今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より作中に登場する専門用語について解説します。
本作は世界観が独特なため、間が空くと「あれ、これ何だっけ?」と思うワードが時折登場します。
本記事では意味が分からなくても何となく雰囲気で分かるけれど、理解しているとより楽しい作品独自のキーワードについて解説・整理してまいります。
妖術(妖術師)とは?
妖術師とは全ての人間の中に眠る超自然の力「玄力」を操り、肉体や物質を強化し妖術を操る者のことです。
元々はアングラ的な存在でしたが、斉廷戦争以降は表社会に出てくることが多くなりました。
妖術は基本的にその妖術師固有のものですが、同じ一族間で同種の妖術が発現するなど遺伝によって血縁者に受け継がれることが多いようです。
基本的に妖術は一人一種類しか使えませんが、漣家の開祖や漣伯理のように一人で二種類の妖術を持つ例外も存在します。
またこうした固有妖術の他に、基礎的な結界術や移動術は学問として妖術を修めることで習得することが可能。
なお、妖術は玄力の扱いに習熟していくことで普通は自然に発現しますが、中には体術などを極限まで極めて初めて発現する習得難度の高い妖術も存在します。
玄力(玄力反応)とは?
玄力とは全ての人間の中に眠る超自然の力。
妖術を使用するためのエネルギーであり、肉体や物質に巡らせることで超常的なパワーを発揮します。
ちなみに後述する妖刀(雫天石)を介して玄力を使用した際には、玄力の凝縮体が生物や意匠の形を成して発現。
玄力反応は各妖刀固有のものであり、淵天であれば「金魚」、真打であれば「虫」などバラバラの形で登場します。
妖刀とは?
妖刀とは刀匠六平国重が雫天石を使って生み出した超兵器です。
妖刀は使用者の玄力を人体では生成・保持できないほど超高密度に練り上げ、それぞれ刀に刻まれた固有の妖術を任意に放つことが可能。
ただし、妖刀と契約したものは使用者本人の妖術が使用できなくなります。
斉廷戦争中に打たれた六本が妖刀六工と呼ばれており、斉廷戦争では劣勢の戦況を五本が好転させ、最も強いとされる「真打」が勝利へ導いたとされています。
主人公の千鉱が使う淵天は戦後作られた七本目。
雫天石
雫天石とは妖刀の材料でもある特殊な鉄鉱石。
極めて稀少な鉱石で、玄力を込めると人体では生成・保持できないほどに高密度に玄力が膨れ上がります。
そのままでは膨れ上がった玄力は人体に逆流して爆発してしまいますが、六平国重はこれを妖刀として加工することで雫天石の力を安定化させることに成功しました。
命滅契約
妖刀に施された特殊な制限機構。
一言で言うと一度妖刀の所有者となった者が死ぬまで、他の者が妖刀を使用することはできない、というものです。
この命滅契約は所有者の死亡以外の方法では解除することが出来ず、また「真打」の命滅契約と他五本は連動しているため、「真打」の所有者が死ぬと他五人の契約者も死んでしまう仕組みになっています。
神奈備(かむなび)
日本国政府に雇われた妖術師の公的組織。
前身は「対妖術戦略陸軍」で、斉廷戦争後に現在の形になりました。
日本各地の治安維持や妖刀契約者の保護がその役割ですが、六平国重が殺され妖刀が奪われて以降は妖刀契約者の警護に人員を割かれ、治安維持にまで手が回らなくなっています。
毘灼(ひしゃく)
本編開始三年前に六平国重を殺し、妖刀を奪ったテロ組織。
10人の凄腕妖術師からなる少数組織で、四年ほど前から活動が知られるようになっています。
その目的は妖刀の力を使って日本に秩序をもたらす事であり……
楽座市(らくざいち)
有力な妖術師一族、漣家が取り仕切る闇に競売市。
人間を含めた非合法な商品が売買されているものの、神奈備であっても取り締まることができず放置されている。
作中では妖刀「真打」が出品され、それを巡って主人公たちと漣家の間で戦いが引き起こされた。
斉廷戦争
本編開始18~20年前に、後述する小国との間で引き起こされた戦争。
突如日本に襲来した小国の民は雫天石の力を引き出すことが出来る特殊な体質の持ち主で、その強大な力により日本は劣勢に追いやられるも、最終的に妖刀の力によって勝利する。
小国(箕加星)
小国とは斉廷戦争を仕掛けてきた民の呼称。
その正体は、箕加星(みかぼし)と呼ばれる千年以上前に日本を支配していた強大な妖術師の一族の末裔。
千年前に曽我氏によって滅ぼされたと伝わっていましたが、雫天石の力を借りて海中に文明を築き生き延びていました。
現在どうなっているかは不明ですが、剣聖・曽我明無良により妖刀真打「勾罪」の力で、小国の民約20万人は殲滅されたと伝わっています。


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