今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、友人帳に名前を預けた妖の一人「リオウ」について解説します。
リオウは紅峰たちから主様と呼ばれている高位の妖。
作中では人間に封印され、不完全な形で封印が解かれたため、ニャンコ先生と色違いの「黒ニャンコ」姿で登場しました。
僅か一話の登場だったものの、印象深い妖でファンからの人気も高いリオウ。
本記事ではそんなリオウのプロフィールや登場回を中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」リオウ/黒ニャンコのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
リオウは夏目レイコとの勝負に負け、友人帳に名を書かされた妖の一人です。
当初は人間に封印されていましたが、偶然にも主人公の夏目貴志に封印を解かれることに。
ただ友人帳に名を預けたままだったため完全に封印を破ることが出来ず、ニャンコ先生と色違いの黒ニャンコ姿で登場することとなります。
本来の姿は青白い髪と天使のような翼を持つ美青年。
人間に好意的で、とても心優しい妖です、
声優は松風雅也さんが担当。
人間の猟師に助けられた過去
リオウはかつて罠にかかって足を怪我していたところを人間の猟師に助けられたことがあり、人間に対してとても好意的。
助けられた後も、の猟師とは子供の姿で交流を重ねていました。
黒ニャンコ姿で登場した際も夏目に身体を洗われながらご満悦そうで、ここまで人間に好意的な妖は珍しいですね。
人間に封印されていたのですから多少は人間を恨んでいても良さそうですが、そうしたことは全くなく、作中では配下の妖たちによって人間が傷つくのを止めようとしていました。
「夏目友人帳」リオウ/黒ニャンコの登場回
奪われた友人帳/先生、黒色になる?
リオウの登場回はアニメは第2期1話の「奪われた友人帳」、原作はコミックス3巻9話の「先生、黒色になる?」です。
エピソードとしては、夏目がいつものように妖に追いかけられている時、偶然奇妙な縄を切ってしまい、リオウの封印を解いてしまいます。
しかしリオウは友人帳に名を預けたままだったため、完全に封印を解くことができず、ものを喋ることもできない黒ニャンコの姿になってしまいました。
その後、夏目の部屋に現れるリオウ(黒ニャンコ)ですが、彼は何故か友人帳を奪って逃走。
慌てて夏目たちが追いかけると、そこには何故か大量の妖たちが集まっています。
その妖たちは封印された「主様」を救うため、封印場所に襲撃をかけるという話をしていて……
暴走する妖たちを止めるため友人帳を奪う
実はこの妖たちが「主様」と呼んでいた存在こそがリオウ。
リオウは既に封印から解かれていたのですが、ちんちくりんの黒ニャンコ姿で喋ることもできないのでは、配下の妖たちに自分が「主様」だと信じてもらうこともできません。
妖たちが襲撃を行えば人間にも被害が出てしまう。
そのことを嫌がったリオウは、自分の代わりに夏目に妖たちを止めさせようと、友人帳を奪って夏目を妖たちのところに連れてきました
最終的に夏目がリオウにその名を返し、リオウが完全に復活したことで妖たちの襲撃は食い止められることとなります。
「夏目友人帳」リオウの強さ
リオウは数多の妖に「リオウ」と呼ばれる高位の妖です。
作中ではその力を振るう機会はありませんでしたが、格で言えば大妖怪である斑(ニャンコ先生)や三篠にも劣らぬ印象。
ただ過去回想で罠にかかって傷ついていたり、人間に封印されていた所を見ると、純粋な強さで言えば実はそれほどではないのかもしれません。
その風貌からしても強いというより高貴な妖。
ひょっとしたら「神格」持ち(大妖怪でも不敬を働けばただではすまない格の持ち主)かもしれません。
もしそうだとしたら、封印されたのは人間への好意を利用された、ということなのでしょうね。
「夏目友人帳」リオウと紅峰
リオウを「主様」と慕う妖の一人に紅峰(べにお)という女妖がいます。
顔の右に大きな蝶が止まっていて、ニャンコ先生とは古くからの知り合い。
斑としての先生を慕っていて、大福のようなニャンコ先生の姿を見た時は「斑様がちんちくりんにー!」と嘆いていました。
人間に対しては非好意的。
リオウが封じられたこともあって、余計にその想いは強くなっているようです。
ただリオウを助けてくれた夏目にだけは恩義を感じ一定の敬意を払っており、以降は中級たちが作った「夏目組犬の会」の一員として準レギュラー出演しています。
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