今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、鷹見竜季(鷹見兄)の元バンドメンバー「糸ちゃん」について解説します。
糸ちゃんは鷹見竜季の元バンドメンバーで、彼の過去編におけるヒロイン的存在。
公園で弾き語りをする竜季に一目ぼれしてバンドを加入し、そこそこいいとこのお嬢さんらしいですが、当時はバンドに専念してフリーターでした。
竜季を神と呼んでいたことから幸山厘との共通点が噂された少女。
本記事ではそんな糸ちゃんのプロフィールや人間関係、登場話を中心に解説してまいります。
「ふつうの軽音部」糸ちゃんのプロフィール
引用元:ふつうの軽音部【公式】
基本プロフィール
糸ちゃんは鷹見項希の歳の離れた兄(9歳年上)、鷹見竜季の元バンドメンバーです。
黒髪ロングの目つきの鋭い少女で、竜季の4歳年下(本編開始時点で20~21歳)。
鷹見兄弟の過去編で登場し、初登場当時は15歳の高校生でした。
性格は気が強くて口が悪いものの、好意を抱いた相手には結構尽くすタイプ。
15歳で喫煙するなど問題児ではありましたが、元々いいところのお嬢さんで頭も悪くなかったようです。
高校卒業後はフリーターとなり、竜季とのバンドに専念していましたが……
担当パートはベース
糸ちゃんの担当パートはベース。
竜季のバンドは、ギターボーカルの竜季を中心に、糸ちゃんと竜季の高校時代の同級生だったギターの健とドラムの太一の四人からなるバンドです。
竜季は決して歌が上手いタイプではなかったものの鳩野と同じで独特の迫力と魅力があり、当時大阪ではそこそこ人気でした。
ただプロで食っていけるほどの実力はなく、健と太一は大学卒業、就職を切っ掛けに脱退。
その後はメンバーを変えて再始動したものの上手くいかず、ほどなくバンドは解散してしまっています。
「ふつうの軽音部」糸ちゃんと鷹見竜季(鷹見兄)
引用元:ふつうの軽音部【公式】
鷹見の音楽に一目ぼれ(神)
糸ちゃんは元々、公園で弾き語りしている竜季を見て一目ぼれし、バンドに加入したメンバーです。
本人はそれを「音楽的な意味での一目ぼれ」と誤魔化していましたが、竜季を異性として意識していることは健や太一には見抜かれていました。
糸ちゃんは口では厳しいツッコミを入れつつも、いつも竜季を最優先。
「あいつアホやけど あたしの神やから」
とまで発言しています。
というか、ベース担当で「神」発言とか、完全に幸山厘と鳩野ちひろの関係を意識してますよね。
ただ流石に糸ちゃんは厘ちゃんのような本物の信者ではありませんでした。
恋心を隠していたが……
ずっと竜季に対する恋心を隠していた糸ちゃん(少なくとも15歳から19歳までの4年以上)。
周囲にはバレバレでしたが、竜季本人には伝わっていなかったようです。
68話では一人で上京しようとする竜季に告白し、ついてこいと言ってくれと訴えますが、竜季は、
「今までありがとな 幸せに生きてくれ」
とその想いを振り払って上京しています。
「ふつうの軽音部」糸ちゃんの登場話(初登場)
糸ちゃんの初登場は66話。
鷹見項希の過去回想で、鷹見竜季(兄)のバンドメンバーの一人として登場します。
初登場時は子供嫌いと発言し項希とは少し距離がありましたが、項季が中学生になった頃にはすっかり仲良くなり、一緒にお茶するほどの関係になっていました。
周囲の人間と上手くいかない竜季のことを献身的に支えようとしていましたが、竜季は最後には糸ちゃんすらも振り切って、バンドマンとして潔く死ぬために一人上京しています。
「ふつうの軽音部」糸ちゃんの現在
68話で竜季に別れを告げられ大阪に残された糸ちゃん。
彼女が本編時点でどうなっているのかは今のところ語られていません。
糸ちゃんが竜季のいない場所で音楽を続けるとは考えにくいので、少なくともバンドはもうやっていないでしょう。
竜季と別れた時点で当時19歳のフリーター。
可能性としてありそうなのは、竜季の言った通り勉強しなおして大学に入っているというもの。
もしそうでないとしたら、竜季を追って東京に行ったという可能性も……?
コメント