今回は「BECK」「ゴリラーマン」の作者として知られる漫画家「ハロルド作石」先生について解説します。
ハロルド作石先生は愛知県出身の男性漫画家。
ユーモアとシリアスの入り混じった個性的な作風に定評がある青春漫画の名手です。
年齢を重ねてもコンスタントに作品を世に送り出し続け、現在は新作「THE BAND」を連載中。
本記事ではそんなハロルド作石先生のプロフィール(経歴)や作品、素顔を中心に解説してまいります。
目次
「ハロルド作石」先生のプロフィール
引用元:ハロルド作石(X)
基本プロフィール
性別 | 男性 |
生年月日(誕生日) | 1969年3月16日 |
年齢 | 56歳(2025年9月時点) |
出身地 | 愛知県 |
最終学歴 | 愛知県立守山高等学校 |
ハロルド作石先生は「BECK」「ゴリラーマン」の作者として知られる愛知県出身の男性漫画家です。
本名は作石貴浩(さくいしたかひろ)で、ペンネームの由来は力道山をスカウトしたレスラー・ハロルド坂田。
藤子不二雄A先生の自伝的漫画「まんが道」に感銘を受け、小学校の頃から漫画家を目指していたそう。
作中ではプロレスやバンドなど先生自身の趣味がネタにされることが多いですが、先生自身は音楽は好きでも自分で演奏したりバンドを組んだことはないそうです。
漫画家としての経歴
ハロルド作石先生は高校卒業と共に漫画家を目指して上京。
1987年に「そうはいかん」で第17回ちばてつや賞優秀新人賞を受賞し、同年に週刊ヤングマガジンでデビューを果たしています。
1989年には週刊ヤングマガジンにおいて「ゴリラーマン」で連載デビュー。
これが個性的な作風で人気を博し、第14回講談社漫画賞を受賞。
OVAやゲーム化もされる大ヒットとなり人気漫画家の仲間入りを果たします。
その後も講談社から「ストッパー毒島」「BECK」「7人のシェイクスピア」「RiN」など数々のヒット作を世に送り出し続け、特に「BECK」はアニメ化、映画化もされ社会現象を引き起こした先生の代表作となっています。
2025年から新作「THE BAND」の連載が開始され、現在に至ります。
「ハロルド作石」先生の過去作
「BECK」
「BECK」はハロルド作石先生初の少年漫画であり、一大バンドブームを引き起こした音楽漫画。
平凡な中学生コユキが、ギタリスト竜介との出会いを経て音楽にのめり込み、 バンド活動や竜介の妹・真帆との恋を通じて成長していくストレートな青春ストーリーです。
タイトルにもなっている「BECK」はコユキたちのバンド名で、元は竜介が飼っている犬の名前。
海外で活動する際は、他のミュージシャンと名前が被ることを避けるため、「モンゴリアン・チョップ・スクワッド」と名乗っています。
「ゴリラーマン」
この作品はゴリラそっくりの見た目をした高校生・池戸定治を主人公としたユーモアとシリアスが混在した物語。
ゴリラーマンと呼ばれる彼はユーモラスなキャラクターで転校早々に不良グループに気に入られ、彼らと行動を共にすることに。
しかし不良グループはゴリラーマンがとてつもなく喧嘩が強く、恐ろしい人間だということに気づいておらず……
「RiN」
「RiN」は漫画家を目指すうだつの上がらない少年・伏見紀人と、気の強いミステリアスな美少女・石堂凛の二人を中心に描かれる物語。
漫画家を目指す紀人の奮闘が描かれる一方で、凛との前世からの因縁などスピリチュアルなストーリーが同時進行していきます。
非常に壮大な内容ではあったのですが、最後は駆け足で突然完結してしまい、当時一部ファンからは「打ち切りか?」との声が上がっていました。
作品の人気を考えれば打ち切りではないと思われますが、途中までの展開を考えると物足りない内容であったことは確か。
ハロルド作石先生のモチベーションなどが影響していたのかもしれません。
「ハロルド作石」先生の新作「THE BAND」
2025年1月から月刊少年マガジンでハロルド作石先生が連載開始した新作は、「BECK」以来のバンド漫画「THE BAND」。
この作品はいじめられっ子の新木友平が、音楽や親友マタローとの出会いを経て、少しずつ自分を解放し、成長していくという物語。
今のところはほぼ「BECK」の序盤とほぼ同じ展開、焼き直しとも言える内容ですが、ここからハロルド作石先生がどう物語を展開していくのか注目が集まっています。
「ハロルド作石」先生の素顔
ハロルド作石先生の素顔は細身で人の良さそうなおじさん。
インタビューなどを拝見すると、大御所なのに非常に腰が低くて謙虚。
発言の端々から取材したバンドマンの方などへのリスペクトが溢れています。
イ ンタビューなどには普通に顔出しで応じておられますが、プライベートな情報発信はほとんどなし。
そのため、結婚しているかどうかなどは不明となっています。
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