今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、ヤモリの痣を持つ祓い屋「名取 周一(なとり しゅういち)」について解説します。
名取は今売り出し中の人気俳優であり、裏で祓い屋をやっているイケメン。
作中では妖を見ることのできる夏目を気に入り、夏目の理解者として様々な助言や手助けを行っています。
一族との関係やその身に宿るヤモリの痣の存在もあって、妖に複雑な感情を抱いている名取。
本記事ではそんな彼のプロフィールや過去、ヤモリの痣や式神(柊)との関係を中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」名取周一のプロフィール
基本プロフィール(年齢・誕生日・身長・血液型・声優など)
年齢 | 23歳(初登場) |
誕生日 | 11月12日 |
身長 | 175cm |
血液型 | A型 |
職業 | 俳優/祓い屋 |
声優 | 石田彰 |
名取周一は今売り出し中の人気俳優であり、裏で祓い屋をやっている青年。
自分と同じように妖を見ることのできる主人公・夏目貴志を気に入り、彼と関りを持つようになります。
外見は自他共に認めるイケメンであり、作中ではきらめくイケメンオーラでしばしば周囲の女性たちを騒めかせていました。
眼鏡をかけていますが、これは伊達眼鏡ですね。
性格は一見飄々としていて余裕たっぷりの大人の男性ですが、根は結構血気盛んで情に厚いタイプ。
夏目からは「やさぐれている」とも評されており、面倒な人間関係や駆け引きを繰り返すうち、仮面を取り繕うことに慣れきってしまった男、という印象です。
能力~優秀な紙使いの祓い屋~
名取は祓い屋界隈でも有名な実力者です。
純粋な妖力・妖を見る力では夏目に一歩劣るようですが、作中では一族に伝わる紙使いの技を使いこなし、複数の式神を使役しています。
詳細は不明ですが、妖を祓ったり捕まえたりする時は紙人形のようなものを飛ばしていますね。
ちなみに伊達眼鏡をしているのは、若き日に出会った同業者のタクマから「ガラスを通せばより妖が見える」と教えられたためです。
「夏目友人帳」名取周一の過去
名取周一は没落した祓い屋の一族に生まれました。
名取の一族は元々紙使いの名門だったものの、力を持つものが生まれず衰退。
そんな中、一族に生まれたのが妖を見る力を持った名取周一です。
しかし一族の者は、今更妖の世界と関りを持つべきではないと名取周一を疎んじることに。
結果、祓い屋としての教育を受けることなく育てられた名取周一ですが、彼は幼少期に身体中を移動するヤモリの痣を見つけ、それを不快で不安に思い、それが何なのかを解明するため独学で妖関連の知識を習得していきました。
高校生の時には一族に黙って祓い屋の会合にも参加。
その際には同年代の名門祓い屋・的場静司とも知り合い、共闘したこともありました。
現在は実力で一族の名声を復活させ、その成功を周囲の祓い屋たちから妬まれるまでになっています。
「夏目友人帳」名取周一のヤモリの痣は?(左足)
前述した通り名取の身体にはヤモリの痣があります。
このヤモリの痣の正体は不明ですが、ある一か所を除き彼の全身を自由に移動しており、妖を見る力を持つ者にしか見えないことから、名取たちは妖の一種だろうと推測しています。
今のところ健康面など目立った悪影響はなし。
ただ名取が「実は寿命を喰われていたら困る」と発言していることからも分かるように、目に見えない悪影響があることは否定できません。
元々名取が祓い屋となったのは、このヤモリの痣をどうにかしたいと思ってのことでしたが、これに関しては今も進展がないようです。
なお、このヤモリの痣には唯一、名取の左足にだけは移動しないという特徴があります。
的場静司はこのことを「単純に考えれば、いつかその部分(=左足)がなくなるから」とも推測しており……
「夏目友人帳」名取周一と式神(柊・笹後・瓜姫)
名取は3体の妖を式神として従えています。
柊(ひいらぎ)
一つ目のお面を被った女性型の妖。
笹後(ささご)
牛のような角を持ち目隠しをした女性型の妖。
瓜姫(うりひめ)
額に赤い文字の入った黒髪、女性型の妖。
この3体の中で一番出番が多くて目立っているのが柊。
柊は物語開始当初は名取の式神ではなく、他の祈祷師の術で縛られた蔵護りとして登場しました。
そんな彼女を祓おうと現れたのが名取。
実は柊は幼い頃の名取に腕の傷に包帯を巻いてもらったことがあり、彼の手柄になるのならと自ら祓われることを選択します。
夏目たちの介入により、名取も祓う直前に柊のことを思い出し祓うことを中断。
以後、柊は名取の式神となり、彼のことを「主様」と呼び付き従っています。
「夏目友人帳」名取周一と夏目貴志
名取は主人公の夏目のことを気に入り、妖に入れ込み過ぎる彼のことを心配しています。
元々名取が夏目に目を付けたのは、夏目が名取の身体のヤモリの痣に気が付いたことが切っ掛け。
夏目に同じ妖を見ることができる仲間だと告げ、彼を祓い屋の助手としてスカウトします(夏目には断られますが)。
その後も、妖を見ることができるが故に周囲から疎まれた者としての共感から何かと夏目を気にかけ、手助けをするようになっていく名取。
夏目もそんな名取を信頼しつつも、名取が妖を憎んでいることを感じ取り、中々自分の秘密「友人帳」のことを伝えられずにいました。
しかし隠していることへの罪悪感もあり、ついに名取に「友人帳」の秘密を打ち明ける夏目。
そのことを聞いた名取は夏目の前では静かにそれを受け入れていたものの、直後「そんな危険なもの、燃やしてしまえばいいのに」と呟いており……
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