今回は「アクタージュ」の原作者として知られる「マツキタツヤ」氏について解説します。
マツキタツヤ氏は北海道出身の漫画原作者。
かつて少年ジャンプで宇佐崎しろ先生とタッグを組んで「アクタージュ」を連載し人気を博していましたが、マツキ氏が事件を起こして逮捕され連載は打ち切りとなってしまいました。
その後、名義を変えて活動を再開していたことが発覚し、再び騒動に。
本記事ではそんなマツキタツヤ氏のプロフィールや過去の事件と復帰騒動の経緯(現在)について解説してまいります。
目次
「マツキタツヤ」のプロフィール
基本プロフィール(出身など)
| 性別 | 男性 |
| 本名 | 松木達哉 |
| 生年月日 | 1991年5月29日 |
| 年齢 | 34歳(2026年3月時点) |
| 出身地 | 北海道 |
マツキタツヤ氏は北海道出身の漫画原作者。
日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業し、かつては映画業界で映像の脚本編集制作をしながらオリジナル映画の企画を立てていました。
その中で原作を持っている原作者が一番強いと感じるようになり、初めて漫画を描いてSNSに投稿。
後に「アクタージュ」の作画担当となる宇佐崎しろ先生からフォローされ、親交を持つようになります。
漫画家としての経歴
マツキタツヤ氏は原作志望者を対象とした新人漫画賞「ストキンPro」に、「猶予2週間、実動1週間」ほどで描き上げた読切「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」のネームを投稿し、これが準キングに。
マツキタツヤ氏は作画担当にかねてから親交のあった宇佐崎しろ先生を指名し、同作が2017年に週刊少年ジャンプに掲載され、プロデビューを果たします。
その後、宇佐崎しろ先生とタッグを組み「阿佐ヶ谷~」の数年後を舞台とした「アクタージュ」の連載を開始。
これが徐々に人気を博すも、これからというタイミングでマツキタツヤ氏が強制わいせつ事件を起こして「アクタージュ」は打ち切りに。
その後、マツキタツヤ氏は強制わいせつ罪の執行猶予が明けた後、ペンネームを八ツ波樹に変えて2025年から小学館のコミックアプリ「マンガワン」で「星霜の心理士」の原作担当として連載を開始。
2026年に発覚した山本章一の不祥事の関連で、八ツ波樹がマツキタツヤであることを小学館が認め、その採用の経緯や是非を巡って騒動となっています。
「マツキタツヤ」と「アクタージュ」(宇佐崎しろ)
「アクタージュ」は少年ジャンプとしては珍しい役者志望の女子高生を主人公とした物語。
元々マツキタツヤ氏は全く別の形で宇佐崎しろ先生と読み切り掲載を目指してネームに取り組んでいましたが、中々OKが出ない日々が続いていました。
編集者から「ジャンプに寄せてきている」ことを指摘され、原点回帰しデビュー作の「阿佐ヶ谷~」の数年後を舞台にしたネームを提出。
これが評価され読み切りを飛ばしていきなり連載が決まります。
連載当初「アクタージュ」は人気がなく打ち切りも懸念されていましたが、テコ入れなどが功を奏して徐々に人気となり、映画・演劇界からも高く評価されるように。
しかしその矢先にマツキタツヤ氏が事件を起こし、「アクタージュ」な未完のまま連載打ち切りとなってしまいます。
「マツキタツヤ」の逮捕(何した?)
2020年8月8日にマツキタツヤ氏は強制わいせつ罪で逮捕されました。
2020年6月18日、マツキタツヤ氏は自転車に乗りながら路上を歩いていた女子中学生の胸を触り、防犯カメラの映像でマツキタツヤ氏が特定されることに。
この時、マツキタツヤ氏は時間をあけて別々の二人の女子中学生の胸を触っており、一人目の被害者とは示談が成立したものの、二人目の被害者に対する強制わいせつ罪で再逮捕され、懲役3年執行猶予1年6か月の有罪判決が下されました。
逮捕を受けて集英社は8月11日発売のジャンプをもって「アクタージュ」の打ち切りを決定しています。
「マツキタツヤ」の現在(復帰騒動)
八ツ波樹と名前を改め復帰
マツキタツヤ氏は執行猶予満了後、2024年から小説投稿サイト「ハーメルン」で「八ツ波樹」のペンネームで「勇者一行の心理カウンセラー」を投稿していました。
事件後カウンセリングなどを受けた経験を活かして書かれた作品で「星霜の心理士」の原案となる小説ですね。
その後、マンガワン編集部からアプローチがあり、面会。
編集部は同氏の反省状況や事件後の取り組みを確認。
同氏は被害者の二次被害を懸念し別名義での活動を希望していました。
編集部は同氏の更生と社会復帰を妨げるべきではないと判断し、「星霜の心理士」を連載する方向で検討を開始。
雪平薫先生に作画をお願いするにあたっては全ての情報とことが発覚した場合のリスクなどを説明し、納得してもらった上で作画依頼を受諾してもらったそうです。
別漫画家の問題が切っ掛けで改名と復帰が発覚
マツキタツヤ氏が八ツ波樹として復帰していたことが発覚したのは、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕され「堕天作戦」を中止した山本章一氏が、「一路一」と名義を変えて「常人仮面」の原作を担当していたと発覚したことが切っ掛けです。
この事件の直後「もう一人いる」とリークがあり、様々な憶測が広まったため、マンガワン編集部はマツキタツヤ氏の件を公表しました。
山本章一氏の件は元となった事件の民事訴訟が終わっていない中での名義を変えての再起用で、しかも作画担当はこのことについて全く知らされていないなど、全く情状の余地なし。
一方で、マツキタツヤ(八ツ波樹)氏の件に関しては、復帰にあたってしっかりプロセスは踏まれており、性加害者を採用したことについて非難する声がある一方、更生や社会復帰を妨げるべきではないと擁護する声もあります。
筆者個人は基本的に「加害者側の人権とか人生とか知ったこっちゃねぇ」と考えてる側なんですが、それでも今回の件はルールに則って罰を受けた後でプロセスを踏んだ上での社会復帰なので、これを責めるのは少しやり過ぎかなぁ、という印象。
元性犯罪者は何の仕事なら良くて何の仕事は駄目なのか線引きがよく分からないですし、そもそも事件をほじくり返さなければ被害者の目につかないところで一般の仕事をしていたのと変わらない……強いて言うなら元性犯罪者が書いた物語を知らずに読まされたことへの嫌悪感とか?
少なくともこの件は山本章一氏の件とはしっかり区別して考えるべきなのでしょうね。



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