「ケントゥリア」辺境伯ララワグ~元黒騎士にして天弓の第3席、ルーカスとの関係やその強さ、登場話など~

 今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、辺境伯「ララワグ」について解説します。

 辺境伯ララワグは元黒騎士であり西部国境を治める王国の重鎮。

 ルーカスの母親代わりを自認し、彼に協力しています。

 ただ現在も天弓の第3席として至高き君に忠誠を誓っており、主人公たちの味方というわけではありません。

 本記事ではそんな辺境伯ララワグの判明しているプロフィールや強さ(異能)、登場話を中心に解説してまいります。

「ケントゥリア」辺境伯ララワグのプロフィール

引用元:林士兵

基本プロフィール

 辺境伯ララワグは王国に仕える貴族で異能持ちの女性。

 至高き君に仕える元黒騎士(近衛)で、天弓(イーリス)の階層に属する王宮最高戦力の一人です。

 外見はまろ眉と異能の影響で三本ある腕が特徴の大柄な女性で、非常に快活な性格。

 ルーカスの母親(もちろん血は繋がっていない)を自称しており、彼のことをとても可愛がっています。

西部国境を治める元黒騎士(近衛)

 辺境伯ララワグは戦争状態にある西の国ルミルとの西部国境を治める貴族です。

 辺境伯というのは元々、中央から離れた辺境地域を治めるために大きな権限を与えられた地方貴族の呼称で、通常の伯爵より上位の権限を持っています。

 決して「辺境」だから田舎貴族という意味ではありません。

 ララワグは国王の近衛(黒騎士)だった人物で、その能力と忠誠心を見込まれて、この重要な地位につけられたと考えられます。


「ケントゥリア」辺境伯ララワグの強さ(異能)

 辺境伯ララワグは王宮最高戦力である最高位の異能者、天弓(イーリス)の第3席に名を連ねています。

 その二つ名は『増殖』で、腕が三本あることから自分の肉体を増やすタイプの異能と予想されますが、詳細は不明です。

 今のところ戦闘シーンなどはありませんが、第七席『屍泥』のヘーレムの見立てでは天弓の階層は第1席ならユリアン相手にも確実に勝て(ただし加護は考慮しないものとする)、第2席~4席なら条件次第で勝てる実力者。

 また、辺境伯ララワグはディアナの影に潜む夜の神海の神の存在にも気づいていて、単純な強い弱いだけではない底知れ無さを感じさせます。

「ケントゥリア」辺境伯ララワグとルーカス

引用元:暗森透(X)

 辺境伯ララワグはルーカスを実の息子のように可愛がっています。

 ルーカスは今でこそ王宮では無貌の黒騎士として正体を伏せて活動していますが、本来は至高き君の実子でれっきとした王子。

 母親がエイレ王妃の勘気を被り王宮を追放され、彼も王子を名乗ることができなくなっています。

 恐らくは辺境伯ララワグはルーカスの母親と親しく、ルーカス追放後に彼を引き取り、親代わりとして彼を育てたのではないかと推察されます。

 ルーカスが王宮勢力と対立してもルーカスたちには友好的で、むしろ彼を手助けするような行動をとっていますが……


「ケントゥリア」辺境伯ララワグと至高き君

 辺境伯ララワグは至高き君の元近衛であり重臣。

 ルーカスの縁でユリアンたちにも友好的ですが、

「自分は王宮側の人間だ。だから君たちの味方じゃない。決して信用しないよーに」

 と彼女本人も語っている通り、至高き君と対立して遠ざけられたわけではなく、今も彼に忠誠を誓っていることが窺えます。

 功績により至高き君の異能で寿命の軛から解放された存在(少なくとも150年以上生きている)。

 至高き君を殺すと予言されているディアナを見ても敵対する様子がありませんが、至高き君本人も今のところ積極的にディアナを殺そうとしていないことを考えると、至高き君とディアナの因縁について、かなり深い部分まで理解しているものと思われます。

「ケントゥリア」辺境伯ララワグの登場話

 辺境伯ララワグの名が初めて作中で登場したのは38話。

 西の国へと脱出したいがルートがないと悩むユリアンたちに、ルーカスが「自分は西部国境を治める辺境伯の知り合いだ」と告げ、その伝手で西の国へと脱出させることを提案していました。

 この時点で判明したのは「辺境伯」という地位と、元黒騎士であるということだけ。

 その後、辺境伯ララワグ本人が登場したのが74話。

 西部国境まで逃れてきたユリアンたちと対面し、その本名と天弓の第3席であることを告げています。

 今のところユリアンたちにも友好的ですが、辺境伯ララワグ自身も自分は味方ではないと宣言しており……

【まとめ】「ケントゥリア」キャラクター一覧



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