今回は「ジャンプスクエア」で連載中、アニメ化もされた大人気漫画「怪物事変」より、主人公を支える頼れる相棒「蓼丸 織(たでまる しき)」について解説します。
織は蜘蛛(アラクネ)と人間との間に生まれた半妖の少年。
隠神探偵事務所の一員で、作中では主人公・夏羽のサポート役を担っています。
外見や言葉遣いこそ粗暴で尖った印象ですが、実は冷静沈着な常識人。
本記事では織のプロフィールや能力、幼くして別離した母親との過去などを中心に語っていこうと思います。
「怪物事変」織(しき)のプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、体重、声優など)、爆豪に似てる?
年齢 | 14歳 |
誕生日 | 11月10日 |
身長 | 163cm |
体重 | 48kg |
給料の使い道 | 服、靴、ゲーム |
声優 | 花江夏樹(幼少期:くまいもとこ) |
蓼丸織は隠神探偵事務所の一員で、蜘蛛(アラクネ)と人間の間に生まれた半妖の少年です。
主人公・夏羽の相棒役で、世間知らずで猪突猛進なところのある夏羽を陰日向にサポートしています。
外見は鋭い三白眼が特徴的な粗暴そうな少年で、ヒロアカの爆豪にそっくり。
しかし性格は極めて慎重で沈着冷静。
やや口調に荒っぽいところはあるものの、内面は作中でも屈指の常識人です。
出身地は群馬県・錦糸郷。
物語開始の約8か月前から隠神探偵事務所に勤務しています。
夏羽への恩を返すために奮闘する相棒役
詳しくは後述しますが、織は幼い頃に父方の叔父によって蜘蛛(アラクネ)の母親と引き離されて育ちました。
そのあたりの記憶が曖昧だったこともあり、母親に対して不信感を抱いて育った織。
けれど両親に会いたいと願う夏羽と出会い、その真っ直ぐな想いに感化された織は改めて母親と向き合うことを決意します。
そして夏羽の助けもあって母親と再会することができた織は、夏羽への恩を返すため、彼が両親に会うための手助けをすると決めたのです。
元々あまり荒事は得意ではなかった織は、夏羽の手助けができるよう吸血鬼のミハイに師事するなどして自分の力を磨いていくことになります。
「怪物事変」織(しき)の能力と強さ
蜘蛛(アラクネ)と人間との半妖で、多彩な種類の糸を自在に操る
蜘蛛(アラクネ)の血を引く織は、体液を多種多彩な糸に変化させ、自在に操ることができます。
これまでに判明(開発)している能力は次の通り。
粘着糸
極めて強度と粘着性が高く、無理に剥がせば肉がこそげ落ちる。
溶解糸
ロウのような性質を持ち、高温だと溶け、低温になるとガチガチに固まる。
硬化糸
糸を硬化させ、刃物のように敵を切り裂くごとができる。
擬態糸(ステルス)
汗を透明な糸に変化させて全身に纏う(or自分の肉体を透明な糸そのものにしている?)ことで、自分の姿を相手から見えなくする。
繊維靴(スニーカー)
織がミハイとの特訓で編み出した技。
糸を靴状に成型して履くことで、両手を空けたまま崖などを自在に駆け回ることができる。
繊維靴・空型(スニーカー・エアモデル)
靴底に空気を取り込ませることで、高い跳躍力を実現。
繊維靴・棘型(スニーカー・スパイクモデル)
靴底に棘(というか杭)を生み出し、敵を貫く攻撃技。
段々「糸」ですらなくなってますね。
ここまでくると「形状自在で多種多彩な性質を付与した物質を生成できる能力」と言った方が正確かもしれません。
役割的にはサポーター、しかし繊維靴による移動と攻撃など徐々に万能に
織は能力こそ多彩ですが、身体能力はそれほど高くなく、性格的にもあまり戦いに向いているとは言えません。
また「糸」も便利ではあるのですが、紺の「炎」などと比べると、やはり攻撃力では劣ります。
その為、織の役割は基本的にサポーター。
敵の妨害や味方のサポートなど、集団戦でこそ活きる駒だと言えるでしょう。
また、擬態糸を使った隠密行動も可能ですし、何かあれば繊維靴で逃走可能と単品での使い勝手も良いです。
欠けていた攻撃力も繊維靴・棘型など徐々に改善しつつありますし、今後の成長次第では本当に手の付けられない万能な存在へなってしまいそうですね
「怪物事変」織(しき)とその過去(母、叔父)
叔父に騙され、母親と引き離された過去
人間であった織の父親は織が生まれる前に亡くなっており、幼い頃の織は母親と二人で暮らしていました。
しかしちょうど織が物心ついた頃、彼は母親と別離し、父方の叔父と暮らすようになります。
なぜ母親と離れ離れになったのか、その記憶は曖昧。
幼い頃は叔父に母親のことを尋ねていた織ですが、叔父は母親の体調が悪くて会えないのだというばかりで、いつの間にか織は母親が自分を捨てたのではないかと不信感を抱くようになります。
そしていつしか母親の存在に背を向けていた織ですが……
実際には母親は織を捨てたのではなく、叔父である蓼丸昭夫に研究材料として囚われ、利用されていました。
織が母親に会えなかったのも、織が研究の邪魔をしないよう、叔父が嘘をついていたからだったのです。
過去に向き合い判明した真実と妹の存在
生き別れの両親に会いたいと願う夏羽に感化された織は、叔父の元を訪れ、自分の過去と母親に向き合うことを決意します。
叔父から既に母親が亡くなっていると聞かされ密かに消沈する織でしたが、彼は故郷の地で忌まわしい過去の記憶を取り戻します。
それは幼い頃、自分の母親が叔父によって異形の怪物と無理矢理交配させられている場面。
この時、織は叔父によって気絶させられ記憶を失ってしまいますが、この出来事は彼の深層心理に刻まれ、トラウマにもなっていました(怖い場面に遭遇すると身がすくんで動けなくなる)。
真実を知った織は叔父と対峙し、隠神や夏羽の助けもあって、叔父の手から泉の底で密かに活かされていた母親を取り戻すことに成功します。
そして叔父の研究成果として生み出された異父妹・綾の存在を知り、綾と共に母親と再会することができたのです。
無事に家族と再会し、一つの大団円を迎えることができた織ですが、自分を母親、そして妹と引き合わせてくれた夏羽への恩を返すため、引き続き隠神探偵事務所の一員として働いています。
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