今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、変身能力を持つ八雷神「伏摩(ふくま)」について解説します。
伏摩は醜鬼を統べる八雷神の一柱で、山城恋の2Pカラー姿で登場した変身能力の持ち主。
変身・潜入による奇襲・暗殺を得意とし、基本的な戦闘能力も非常に高い強敵でしたが、作中では様々な不運も重なり八番組に敗北しています。
本記事ではそんな八雷神・伏摩のプロフィールや強さ(能力)、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」伏摩のプロフィール
引用元:竹村洋平/X
基本プロフィール
身長 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
声優 | ー |
伏摩(ふくま)は自らを「神」「人を滅ぼす存在」と語る八雷神の一柱です。
変身能力を持つ八雷神で(詳細は後述)、本来の姿は不定形のスライム状ですが、普段は魔防隊総組長である山城恋の姿をとっています。
キャラを区別するための作画上の演出でしょうが、山城恋とは色使いが異なり、肌は褐色で髪色はピンクの2Pカラー。
美意識が高いようで、山城恋の姿をとる理由は「綺麗でお気に入り」だからだそうです。
八雷神の中では比較的慎重で大人しい性格。
観察力も高く、彼我の戦力を冷静に分析できるタイプです。
ただやはり人間のことは基本的に見下していて、人間相手には悪辣で舐めた態度をとることが多いですね。
八雷神たちの中では二番目に若い
八雷神は大極を長女に、互いを兄弟姉妹のように呼び合っており、伏摩(ふくま)は上から七番目。
女性形の八雷神に対しては、紫黒を「紫黒姉」、空折を「空折姉」などと姉呼びしています(雷煉は呼び捨て)。
八雷神の中では気遣いが出来る穏やかな性格で、そのやり取りから姉たちに可愛がられていることが伝わってきます。
「魔都精兵のスレイブ」伏摩の強さ(能力)
変身能力(+変形・分裂)を持つ潜入要員
伏摩(ふくま)は変身能力を持ち、潜入・潜伏・暗殺を得意とする八雷神です。
変身能力(仮称)
肉体を変形させ他者に擬態する能力。
姿の変化は自由自在で他者から見わけがつかないほど精緻な擬態が可能。
ただし擬態した者の能力まではコピーできず、また記憶や経験を読み取るようなこともできないため、伏摩は他者に成りすます際には対象を事前によく観察し、その仕草や口調などを覚えてから変身している。
肉体の部分変化も可能で、手足や髪などを武器や触手に変形させて敵を攻撃することも可能。
さらに肉体を分裂させて分身体を作ることもできるが、分裂中は伏摩本体の能力が落ちるというデメリットも存在する。
なお、この分裂能力を使って動物を生み出す能力は「神使変化」と呼称されていた。
記憶や能力まではコピーできないものの、その分、変形や分裂が自由自在のフィジカル寄り変身能力。
変身能力もそうですが、何よりそれを十全に使いこなして敵中に潜り込む伏摩の観察力や演技力が凄いですね。
全力形態の戦闘力は組長級を凌ぐ
伏摩の得意分野は潜入・潜伏・奇襲ですが、戦闘ができないわけではなく、その戦闘能力も相当な物。
単純な戦闘能力では雷煉のような戦闘型の八雷神には劣りますが、変形能力を駆使したトリッキーな戦い方に加え、観察力や分析力も高く、ある意味では八雷神の中でもトップクラスに厄介な相手かもしれません。
八雷神としての全力形態をとると頭の上に光の輪が発生し、単純に出力が向上するだけでなく、雷も放つことが出来るようになります(ただし本人は飛び道具を苦手としている模様)。
神器変化・天沼矛(じんぎへんげ・あめのぬぼこ)
伏摩の切り札は、伏摩自身が槍に変化し高速で突進する技です。
神器変化・天沼矛(じんぎへんげ・あめのぬぼこ)
名前の由来は日本神話の国造りの神器から。
組長級が一目見て恐怖を覚えるほどの圧を有し、その威力は桁外れ。
本来この矛は他の八雷神(武器を扱うのが得意な雷煉・鳴姫・大極)に振るってもらってこそ本領発揮するものでしたが、作中ではその機会がないまま……
「魔都精兵のスレイブ」伏摩VSワルワラ・ピリペンコ
作中では月夜野ベルを不意打ちで倒し、彼女に成りすまして魔防隊に潜入していた伏摩。
伏摩は雷煉と連携し、羽前京香とワルワラ・ピリペンコを暗殺する予定でしたが、違和感に気づいた和倉優希によって正体を見破られてしまいます。
さらにワルワラの能力によって雷煉と分断され、伏摩は単独でワルワラ率いる八番組を相手取ることになってしまいました。
しかしそれでも開戦当初は八番組三人をたった一人で圧倒していた伏摩でしたが、ワルワラを動揺させようと京香の姿をとったとこで逆にワルワラが激昂。
ワルワラの能力の最終段階「聖戦」が発動し、更に組員三人を相手にして分裂体に力をとられていたこともあり、ワルワラたち八番組に敗北・死亡してしまいました。
「魔都精兵のスレイブ」伏摩の死亡と吸収
八番組に敗北し肉体は滅びた(死亡した)伏摩ですが、その精神は滅んでいませんでした。
戦いの前に和倉優希にキスをしてエキスが彼の体内に入っていたことが引き金となり、伏摩の精神は優希の精神世界に吸収されせ、精神世界で顕現することに。
先に優希の精神世界に吸収されていた空折が、精神が顕現しやすい土台を作っていたことも大きかったようです。
ただ肉体は完全に滅んでしまったため外の世界に干渉することはできず、優希と共存するしかない状態。
当初は色々不満もあったようですが、姉である空折がいることもあってか、現在は優希をからかいつつ、それなりに精神世界での生活を楽しんでいるようです。
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