今回は「ジャンプ＋」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、謎のオカルトコレクター「サンジェルマン伯爵」について解説します。
サンジェルマン伯爵は作中で登場する謎の宇宙人。
オカルトコレクターとして様々な様々な知識や力を集めており、主人公たちにとって敵か味方か判然としない人物です。
ターボババアからはハイパージジイとも呼ばれており、何らかの因縁がある模様。
本記事ではそんなサンジェルマン伯爵のプロフィールや元ネタ、能力（強さ）や登場回（初登場）を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」サンジェルマン伯爵のプロフィール
引用元：林士平
基本プロフィール
サンジェルマン伯爵はオカルトコレクターを自称する謎の宇宙人です。
外見は長身長髪で涼やかな見た目のイケメン。
ただ無表情で怪しげな雰囲気を漂わせており「ナイスですね」「ナイスぅ～」「ほら貝を一回」など全裸監督をパロったセリフを吐くのが特徴です。
能力を使ってオカルンやモモたちが通う学校の先生として潜り込んでおり、周囲からは「三丈目先生」と呼ばれていました。
この世界のあらゆる謎を解き明かすため、オカルンやモモたちが設立した「歴史文化研究部」の顧問に就任しています。
元ネタはヨーロッパで様々な伝説を遺した貴族
サンジェルマン伯爵の元ネタは18世紀ヨーロッパを中心に活動し様々な伝説を遺した貴族。
サンジェルマン伯爵はスペイン王妃の私生児とされる謎多き人物で、化学、芸術、言語など様々な分野で才能を示し、社交界で多くの人々を引き付けた実在の人物です。
フランス社交界でルイ15世の寵愛を受けたことでも有名。
容姿が数十年経っても変わらず、死んだはずの彼がマリー・アントワネットに手紙を送っていたなどという伝説があるため、不老不死を実現した魔術師や錬金術師、あるいはタイムトラベラーなどとまことしやかに囁かれています。
「ダンダダン」でのサンジェルマン伯爵と共通点が多いため、恐らくこの作品では元ネタとサンジェルマン伯爵と同一人物という設定なのだと思われます。
「ダンダダン」サンジェルマン伯爵の能力（強さ）
サンジェルマン伯爵は複数の能力を持っています。
今のところ作中で使用した能力は、
・巨大な門（地獄の門？）を使った移動
・記憶操作能力
・怪異の力を奪う
一つ目は本人の能力か、宇宙人特有の技術によるものか不明。
また二つ目は学校に潜り込む際に使用していた能力ですが、本人が元々持っていたものか、三つ目の能力で他から奪ったものなのか分かりません。
恐らくサンジェルマン伯爵の最大の能力は三つ目の「怪異の力を奪う」能力。
彼は屈服させた対象の力を奪い、自分の力にすることができ、呪行季編ではメルヘンカルタの力をこれで奪っていました。
また作中では日本刀を使った白兵戦もこなし、こちらも非常に強力です。
「ダンダダン」サンジェルマン伯爵の初登場
サンジェルマン伯爵の初登場は120話。
バモラが登場したシュメール編が大団円を迎えた直後のラストシーンで、セルポ星人たちがシュメールを侵略した「深淵の者（クル）」について話をしている中に登場します。
サンジェルマン伯爵はセルポ星人たち宇宙人の間では有名な存在だったようで、彼が「深淵の者（クル）」と一緒にいる姿を確認し、何故彼がと警戒を強めていました。
「ダンダダン」サンジェルマン伯爵とターボババア
サンジェルマン伯爵はターボババアとも因縁があることが示唆されています。
120話でデータチップを拾い、セルポ星人たちのやり取りを目撃したターボババアは、サンジェルマン伯爵の姿を見て、
「ハイパージジイ……！！」
とかつてないほどの怒りの表情を見せていました。
その後、ターボババアとサンジェルマン伯爵は接触がなく、二人の関係性については不明なままですが、今後の物語の中かでそこについても語られていくものと思われます。
「ダンダダン」サンジェルマン伯爵の目的は？
サンジェルマン伯爵はその目的の判然としない人物です。
本人の語るところによると、彼はこの世の全ての謎を解き明かし、呪物もUFOも妖怪の力もあらゆるものが欲しいと考え、その為に貪欲に行動している模様。
呪行季編でオカルンたちを助けたように見えたのも、結局メルヘンカルタの力を手に入れるためにオカルンたちを利用していただけでした。
しかし彼にはもう一つ、真の目的とも呼べるものがあるようで、それこそが作品のタイトルにもなっている「ダンダダン」。
163話ではサンジェルマン伯爵がメルヘンカルタに、
「”ダンダダン”をご存じで？」
と問いかける姿が描かれていました。
この「ダンダダン」という言葉の意味に関してはファンの間で様々な考察がなされていますが、未だこれといったものはなく……
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