歴史

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「セシルの女王」感想&評価(ネタバレ注意)~エリザベス女王と重臣ウィリアムを描いた史実に基づく歴史ロマン~

 今回は「あさひなぐ」の作者「こざき亜衣」先生が描く歴史ロマン「セシルの女王」について解説します。 この作品はエリザベス1世の重臣、ウィリアム・セシルの若き日の姿を描いた物語。 謀略と愛憎に満ちたイングランド王家を、史実に基づき重厚なタッチで描いた本格歴史ロマンです。 エリザベス1世を女王にした男。 本記事では「セシルの女王」のあらすじと登場人物の解説を踏まえ、その魅力を深掘りしてみようと思います。
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「だんドーン」感想&評価(ネタバレ注意)~ハコヅメの作者が「日本警察の父」を描いた幕末コメディ~

 今回は「ハコヅメ」の作者・泰三子先生がモーニングで連載中の本格幕末コメディ「だんドーン」について解説します。 この作品の主人公はほぼ知名度ゼロの男「川路利良」。 後に「日本警察の父」と呼ばれる幕末の薩摩藩士で、「ハコヅメ」ファンには「天パじゃない源」と言えばイメージしやすいかもしれません。 話そのものはコミカルで読みやすい一方、複雑な時代の物語故の難しさもあるこの「だんドーン」。 本記事ではそのあらすじや登場人物の解説を踏まえ、忌憚のない感想を語ってみようと思います。
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「ツワモノガタリ」感想&評価(ネタバレ注意)~流派にリアルな新選組剣術バトル、”強さ”が丁寧に描かれていて面白い~

 今回は週刊ヤングマガジンで連載中、強さに一番リアルな新選組漫画「ツワモノガタリ」について解説します。 この作品は有名な新選組の隊士たちが幕末最強の剣客は誰かについて語り合う剣客バトル漫画。 ただ誰それが強い、天才だ、ではなく、彼らが背負う剣術流派に関して非常に丁寧な取材がなされており、強さの描写が非常にリアルな作品です。 本記事ではあらすじや登場人物の解説なども交え、この「ツワモノガタリ」の魅力について語っていこうと思います。
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「新九郎、奔る!」感想(ネタバレ注意)~ゆうきまさみ先生が描く、戦国大名のはしり「北条早雲」~

 今回はゆうきまさみ先生が現在ビッグコミックスピリッツで連載中の本格歴史漫画「新九郎、奔る!」を紹介します。 この作品は織田信長ら戦国大名が活躍する一昔前、後に「戦国大名のはしり」と呼ばれた「北条早雲」の若かりし頃を描いた作品です。 北条早雲は出自や年齢など諸説存在する人物ですが、この作品では最新の通説に基づき、従来のイメージとは異なる北条早雲が描かれていることも特徴の一つです。
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「応天の門」感想(ネタバレ含む)~本格平安クライムサスペンス、オタク喪女、白梅がかわいい!~

 今回はコミックバンチで連載中の本格平安クライムサスペンス「応天の門」について紹介します。 本作は、平安時代は物の怪の仕業と信じられていた数々の怪奇事件を菅原道真と在原業平のバディが解決していくというもの。 作中では事件の背景にある朝廷での勢力争いが並行して描かれており、それが後の菅原道真と藤原氏の対立に繋がっていく歴史作品でもあります。
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「チ。地球の運動について」の感想(ネタバレ注意)~真理、美しさに命を懸けた男たちの物語~

 今回は、魚豊先生がビッグコミックスピリッツで連載中の大スペクタル叙事詩、「チ。地球の運動について」について紹介したいと思います。 本作のテーマは地動説。神の名のもとに天動説が信じられていた中世ヨーロッパで、異端思想と言われながら己の信念に文字通り命を懸けた男たちの物語です。とにかくこの作品は熱い。熱すぎる。読んだ熱量をそのままに、感じたままをここで伝えさせていただきます。
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