今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、屍体を操る異能者「ヘーレム」について解説します。
ヘーレムは王国に仕える異能者の女。
『屍泥(しでい)』の二つ名を持ち、王国最高位の異能者である「天弓(イーリス)」の階層に名を連ねる実力者です。
作中ではエルストリを気に入り、王の命に反したディアナ抹殺に協力。
本記事ではそんなヘーレムのプロフィールや強さ(異能)、その人間関係や登場話を中心に解説してまいります。
「ケントゥリア」ヘーレムのプロフィール
引用元:林士兵
基本プロフィール
ヘーレムは王国に仕える異能持ちの女。
予言者エルストリに雇われディアナとユリアンの排除に協力しています。
外見は額に十字の模様がある黒髪の妖艶な美女。
享楽的で人を食ったような性格をしています。
同性愛者であり、エルストリに協力しているのは大金を積まれただけでなく彼女が性的に好みだからのようです。
『屍泥(しでい)』の二つ名を持つ最高位の異能者
イーリスは『屍泥(しでい)』の二つ名を持つ王宮でも最高位の異能者。
七人しか存在しない天弓(イーリス)と呼ばれる階層に属しています。
これは王子で『水王(ハイドロアルコス)』と呼ばれたアルコスと同格。
ただヘーレムは七人の中では末席で、またその二つ名で呼ばれることを嫌っているようです。
「ケントゥリア」ヘーレムの異能(強さ)
ヘーレムの異能は極めて特殊で、遺体の一部(髪、骨、爪、肉など)を泥と混ぜ、生きた操り人形を作り出すというもの。
人形に生前の記憶はなく、人格も記憶も感情もヘーレムが自由に作って与えることができます。
異能者を素体にした場合、異能は生前よりかなり弱体化し、決して本物は超えられません。
また人形はあくまで「生きている」ので普通の人間と同様、殺されれば死にますし、ヘーレムは同じ人形を二度は作れません。
色々弱点や制約はありますが、使い方次第で軍隊も作れそうな強力な異能です。
「ケントゥリア」ヘーレムの人形(アルトゥス)
作中でヘーレムはアルコスの遺体をこっそり持ち出し、国王や王妃にも内緒でアルコスの人形「アルトゥス」を作り出しています。
人形は生前より弱体化しますが、素体であったアルコスが最強だったため、このアルトゥスもとんでもない化け物。
異能自体はいくらか弱体化していますが、それでも並の異能者では手も足も出ませんし、慢心がない分生前より厄介かもしれません。
ちなみにこのことが王妃に露見した場合、ヘーレムとエルストリは処刑されるリスクを負っています。
57話でヘーレムはティティが持っていたアンヴァルの遺髪を回収。
アンヴァルが彼女の人形として使われるフラグが立っています。
「ケントゥリア」ヘーレムとエルストリ
引用元:林士平
ヘーレムはエルストリに雇われており、それにあたってエルストリは私財のほぼ全てを支払っています。
単純な金銭による雇用関係だけでなくヘーレムはエルストリを気に入っていて、登場時から彼女に抱き着いたり膝枕をさせたり、好き勝手していました。
49話ではアルトゥスの代金として肉体関係まで持っていたことが判明。
ヘーレムはエルストリのような高慢な女をベッドの上で鳴かせるのが大好きとのことで、エルストリは「下衆が」と罵りつつも、その程度でアルトゥスが手に入るなら願ってもないと、その要求に応じています。
「ケントゥリア」ヘーレムの登場話
ヘーレムの初登場は33話。
アンヴァルの死後5年が経過し、その間にエルストリが集めた異能者の一人としてヘーレムは登場しました。
彼女は当初からエルストリにベタベタまとわりついていて、雇われた異能者の中でも特殊な立ち位置にあることが示唆されていました。
その正体が判明したのは49話。
ここで初めて異能と『屍泥(しでい)』の二つ名、エルストリに協力している経緯などが明かされています。
アンヴァルの遺髪を手に入れ彼女を人形として再登場させるフラグを立てたり、ヘーレムは今後も色々と出番がありそうで……
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