今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、妖に恋した少年「柴田 克己(しばた かつみ)」について解説します。
柴田は夏目の小学校時代の同級生。
当時は妖が見えるという夏目の言葉を信じず嘘つき呼ばわりしていましたが、高校生になって好きになった少女(村崎)が妖かもしれないという疑念を持ち、夏目のもとを訪れることになります。
根はいい奴なのですが、強引な振る舞いでファンから嫌われることも多い柴田。
本記事ではそんな彼のプロフィールや登場回、村崎との関係を中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」柴田克己のプロフィール
基本プロフィール(声優など)
年齢 | 不明(夏目貴志と同い年) |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
趣味 | 不明 |
声優 | 細谷佳正 |
柴田は夏目貴志の小学校時代の同級生。
当時は他の同級生たち同様、「人」ではないものが見えるという夏目の言葉を信じず嘘つき呼ばわりしていました。
しかし高校生になって恋をした少女が「人」ではないのではという疑いを持ち、夏目の存在を思い出して彼のもとにやってきます。
外見は緩くパーマがかかった髪が特徴の細身のイケメン。
性格は強引で直情的、初登場で夏目を脅すなど「嫌な奴」の印象が強いものの、根は素直で善良な人間です。
かつて夏目をイジメたことを後悔し、後にやり方は強引ではあるものの夏目の友人となり、彼の力になろうと奮起することとなります。
妖の見えない一般人
柴田は妖の見えない一般人です。
田沼のように妖の気配を感じ取れるわけでも、多軌のように何か術の知識があるわけでもありません。
ただ西村や北本のように妖について認識していないわけではなく、妖が見える夏目の事情は理解している不思議な立ち位置。
夏目は常々、いつか友人たちに自分の事情について明かしたいと考えており、ただの一般人でありながら夏目の事情を理解している柴田は、ある意味で夏目にとって理想的な友人関係の一つなのかもしれません。
「夏目友人帳」柴田克己の登場回(原作・アニメ)
偽りの友人(初登場)
柴田の初登場はアニメ3期3話(原作コミックス10巻37~38話)「偽りの友人」。
このエピソードでは夏目の小学校時代の同級生、柴田が突然夏目の前に現れ、半ば脅すような形で夏目を公園に連れて行きます。
そこにいたのは村崎と名乗る少女。
柴田は自分が想いを寄せる村崎が、実は「人」ではないのではないかと疑いを持ち、それを確かめさせようと夏目を連れてきたのでした。
その場では人間に決まってるだろうと笑い飛ばす夏目でしたが、その後、村崎が実は滅びかけた藤の木の精であることが判明。
村崎が柴田を襲おうとしているのではと危ぶむ夏目でしたが、村崎にその意図はなく、ただ消えるまでの時間を柴田と共に過ごしていただけで……
村崎は最後、いつものように柴田と手を握り、楽しそうに笑いながら消えていきました。
二体さま(再登場)
柴田の再登場はアニメ6期3話(原作コミックス19巻74話)「二体さま」。
突然、柴田から電話で呼び出され、先約のあった田沼やニャンコ先生と共に柴田のもとを訪れた夏目。
そこで柴田はふと「妖の噂がある館」の話を始め、見に行ってみようという話になります。
夏目はその館にいた妖と目が合ってしまい、追われることに。
その場は何とかやり過ごしたものの、襲撃に備えて三人は田沼の家である寺で妖を迎え撃つことになります。
最終的に三人は妖「二体さま」を撃退したものの、柴田は自分の迂闊な行動で夏目を危険にさらしたことを謝罪。
夏目が抱えている苦労や大変さの一端を理解することになります。
「夏目友人帳」柴田克己と村崎
柴田は公園で偶然出会った少女・村崎に恋をしていました。
しかし村崎の正体は滅びかけた藤の木の精。
当初、村崎は柴田を騙して食べてやろうと考えていましたが、柴田と過ごす時間が楽しく、いつの間にかそんな考えはなくしていました。
人間のフリをして柴田と接していた村崎でしたが、滅びかけ力を失っていく彼女は、ある日柴田の前に出ることが出来ず、そのことが柴田に彼女が人ではないのではという疑いを持たせることになります。
柴田は村崎が人間だという確信が欲しくて夏目を呼んだのですが、その期待は裏切られることに。
最終的に村崎は柴田と語らいながら消えていきましたが、柴田は今でも村崎のことが忘れられず、彼女のいた公園に通っています。
ちなみに再登場時、柴田は藤の木の精だった村崎にちなんでか、藤色のカーディガンを着ていました。
「夏目友人帳」柴田克己が嫌いと言われる理由
柴田は一部のファンの間で嫌われています。
その理由はひとえに第一印象の悪さと強引な性格。
小学校時代の夏目をイジメており、かつその過去を利用して夏目を脅したのですから、もう第一印象は狙って「嫌な奴」にしていたのでしょうね。
ただその後、直ぐに意外に素直でかわいい一面が見えて、過去に夏目をイジメたことを後悔していることが判明。
再登場時には強引さはそのままではあるものの、夏目に借りを返したいという想いが見て取れ、ファンからの評価も大幅に改善しています。
ただどうしても妖の事情に詳しくなく、強引な所のある柴田は、物語においてはある種のトラブルメーカー。
夏目の落ち着いた雰囲気を好むファンからすると、異物に見えてしまうのかもしれません。
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