今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、住吉クロウのツガイ「船だま様」について解説します。
「船だま様」は男女一対の船の守り神として伝わる強力なツガイ。
強力なパワーと海や地形を操る力を持つ神様クラスの存在です。
作中では沖縄に向かう双子と偶然知り合い、主と共に協力関係を築くことに。
本記事ではそんな「船だま様」の概要や元ネタ、その強さ(能力)や登場話を中心に解説してまいります。
「黄泉のツガイ」船だま様のプロフィール
基本プロフィール
「船だま様」はユルとアサが沖縄へと向かうフェリーの中で出会った少年・住吉クロウが契約しているツガイです。
外見は二対四本の腕と魚の下半身を持つ男女一対のツガイで、それぞれ櫂と錨のような武器を持っています。
個体名は男性体が「あくあ」、女性体が「まりん」。
性格は善良ですこし大雑把。
船の守り神として伝わっており、かなり高位のツガイであることがうかがえます。
主は住吉クロウ
船だま様の主は16歳の少年、住吉クロウ。
彼の一族は沖縄の神職の家系で、船だま様と一緒に代々航海の安全を守ってきています。
主ではありますが、クロウの認識としては「お手伝い」ということで、力関係では船だま様の方が上。
その上で船だま様は善良なクロウのことを主として気に入っており、ツガイとしてクロウのことを立てています。
「黄泉のツガイ」船だま様の元ネタ
船だま様の元ネタは「船魂」「船玉」とも表記される、海の民が航海の安全を願う神様です。
日本各地に伝承があり、フナダマサン、フナダンサン、オフナサマ、船玉明神、船霊神、船神など様々な名前で呼ばれています。
漁船などの守護神ですが、特定の神を指す呼称ではなく、住吉神や水天宮などの水神・海神を祭るケースもあれば、何かの物をご神体として祭っていることもあります。
全国的に女神であるとされる傾向が強く、男女一対の神といった伝承は見つかりませんでした。
「黄泉のツガイ」船だま様の強さ
船だま様は船の守り神というだけあり、神様クラスの非常に強力なツガイです。
パワフルなだけでなく、念力で海流や地形を動かすことも可能。
恐らく十全に力を発揮するためには海でないと駄目といった条件があるものと考えられますが、海上では左右様も凌ぐ強さを持つものと考えられます。
ちなみに主である住吉クロウは特別戦闘訓練を受けているわけではないようなので、主を狙われると非常に脆いです。
「黄泉のツガイ」船だま様の登場話
沖縄に向かうフェリーで双子と遭遇
船だま様の初登場は53話。
母方の祖母を助けるため、沖縄に向かう双子がフェリーの中で遭遇しました。
最初、海坊主というツガイがフェリーに襲い掛かってきて、双子は住吉クロウがその主なのではと考え彼を襲撃。
しかし直ぐにそれは誤解であったことが判明し、クロウは船だま様を呼び出して海坊主と戦い始めます。
いつもなら船だま様を見るとすぐに逃げ出す海坊主ですが、この日は西ノ村の依頼を受けて双子を狙っていたため、逃げ出そうとしません。
船だま様はユルを囮にして海坊主を撃破。
ユルたちも自分たちを追っていた西ノ村の追手を捕まえることに成功しました。
左右様への共感
代々戦っていた海坊主の撃破に協力してくれた礼として、住吉クロウは沖縄での双子の世話係を買って出ます。
住吉家でひと時の安らぎを得る双子たち。
その夜、左様は家の周りを見張っている船だま様たちと対話します。
互いに今の主を気に入っていることに共感する左様と船だま様。
船だま様は左様に、ユルがこの先「封」の力を手に入れ暴走した時、止めることができるのかと尋ねます。
左様は、例えユルの命を奪うことになっても止めると断言。
その覚悟に感じ入った船だま様は、翌日の別れ際、ユルに自分たちの分身を渡し、何かあったらすぐに駆け付けると助力を約束しました。




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