今回は大人気恋愛漫画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」から、多くの顔を持つ万能近侍「早坂 愛(はやさか あい)」について解説します。
早坂愛は主人公・四宮かぐやに仕える近侍(ヴァレット)。
主人からの数々の無茶ぶりに応える苦労人で、作中では数々の顔を演じ分ける擬態の達人でもあります。
演じるペルソナの全てが嘘であり部分的な本質であるというややこしい少女。
本記事では早坂愛の基本プロフィールに加え、彼女が演じたペルソナや四宮家との関係を中心に語っていこうと思います。
「かぐや様は告らせたい」早坂愛のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、血液型、クラス、声優など)
誕生日 | 4月2日(公称) |
身長 | 不明 |
血液型 | AB型 |
家族構成 | 父、母 |
所属(クラス) | 2年A組 → 3年A組 |
部活動 | 帰宅部 |
声優 | 花守ゆみり |
実写版キャスト | 堀田真由 |
早坂愛は主人公の一人・四宮かぐやに仕える近侍(ヴァレット)の少女。
青い瞳と金色の髪を持つアイルランド人とのクォーターで、メイド形態、ギャル形態、男装、ノーマル女学生と、様々な顔を持つ擬態の達人でもあります。
四宮グループ幹部の娘でかぐやの乳姉妹。
幼い頃からかぐやに仕え、その無茶ぶりに振り回される苦労人で、しばしば転職希望を口に出しています。
もちろんかぐやのことは大切に思っているものの、現状に対するストレスは凄まじいものがあるらしく、就寝前には破壊動画を見ることが日課になっているそうです。
近侍としての技能・知識は超一流で、かぐやの住む別邸のとりまとめを行うとともに、学校ではかぐやの護衛役も担うなど身体能力・戦闘能力にも長けています。
ちなみに、正確な誕生日は公表されていませんが、赤坂先生が本来の誕生日なら学年が一つズレているとコメントしていることから、恐らくは4月1日か3月31日あたりだと推察されます。
かぐやの姉がわりだが、横浜妄想デートプランなど恋愛経験は皆無
早坂愛は世間知らずで恋愛音痴な四宮かぐやのフォローに回ることが多く、主従関係はあるものの、かぐやにとっては親友であり姉のような存在。
作中ではかぐやの恋愛面に関し、的確かつ遠慮のないアドバイス(ツッコミ)を行っていました。
とは言え、幼い頃からずっとかぐやの近侍として休みなく働き続けてきた早坂愛に恋愛経験などあるはずがなく、彼女も立派な恋愛初心者。
かぐやと比べれば理性があるだけマシですが、実際には初恋もまだで、背伸びしているだの耳年魔ですね。
そのため、後にかぐやが白銀と付き合い始めてからは、かぐやの恋愛マウントにかなりのいらだちと焦りを見せていました。
また、何かとプランを立てることが大好きで、妄想デートプランを立てることが密かな趣味。
横浜デートプランを提案した際にはかぐやにその闇深い行動を心配され、石上には実地経験の無さを見抜かれボロカスに叩かれていました。
「かぐや様は告らせたい」早坂愛のペルソナ(擬態)
早坂愛は擬態の達人で、作者からは演じる姿の全てが嘘であり、部分的な本質と言われるややこしいキャラクターです。
ここでは彼女のペルソナの数々を解説していきましょう。
スーパーメイド・早坂愛
早坂愛の基本形態で対四宮家向けの姿です。
クールで有能なスーパーメイド。
かぐやの姉がわりとして接することも多く、かぐやに対しては遠慮のない言動をしている姿が多く見られます。
ギャルモードの早坂愛
秀知院学院に通う学生としての早坂愛です。
学内ではかぐやとの繋がりは隠しており、接点を疑われないようにかぐやと対照的な性格とファッションを装っています。
人当たりの良い明るいギャルで、オシャレ好き。
友人はいるものの、普段は服やアクセサリーを買うためにバイトが忙しく、中々遊ぶ時間が作れないでいる、という設定です。
白銀にフラれた女、スミシー・A・ハーサカ
対白銀御行向けの擬態。
四宮家でメイドとしてバイトをしている、横浜在住でフィリス女学院に通うそこそこいいとこのお嬢様、という設定の明るい雰囲気の少女です。
メイドモードとギャルモードの中間のような設定で、非常に表情豊か。
かぐやの挑発に乗って白銀を落とそうと奮闘したこともありましたが、見事にフラれ自尊心を大いに傷つけられました。
イケメン執事ハーサカくん
対藤原千花向けの擬態。
藤原が四宮家に遊びに来た際には、正体が見抜かれないよう男装して対応しています。
明らかに悪ノリしており、ハーバードを飛び級で卒業した天才で戦災孤児、道楽で四宮家の執事をしているという意味不明な設定ですが、藤原には通用しています。
なお、藤原には白銀御行と男と男の非生産的な関係だと誤解されていました。
マザコン・早坂愛
彼女の中で最も素に近い一面です。
幼い頃から両親と離れて過ごしているためか、特に母親の愛情に飢えた重度のマザコン。
母親が体育祭の来れないと分かると電話越しに拗ねたり、三者面談で母親に会えると普段では絶対にあり得ないような甘えた姿を見せたり、一気に幼い印象に変わります。
ちなみに、父親も一応現存していますが、そちらに関しては一切関心を示していません。
「かぐや様は告らせたい」早坂愛と四宮かぐや(四宮家)
その正体は四宮家長男・黄光から送り込まれたスパイ
四宮かぐやの最側近、良き友人であり姉がわりとして、常にかぐやと共にあった早坂愛ですが、彼女には四宮家長男・四宮黄光が送り込んだスパイという裏の顔がありました。
早坂はかぐやに仕えながら毎日、黄光に彼女の情報を報告し続けていたのです。
かぐやの側からすれば裏切りですが、元々早坂家は黄光の派閥ですから、早坂としてはやむにやまれずといったところでしょう。
もちろん早坂のかぐやに対する愛情・友情は本物であり、かぐやにとって不利な情報は黄光にも隠していました。
しかしそれでも、かぐやを裏切っているという事実は早坂にとって耐えがたいものであり、常に押し潰されそうなストレスに晒されていたようです。
修学旅行以降は四宮家から離れ、かぐやのただの友達へ
かぐやを裏切っていた早坂ですが、かぐやが白銀と結ばれたことを期に、四宮家から離れることを決意します。
これ以上、黄光に隠し事をするのは限界だと判断したのでしょうね。
後任として他の者が送り込まれてこようと、その者にはかぐやも警戒して情報を漏らすことはないだろうから、自分さえ離れれば白銀御行というかぐやの弱点を隠すことができると。
修学旅行を最後にかぐやから離れることを告げると、早坂は彼女が持つ多くの情報を狙われ四宮家三男・雲鷹に拉致されそうになりましたが、黄光のスパイであることをバラされてもかぐやが早坂を許し、庇ったため、無事に四宮家から離れることができました。
それ以降、早坂愛はかぐやの近侍ではなく、ただの友達として彼女と接しています。
ちなみに、修学旅行のゴタゴタで髪の毛がバッサリいってしまったため、それ以降の早坂はボブカットになっていますよ。
「かぐや様は告らせたい」早坂愛のその後
早坂愛は秀知院卒業後、メイド時代の貯金を切り崩しながら世界各国を放浪しています。
時折、日本に帰ってきては一人暮らしを始めた藤原千花の家でグータラしているのだとか。
当初はかぐやの家に転がり込んでいたそうですが、あまりにグータラし過ぎて3日で追い出されたそうです(藤原は押せば何とかなる)。
現状ニート。
このままFIREを決め込むつこりでしたが、旅にもそろそろ飽きてきて働いていた頃の方が充実してたかもと思い始めた今日この頃。
「でも働くのだるいな」
「でも暇だな」
と思考ループしています。
誰より青春に飢えていた少女は、結果的に誰より長いモラトリアム、青春時代を満喫しているようです。
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