「ワンパンマン」ジェノス~サイタマを慕うサイボーグヒーロー、タツマキとのフラグ、その強さと数々の技、家族を殺した黒幕~

 今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、サイタマを先生と慕うサイボーグヒーロー「ジェノス」について解説したいと思います。

 ジェノスは全身を高度な科学技術で改造した高性能サイボーグ。
 作中において最もサイタマの強さを理解し、彼を慕って弟子入りしたS級ヒーローです。

 物語の性質上、どうしてもやられ役としてのイメージが強いジェノスですが、作中では飛躍的な成長を遂げており、今やその実力はヒーローの中でもトップクラス。

 本記事ではそんなジェノスの強さ(技)や過去、サイタマ・タツマキらとの関係を中心に語っていこうと思います。

「ワンパンマン」ジェノスってどんな奴?(声優含む)

基本プロフィール(年齢、身長、体重、ランキング、声優など)

年齢19歳
身長178cm
体重非公開
好きなものサイタマ先生の教え、オイルサーディン
嫌いなもの先生を見下す者、使いにくい電子機器
趣味ネットサーフィン、読書、日記(記録)
ヒーローネーム鬼サイボーグ
ランキングS級17位→14位
声優石川界人

 ジェノスは全身を高度な科学技術によって改造されたサイボーグ戦士。

 登場当初はヒーロー協会には所属せず独自に怪人たちと戦っていましたが、主人公サイタマの誘い(一緒に登録してくれたら弟子にしてやる)で彼と共にヒーロー協会に所属することになります。

 外見は金髪と黒い網膜・金色の瞳孔が特徴のイケメンで、首から下はサイボーグらしくメカメカしい装甲で覆われています。

 性格は基本はクールでマイペース。
 心の奥底ではかつて家族を奪った狂サイボーグへの怒り(後述)が渦巻いており、登場当初はやや心に余裕のないキャラクターでしたが、徐々にサイタマに毒され図太く成長していきます。

 サイタマの強さやあり方に心酔し、サイタマを侮辱されると怒りを露にする先生大好きっ子。

 サイタマの弟子としてアパートに住み込み、家事をこなしながら日々サイタマの言動を日記(記録)に書き留めています。

 しかしそうした部分を除けば正義感溢れる模範的なヒーローで、恐らく作中で最もヒーローらしい活躍をしているのがこのジェノスでしょう(最後勝ちきれないところは除いて)。

その過去と恩師と慕うクセーノ博士(死亡フラグ)、黒幕ボフォイ博士

 ジェノスがサイボーグとなったのは4年前、彼が15歳の時でした。

 暴走サイボーグによって家族と故郷を失ったジェノス。
 彼もまた瀕死の重傷を負いますが、その暴走サイボーグを追っていたクセーノ博士によって助けられます。

 そしてジェノスは復讐のためクセーノ博士に頼み込み、サイボーグ化手術を受けて悪と戦う戦士となったのです。

 当初はジェノスを自身の復讐の道具として利用しようとしていたクセーノ博士ですが、今では情が湧いてジェノスを自分の孫のように大切に思っています。

 そしてジェノスも、恩人であるクセーノ博士に対しては、サイタマ以外では唯一混じりけのない敬意を向けています。

 ちなみに、原作版ではジェノスたちの仇である暴走サイボーグは、S級ヒーロー「メタルナイト」ボフォイ博士が作ったものであると駆動騎士の口から語られています(一時期、クセーノ博士黒幕説も流れていましたけど)。

 ボフォイ博士の目的はヒーロー協会の内部から徐々に組織を弱らせ、切り崩すこととされていますが、駆動騎士の言葉が真実かどうかは、未だ明らかとなっていません。


「ワンパンマン」ジェノスの強さ(技)

敵を倒してパーツを入手 → 改造してパワーアップ

 ジェノスはヒーロー協会に登録するなり最上位であるS級に認定された実力者です。

 サイボーグ化による高い身体能力と多彩なギミックを使いこなす力と技のバランスがとれた万能型。

 物語の都合上、どうしてもサイタマ(にやられる敵)の強さを引き立てるやられ役となることが多いものの、ジェノスが強いことは紛れもない事実です。

 物語序盤では災害レベル「鬼」(5段階で上から3番目)の怪人にも苦戦していましたが、敵を倒してそのパーツを自分に組み込むことでどんどんパワーアップを遂げていき、災害レベル「竜」(5段階で上から2番目)の怪人を複数撃破するまでに成長しています

 間違いなく、S級ヒーローの中でもトップクラス(タツマキみたいな本当の最上位には及ばないものの)の実力者と言えるでしょう。

必殺技の数なら作中トップ

 ジェノスは膨大な数の技(ギミック?)を持つことでも知られています。

 その全てを丁寧に解説していくとキリがないので、ここではその名称と一部の主要な技についてだけ解説させていただきます。

・焼却砲
・螺旋焼却砲
・超螺旋焼却砲
・超焼却砲

 このあたりはジェノスの代名詞とも呼べる熱線とそのバリエーションですね。

・ロケットパンチ
マシンガンブロー
・ハイボルテージフィスト
ロケットスタンプ
・デュアルブレードラッシュ
・ジェットドライブアロー
・ヒートマシンガンブロー
・ハイボルテージタックル
・ヘビーマシンガンブロー
・メテオストライク
・ファイナルスマッシュ

 殴ったり蹴ったりのバリエーション。一部反動で服が脱げるものもあります。

・雷光眼
・雷光核
・焦熱核
・浮遊核
・超磁核
・凍結核
・龍鳴核

 各種属性付与系のギミック。龍鳴核は時間制限付きのブーストですね。

・自爆装置

 ロマン。何度かチャンスを見つけて使おうとしていますが、結局使用前に助けられて機会に恵まれていません。


「ワンパンマン」ジェノスの人間関係

サイタマを「先生」と呼び(一方的に)慕う

 ジェノスは主人公であるサイタマの強さと在り方に心酔し、(札束付きで)頼み込んで住み込みの弟子となり、彼に付き従っています。

 序盤こそサイタマの強さを探ろうと観察していましたが、次第にサイタマは別格(というか”そういうもの”)と理解したのか、途中からは単なるサイタマ大好きっ子と化していますね。

 逆にサイタマの側はジェノスに塩対応ですが、ジェノスのピンチには何だかんだ(かなり遅れて)助けに入るあたり、それなりに情は湧いているのでしょう。

 ジェノスがサイタマに憧れている反面、実はジェノスはサイタマが求める「適度な強さ」と「手ごわい敵」など多くのものを持ち合わせており、互いにニーズが噛み合っていない所もこの師弟の面白い所ですね。

戦慄のタツマキと急接近!?(リメイク版)

 ジェノスは怪人協会編でS級2位「戦慄のタツマキ」と急接近したことでも話題となりました(リメイク版)。

 ジェノスはタツマキのピンチに悉く駆けつけており、タツマキからの呼び方も「鬼サイボーグ」から「ジェノス」へ変化しています。

 戦いの最中に互いに冗談じみたやり取りをかわすなどかなり打ち解けており、少なくともタツマキの側にはフラグが立っている様子がうかがえますね。

 課題を挙げるとするならばジェノス(19歳)、タツマキ(28歳幼女)という年齢差。

 後はジェノスの側に全くフラグの気配がないことでしょうか。

 個人的には”有り”だと思うのですが、ジェノスは先生の汚染もあってそういうのに興味が薄そうだからなぁ……

 果たしてタツマキに春はやってくるのか、要注目です。



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