今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、心優しい不良たちのトップ、”ズマ”こと「頭間 雲児(ずま うんじ)」について解説します。
頭間雲児(ズマ)はオカルンたちとは別の高校に通う高校生。
不良たちのトップですが一本筋の通った心優しい男で「アンブレボーイ(所謂、唐傘お化け)」と呼ばれる妖怪の力を宿しています。
作中ではあるボードゲームとオカルンの玉を巡って関わることに。
本記事ではそんな頭間雲児(ズマ)のプロフィールや能力、その過去や人間関係を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」頭間雲児(ズマ)のプロフィール
基本プロフィール
頭間雲児は主人公のオカルン(高倉健)やモモ(綾瀬桃)とは別の高校に通う男子高校生。
仲間たちからは「ズマ」と呼ばれています。
外見は髪をキレイに反り上げ眉や耳にたくさんのピアスをつけた気合の入ったヤンキー。
ただ見た目に反してとても仲間想いで、見ず知らずのオッサンのためにさえ親身になれる心優しい少年です。
作中ではある男に利用される形で強力な妖が封じられた呪行季(のろいごおり)の世界に飛び込み、オカルト事案に巻き込まれていくことになります。
心優しい不良たちの頭
頭間雲児(ズマ)は連雀高校と言うこの辺りでは有名な不良高校の生徒。
一年生ながら喧嘩がとても強く、周囲から一目置かれています。
また彼は不登校やDVで居場所がない連中に手を差し伸べ、悪い連中から彼らを守ってきた恩人で、彼らからとても慕われています。
積極的に喧嘩を売ったり抗争に加わったりしているわけではなく、弱い立場の連中に手を差し伸べている内にどんどん仲間が増えて、それを守るために必要に迫られ喧嘩をしているといった印象です。
「ダンダダン」頭間雲児(ズマ)の能力
頭間雲児(ズマ)はアンブレボーイと呼ばれる妖の力を宿しています。
アンブレラボーイとは所謂、唐傘お化け。
傘を呼び出して武器にしたり、オカルンやアイラのように変身して肉体を強化したりとかなりの武闘派です。
必殺技は呼び出した傘を開いて放つ超強力な衝撃波。
ただ非常に強力すぎるため肉体にかかる負担が大きく、衝撃波を放てるのは変身中のみ、一度の変身で二回までとなっています。
「ダンダダン」頭間雲児(ズマ)の過去(弟・母親)
頭間雲児(ズマ)がアンブレボーイの力を宿したのには、彼の過去が関係しています。
かつての頭間雲児(ズマ)は幼い頃に父親を過労死で失い、母と弟の三人暮らし。
しかしその生活は苦しく、いつも借金取りに追われていました。
そんな中、弟の風太だけはいつも笑顔。絵本の影響で傘で空を飛ぶことを夢見、晴れた日も傘をさしているような少年で、その存在が家族の支えとなっていました。
しかし風太はある豪雨の日、飛ばされた傘を追いかけ川に飛び込み帰らぬ人に。
ショックを受けた母は頭間雲児(ズマ)と無理心中しようとし、結局母一人が電車にひかれて死亡してしまいます。
残された頭間雲児(ズマ)は荒れて不良となり、暴れまわって少年院に。
そこを出た頭間雲児(ズマ)の前に現れ、彼を引き取ったのが彼を捕まえた警官でした。
警官は頭間雲児(ズマ)を更生させようと丁寧に彼を育てますが、悲惨な過去を送ってきた頭間雲児(ズマ)に警官の言葉は届きません。
そんなある豪雨の日、川に落ちた子供を助けようと川に飛び込みおぼれそうになる警官を目撃した頭間雲児(ズマ)。
これ以上身近な人を失いたくないと願う頭間雲児(ズマ)に手を差し伸べたのは、弟の魂が宿った唐傘お化け「アンブレボーイ」。
妖の力を手にした頭間雲児(ズマ)は川に落ちた子供と警官を救い出したのでした。
「ダンダダン」頭間雲児(ズマ)の人間関係(警官)
現在の頭間雲児(ズマ)は彼を引き取った男性警官・鬼の部賀(べが)と二人暮らし。
警官は妻と娘を通り魔に殺され、今でもその男を殺して死のうと考えています。
しかしその度に娘の顔がちらつき「オレはこのクソみてぇな世界に負けたくねぇ」と踏みとどまっているそう。
頭間雲児(ズマ)を引き取ったのもその一環で、辛いことがあっても投げやりにならず丁寧に生きろと頭間雲児(ズマ)を諭しました。
頭間雲児(ズマ)もそんな警官を口では色々言いながらも慕っており、かつての自分のような誰にも守ってもらえない不良たちを守る優しい少年に。
そんな頭間雲児(ズマ)を慕って、彼の周りには彼のためなら命も惜しくないという仲間たちが集まっています。
「ダンダダン」頭間雲児(ズマ)と呪行季
頭間雲児(ズマ)が登場したのは「呪行季(のろいごおり)」編。
名前が登場したのは131話、本人が実際に登場したのは135話からとなっています。
呪われたボードゲーム(呪行季)に閉じ込められた仲間を救うため、その中に代わりに飛び込んだ頭間雲児(ズマ)。
そのゲームの中ではオカルンのゴールデンボールを持っていないと力が使えず、頭間雲児(ズマ)はある男のアドバイスでゴールデンボールを手に入れ、ゲーム攻略に挑んでいました。
そこにやってきたのが、ゴールデンボールを探し、運悪くゲームの中に落ちてしまったモモ。
モモと頭間雲児(ズマ)は協力してゲームを攻略し、ついにクリアするのですが、実はこのゲームは「メルヘンカルタ」という強力な妖を封印するためのもので、ゲームをクリアしてしまうとその封印が解けてしまうようになっていました。
封印の解けたメルヘンカルタによってボロボロにされる一同でしたが、最終的にはオカルン、頭間雲児(ズマ)、サンジェルマン伯爵、セルポ星人の同時攻撃により、メルヘンカルタの撃破に成功するのでした。
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