今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、作中に登場する最強の異能持ちたち「天弓(イーリス)」について解説します。
天弓とは「至高き君」に仕える王宮最強の異能持ちの集団。
王の近衛である黒騎士と一部キャラクターが被っていたり、必ずしも王に忠実でなかったりと立ち位置の分かりづらい存在です。
本記事では天弓とは何か、そのメンバーや関係者を中心に深掘りしてまいります。
目次
「ケントゥリア」天弓(イーリス)とは?
天弓(イーリス)とは王宮最強の異能持ちの階層を指す呼称。
イーリス(=虹の意)の呼称が示す通り、そのメンバーは最大七名で第1席が一番強く、数字が大きくなるほど序列は下になっていきます。
一つ下には月虹(ルナ)と呼ばれる階層があるようですが、この他にどのような区分があるかは不明。
天弓(イーリス)の詳しい選定基準は不明ですが「王宮最高戦力」との呼称から、忠誠心などとは無関係に純粋に異能持ちとしての強さで選ばれているものと考えられます。
第四席以上はユリアン相手(海の中は除く)でも勝ち筋のある実力者。
身体のどこかにひし形の飾りを身に着けているメンバーが多く、恐らくこれが天弓(イーリス)の証なのではないかと言われています。
「ケントゥリア」天弓(イーリス)のメンバー
《冥身》(第1席)
刀を持った黒髪の気弱でおどおどした女性。
普段はエイレ王妃に仕えており、ヘーレムらからは「処刑人」と呼ばれ恐れられている。
かつてルーカスから師匠と呼ばれていた。
《忘却》ヴェセルカ(第2席)
黒騎士の一人で精神支配の異能の持ち主。
《増殖》ララワグ(第3席)
元黒騎士で現在は辺境伯の地位にある女性。
異能によるものか腕が三本あり、ルーカスの母を自称している。
《群炎》(第4席)
右腕の無い精悍な男性。
アルコスの強さに心酔しているフシがある。
《竜概》(第5席)
黒騎士の一人で、凄まじい巨躯の持ち主で無口。
《聖杯》(第6席)
色黒で小柄な若い女性。
《屍泥》ヘーレム(第7席)
引用元:林士兵
遺体の一部を利用し、新たな生きた人形を生み出す異能の持ち主ヘーレム。
同性愛者で極めて醜悪な精神性の持ち主。
アルコスやアンヴァルの遺体を利用して手駒にしている。
また、現在のラクリマはエイレ王妃の命令で彼女が作った人形。
《水王》アルコス(元第1席)
引用元:林士平
天弓(イーリス)の中でも最強と言われた王子アルコス。
水を自在に操ることのできる異能の持ち主で、人体の内部の水分を直接操り対象を殺害することができるクソチート。
その力故か傲慢な精神性の持ち主だったが、行動自体は一貫して王国の利益になるものだった。
作中ではユリアンを一度は殺害するも、100人分の命のストックを持つユリアンは直ぐに復活し、その後よりにもよってユリアンの領域である「海」で戦いを挑んだことで返り討ちに遭い死亡している。
「ケントゥリア」天弓(イーリス)と至高き君
「王宮最高戦力」である天弓(イーリス)は国王である「至高き君」に仕えていますが、作中での描写を見る限り必ずしも「至高き君」に忠実というわけではないようです。
天弓(イーリス)はあくまで最高位の異能持ちに対する呼称で、その選定基準は(異能が)強いかということなのでしょう。
王宮内の立ち位置は不明ですが、かなり独立性の高い集団である模様。
「至高き君」からの命令を誰が実行するかや、天弓(イーリス)の降格などを自分たち独自の判断で行っているフシがあり、「至高き君」が直接コントロールしているわけではないようです。
「ケントゥリア」天弓(イーリス)と黒騎士
引用元:林士兵
天弓(イーリス)と混同しやすいのが王の近衛である黒騎士。
どちらも王宮に仕える強力な戦力という点では一致していますが、黒騎士は王に忠誠を誓った側近で、その選定基準には必ずしも異能持ちであることは含まれていません(アンヴァルが黒騎士の候補になっていたことから)。
ただ、現存する七人の天弓(イーリス)の内、二人は現役の黒騎士、一人は元黒騎士と、やはりそのメンバーは重なる部分が多いようです。






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