「夏目友人帳」夏目貴志~プロフィール(身長・誕生日など)や髪色の変化、両親や祖父母など~

 今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、本作の主人公「夏目 貴志(なつめ たかし)」について解説します。

 夏目貴志は生まれつき高い妖力を持ち、幼い頃から周囲との違いに苦しんできた少年。

 作中ではニャンコ先生と祖母が遺した「友人帳」との出会いをきっかけに様々な妖や優しい人々と出会い、少しずつその心を癒していくことになります。

 両親や祖父の存在など、未だその生い立ちに関して謎の多い夏目貴志。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。

「夏目友人帳」夏目貴志のプロフィール

基本プロフィール(年齢・誕生日・身長・血液型・声優など)

年齢15歳(初登場時)
誕生日7月1日
身長167cm
血液型B型
好きなもの猫、黒ニャンコ
声優神谷浩史(幼少期:藤村歩)

 夏目貴志は妖が見える力を持つ本作の主人公。

 幼くして両親を亡くし、妖が見えるせいで奇行を繰り返す子供として周囲から疎まれ、親戚をたらい回しにされてきた過去を持つ少年です。

 作中では遠縁の藤原夫妻の元に引き取られ、祖母の夏目レイコが遺した「友人帳」、ニャンコ先生との出会いをきっかけに様々な妖や優しい人々と出会っていくことになります。

 外見は線の細い女顔の美少年。

 「もやし」「白アスパラ」などと評される体型もあって、夏目本人は外見にコンプレックスを抱いています。

 ちなみに髪色は原作漫画では「灰銀」ですがアニメでは「薄茶」に変更されており、これは銀髪だと他のキャラと並んだ時に老けて見え、余計浮世離れして見えてしまうからだそうです。

 性格はやや内向的で繊細。

 心優しく他者に感情移入し過ぎてしまうところがあり、幼い頃に周囲から疎まれていたことも「自分が普通じゃなかったからだ」と考える自罰的な一面もあります。

能力~祖母譲りの強い妖力と友人帳~

 夏目貴志は一般家庭の生まれですが、極めて強い妖力の持ち主。

 妖と人や動物が区別できなくないほどの強い霊視能力があり、このことが妖が見えない周囲と溝を作る原因となっています。

 形式だけ整えた初めて使う術が発動するなど祓い屋としても強い素質を持ちますが、本人は妖を傷つける祓い屋の存在に否定的で術を覚えようとはしていません。

 必殺技は物理パンチ(げんこつ)。

 ギャグ補正もあるのかもしれませんが、決まれば一撃で妖を沈めることも可能です。

 

 また祖母が遺した「友人帳」は祖母が生前妖たちに喧嘩を吹っかけ、勝利して妖の名を書かせた冊子。

 名を縛られた妖は所有者に従わなければならないという強力な禁呪でもあるのですが、夏目はこの「友人帳」を使おうとはせず、出会った妖たちに名を返し続けています。


「夏目友人帳」夏目貴志の両親(幼少期)

 夏目貴志の両親に関しては、作中であまり詳しいことが語られていません。

 母親は夏目が生まれてすぐに命を落とし、父親もその数年後に死亡。

 死因やどんな人たちだったのか、妖を見ることができたのかなど含め、何も分かっていません。

 夏目も当時は幼かったので、母親は勿論、父親に関しても薄っすらとした記憶しか残っていないようです。

 以後、夏目は藤原夫妻に引き取られるまで親戚の家を転々とすることに。

 妖を見る力を持つせいで周囲には嘘や奇行の目立つおかしな子供だと疎まれ、夏目も自然と周囲から距離をとり、家でも学校でも周囲に馴染むことができませんでした。

 そのため、一時は施設に預けられていたこともあったようです。

「夏目友人帳」夏目貴志の人間関係

 夏目貴志は遠縁の藤原滋(ふじわらしげる)、藤原塔子(ふじわらとうこ)夫妻に引き取られ、一緒に暮らしています。

 藤原夫妻には子供がいないこともあり、夏目のことを実の息子のようにかわいがっています。

 学校では西村北本といった男友達とは秘密こそ伝えていませんが良好な関係。

 また田沼多軌とは妖の存在や友人帳の秘密を共有し、本音を吐露できる関係を構築しています。

 祓い屋の名取のことは信頼していますが、その職業故に友人帳のことをずっと秘密にしており、最近になってようやく秘密を打ち明けることができました。

 幼少期の経験から対人関係には消極的で、あまり人と関わろうとしていませんでしたが、作中では徐々に改善の兆しが見られます。


「夏目友人帳」夏目貴志の祖母・レイコ

 祖母の夏目レイコは物語開始時点で故人。

 作中では回想シーンにのみ、若い頃のセーラー服姿で登場します。

 夏目貴志と同様に強い妖力を持ち、人と馴染めなかった模様。

 人も妖も嫌いと公言し、勝気でハチャメチャな性格で妖に喧嘩を吹っかけてはその名を友人帳に書かせていたようです。

 当時を知る妖たちから語られる断片的な情報によって人物像が構築されている人物。

 夏目貴志は会ったこともありませんが、自分と同様に妖を見ることができたレイコに強いシンパシーを感じています。

「夏目友人帳」夏目貴志の祖父

 夏目貴志が夏目レイコの孫、ということは、人間嫌いだった彼女にも当然、夫に当たる人がいたことになります。

 しかし作中では夏目貴志の祖父の情報はほとんど語られていません。

 その存在(正確にはそれらしき人物)が作中で最初に登場したのが、名取に連れられて行った箱崎邸。

 そこを守る龍の式に、過去にお前に似た人物に会ったことがあると告げられた夏目は、いつものようにきっと祖母のレイコのことだろうと応じますが、

「いや、男だ」
「むかしお前に面差しのよく似た」
「男にあったことがある気がする」

 これを聞いた夏目は、その人物が自分の祖父なのでは、と考えたのです。

 ただ、実際にその人物が夏目の祖父なのかは不明。

 恐らくこの祖父の正体こそが、祖母レイコと友人帳をめぐる物語の核になってくるものと考えられます。

【まとめ】「夏目友人帳」キャラクター一覧



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