今回はマンガワンなどで茅原クレセ先生が連載中の超新宿系サディスティックコメディ「星屑の王子様」から、おとり捜査官「ゆづき」について解説します。
ゆづきちゃんは風営法規制強化編で登場した女性おとり捜査官。
ホストをカス男と呼び、彼らをブタ箱にぶち込むことに全力を注ぐ曲者美女です。
作中では源リキヤに目を付け彼をしょっ引こうとしますが……
本記事ではそんなゆづきちゃんのプロフィールや人間関係、登場回を中心に解説してまいります。
目次
「星屑の王子様」ゆづきのプロフィール
引用元:茅原クレセ
基本プロフィール
ゆづきちゃんは風営法関連の犯罪を取り締まる女性警察官。
ホストをカスと呼び、おとり捜査官としてホストクラブに通って彼らの犯罪の証拠を集め、逮捕しその間抜け面を拝むことに最高の喜びを感じています。
外見はショートカットで猫のような雰囲気を漂わせた美女で、通常の職務中は眼鏡をかけています。
勝ち気な性格で目的の為なら手段を選ばないタイプ。
作中では風営法改正によるホストたちへの影響を描いたエピソードで、隠れて法律違反を犯すホストたちを取り締まる敏腕おとり捜査官として登場しました。
おとり捜査官とは?
リアルでも2025年から風営法が改正され(色恋営業の禁止など)、ホストたちに向けられる目はドンドン厳しくなっています。
ゆづきちゃんはそんな時代の変化を描くために登場したおとり捜査官。
ただおとり捜査官も何をしてもいいというわけではなく、犯罪を誘発しない範囲で犯罪を行う意思のある者を対象とした「機会提供型」は適法ですが、犯罪を誘発するような「犯意誘発型」は違法とされています。
この辺りの線引きは難しく、実際に逮捕した後で争われることもあるようです。
また色恋営業などの禁止行為についてもグレーゾーンが広く、上手く法律の隙間をつくホストと、それに苛立つゆづきちゃんのやり取りは見どころの一つですね。
「星屑の王子様」ゆづきはカス男絶対許さない?
ゆづきちゃんはカス男絶対許さないウーマンです。
ホストをカス男と呼び、その摘発の為なら自身が違法捜査に手を染めることも辞さないタイプ。
ただそれは正義感から悪人を許せないと言っているわけではなく、むしろ悪人の間抜け面を拝みたいという歪んだ嗜虐心からくるもの。
その証拠に、ホストの被害に遭った女性には同情の欠片もなく「阿呆な女」と吐き捨て、全員まとめてしょっ引いてやると宣言しています。
「星屑の王子様」ゆづきと源リキヤ
作中でゆづきちゃんが逮捕すべきカス男として目をつけたのが源リキヤ。
DV先進国「エンペラーグループ」のNo1ホストです。
ゆづきちゃんにとってリキヤは、ナリ、顔、態度、全てにおいて理想的な「大カス」。
絶対にリキヤを逮捕してやると、彼をロックオンして付け狙います。
ただリキヤは事前にSNS宣伝などを請け負っている「二郎ラモ」からゆづきちゃんの情報を得ており、どれほど付きまとわれても尻尾を出すことはなく……
「星屑の王子様」ゆづきの登場話(何話)
初登場では黒咲ノアを華麗に検挙(96話)
ゆづきちゃんの初登場は96話。
風営法改正に伴い、ホストたちを取り締まる警察官たちの一人として彼女は登場しました。
最初のターゲットとなったのは黒咲ノアで、彼は誇大広告看板により逮捕されてしまいます。
その逮捕の決め手となったのがゆづきちゃんのおとり捜査で、98話では黒咲ノアの客としてホストクラブに通い、彼の違法行為の証拠を掴む彼女の姿が描かれていました。
……というか、DVの衝撃をスリッピング・アウェーで逃がす婦警ってなんなんでしょうね?
次なる獲物としてリキヤに目をつける
黒咲ノアを逮捕した後もゆづきちゃんのおとり捜査は終わらず、98話では次なる獲物を求めて「エンペラーグループ」を訪れます。
そして99話では理想的な「大カス」としてリキヤに目をつけたゆづきちゃん。
彼女は絶対にリキヤを逮捕してやると、彼に狙いを定めおとり捜査を開始します。
しかしリキヤは彼女がおとり捜査官であるとの情報を仕入れていて、その対処の為に敢えて自分が彼女の相手をしており、全く尻尾を出す気配がありません。
ゆづきちゃんはあの手この手でリキヤの犯罪の証拠を掴もうとしますが……




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