今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、名取に付き従うかわいいお面の式「柊（ひいらぎ）」について解説します。
柊は祓い屋・名取周一が従える三人の式の一人で、角のついた一つ目のお面を被った女妖。
作中では大抵、名取の傍に付き従っており、三人の式の中で最も登場頻度の多い妖です。
ぶっきらぼうではあるものの優しく、名取に心からの忠誠を捧げている柊。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや素顔、名取との出会いなどを中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」柊（ひいらぎ）のプロフィール
引用元：劇場版 夏目友人帳 公式サイト
基本プロフィール（声優など）
柊（ひいらぎ）は祓い屋・名取周一に付き従う三人の式の一人。
角がついた一つ目のコミカルなお面を被った女妖で、作中ではいつも名取の傍に付き従っており、三人の式の中で最も登場頻度の多いキャラクターです。
初登場時はまだ名取の式ではなく、他の祈祷師の術で蔵護りとして使役されていましたが、名取によって解放され、以降は「柊」の名を与えられ彼の式として付き従っています。
性格は大雑把でぶっきらぼう。
基本的に名取以外には塩対応ですが、夏目のことは気に入っているようで、素っ気ない態度を取りつつも何だかんだ気にかけています。
声優は「ゆきのさつき」さんが担当。
その強さ～太刀を振るう中級の妖～
柊は名取の式ですが、特別に強い妖というわけではありません。
そもそも祈祷師に捕まって使役されていたことを考えれば、良い方は悪いですがああいう雑な方法で使役できてしまう程度の存在。
作中で明言されているわけではありませんが、ニャンコ先生（斑）や三篠（みすず）、ヒノエのような高位の妖と比較すれば確実に一段劣る印象です。
鈴のついた太刀を振るって戦う武闘派で、決して弱くはないのでしょうが特別な能力とかを持っているわけではなく、比較的強めの中級妖怪、といったところでしょうか。
「夏目友人帳」柊（ひいらぎ）と名取周一
引用元：アニメ 夏目友人帳 公式サイト
名取との出会いと式になった経緯
前述した通り、初登場時の柊はまだ名取の式ではなく、ある祈祷師の術で縛られ、蔵護りとして使役される存在でした。
そんな柊を依頼で祓おうとやって来たのが名取。
この時、名取もまた初登場でした。
夏目は偶然柊と知り合い、彼女が蔵に縛られた経緯や事情を聞かされます。
柊は祈祷師によって、蔵を開けようとする者を追い払う役割を果たさなければ、首の縄がしまりいずれ首が落ちてしまう術をかけられ、長年蔵に縛り付けられていました。
逃げようとしても逃げられず、諦めていたころに、柊は妖が見える人間の子供に出会ったそうです。
柊の右手の包帯は、その時の子供が巻いてくれたもの。
その子供は成長して祓い屋となって再びこの街を訪れました。
柊は自分が祓われればその子の手柄になると、自ら祓われるつもりでいたのです。
そしてその子供、祓い屋こそが名取周一。
柊は名取の張った陣に自ら飛び込んでいきます。
名取は柊のことを覚えていませんでしたが、夏目の行動が切っ掛けで柊と出会った過去を思いだすことに。
当時の名取は妖を見る力を持っていたために、周囲から不幸を呼び込む存在として疎まれていました。
しかしそんな時、偶然出会った柊は、名取にこう語りかけます。
「人の子供には」
「不幸を呼び込む力なんてないよ」
「お前は優しい子だよ」
「優しい、ただの子どもだよ」
「だから何も恥じることは無いんだよ」
「お前に会えてこんなに嬉しかったのだから」
全てを思い出した名取は、柊に掛けられた縄の呪縛だけを破壊することに成功。
解放された柊は、自ら名取に付き従い、彼の式となることを選びます。
「柊」という名前が与えられたのはこれ以降のことですね。
ぶっきらぼうな態度だが名取が大好き
「仮にも仕えようと」
「心に決めたなら」
「主を信じろ」
柊は名取のことを「主様」と呼んで慕っており、彼にだけは極めて忠実です。
名取への悪口には過剰に反応し、作中では名取にからかわれた夏目が「悪魔だ」と文句を言っただけで「貴様今度言ったら祟ってやるぞ」と脅しつけたほど。
名取と相性の悪いニャンコ先生のことは「ブサネコ」と呼び、よく言い争いになっています。
「夏目友人帳」柊（ひいらぎ）の素顔は？
柊は常に一つ目のお面を被っているため、その素顔に関しては分からない部分が多いキャラクターです。
唯一、初登場時のエピソード（アニメ1期9話）で、名取の陣で祓われそうになったとき、仮面の右上の部分だけが吹き飛び、彼女の右目が露わになったことが。
右目だけで顔の全体像は分かりませんでしたが、雰囲気からするとクールな雰囲気の美少女に見えますね。
今のところ柊の素顔が垣間見えたのはその一度だけですが、ネット上にはファンが想像した柊の素顔が多数創造されています。
「夏目友人帳」柊（ひいらぎ）と夏目貴志
柊にとっての一番は主である名取ですが、夏目のことも気に入り、何かと気にかけています。
口調や態度はぶっきらぼうで、夏目のことを「軟弱者」呼ばわりしたりしていますが、言葉の端々に夏目のことを気遣う様子が。
夏目が名取に相談に来た時には「よく来てくれた」と少し嬉しそうにしており、夏目の助けになれることを喜んでいます。
これが他の人間だったら「主様に厄介事を持ち込むな」となるでしょうから、妖も人間も分け隔てなく接する夏目のことを本当に気に入っているのでしょうね。
コメント