山城恋には手も足も出ず蹂躙され捕縛されてしまいました。
現在は能力を封じる拘束具を着せられ陰陽寮に収監されているようです。
「魔都精兵のスレイブ」ワルワラの活躍
ワルワラ・ピリペンコの初登場は46話「組長集結」。
それまで未登場だった他の組長たちと共に登場しました。
しかしこの時点ではワルワラ・ピリペンコは戦闘シーンはおろか、一言もセリフを発することがなく、その美しいビジュアルを披露したのみで終わっています。
ワルワラ・ピリペンコの本格的な活躍は111話「八番組」から始まる七番組と八番組(+ベル)の合同訓練から。
当初彼女は京香に不埒な真似をする優希を嫌っていましたが、その忠誠心だけは認め、徐々に態度を軟化させていきます。
そしてベルに成り代わっていた八雷神・伏摩の正体が露見すると、ワルワラ・ピリペンコたち八番隊は伏摩と戦闘に(七番隊は八雷神・雷煉と戦闘)。
伏摩は強敵でしたが、聖戦を発動し、京香に命じられた「一組一殺」の使命に燃えるワルワラ・ピリペンコによって見事撃破に成功しています。
またその後の総組長選挙では、京香のために他の組長たちの説得に動きますが、そのあまりの信仰心の強さにドン引きさせてしまい……
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