今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、主人公ユルたちの敵対勢力「西ノ村」について解説します。
西ノ村は主人公のユルが育った東村と対を為す隠れ里。
東村と同様「夜と昼を別つ双子」を排出する村だったそうですが、現在はダム底に沈んでしまっています。
しかし彼らは滅んでおらず、虎視眈々とユルたち運命の双子を狙っていました。
本記事ではこの西ノ村の概要やモデル、関係者などを中心に解説してまいります。
「黄泉のツガイ」西ノ村とは?
作中では主人公たちと敵対する勢力として描かれています。
元々は東村と同様に運命の双子を生み出す聖地。
関ヶ原で西軍・豊臣側に付いたことで罰を受けて村を焼かれ、現在は「西野湖ダム」というダムの底に沈んで跡形もありません。
ただ実際には結界の中に隠れたまま今も水底で西ノ村は存続しており、虎視眈々と復讐の機会をうかがっています(ダム底の西ノ村に出入りする手段があるかは不明)。
主人公と敵対している者たちはそうした西ノ村の関係者でユルとアサの持つ力を狙っています。
ちなみに西ノ村の具体的な所在地は不明ですが、原作39話の描写を見る限り、畿内(恐らく京都周辺)にあったものと思われます。
「黄泉のツガイ」西ノ村のモデルは?
東村のモデルは奈良県にある高取城とされていますが、西ノ村にそうしたモデルがあるかは不明(そもそも回想シーンでしか登場していない)。
ただ西ノ村関係者の名前は京都市山科区や伏見区の地名からとられており、京都市営地下鉄東西線の駅がファンの間では聖地巡礼場所となっています。
「黄泉のツガイ」西ノ村の関係者
西ノ村の関係者は現代社会に溶け込み虎視眈々と機会を窺っていました。
「封」の巫女の力で寿命を封じて数百年と生き延びている者もいて、見た目通りの年齢ではない者も多いです。
現在判明している西ノ村関係者は以下の通り。
御陵(みささぎ)
西ノ村陣営のリーダーで中華料理屋を営んでいる。
与謝野イワン
刀を使う殺し屋でユルたちの両親の失踪に関わっている。
峰山アンナ
死体処理を担当する女子高生ツガイ使い。
醍醐(だいご)
バトルマニアのおっさん。
椥辻(なぎつじ)
粘菌タイプのツガイを操る少年。
山科(やましな)
全身に包帯を巻いた小柄な男。
小野ミナセ
封の巫女であり黒谷アキオの実母。
黒谷アキオ
影森家に送り込まれていた内通者。
ヤマハ
ミナセの双子の妹で現在は東村の長。
「黄泉のツガイ」西ノ村と東村の因縁
西ノ村と東村は共に「昼と夜を別つ運命の双子」を生み出す隠れ里。
400年前の関ケ原では西ノ村は西軍に、東村は慶長出羽合戦(所謂、北の関ケ原)で東軍についていましたが、直接敵対関係にあったわけではありません。
そもそも両者は互いに存在こそ知っていたものの、遠く離れていることもありほとんど接点はありませんでした。
しかし約400年前、長年運命の双子も巫女も現れなかった東村が西ノ村にやってきて「誰か巫女かそれに近しい女を東村に分けてくれないか」と言い出します。
そして東村に寄越されたのが、当時の封の巫女の双子の妹で、厄介者扱いされていたヤマハおばぁ。
ヤマハおばぁは東村に向かった後に姉ミナセの力で寿命を封じられ、巫女の力に目覚めて現代まで生き延びています。
ヤマハおばぁは自分を追い出した西ノ村を良く思ってはいませんがそれ以上ではなく、また西ノ村も運命の双子の力を狙ってはいますが、東村自体に恨みや関心はないようです。
「黄泉のツガイ」西ノ村の目的(現在)
西ノ村陣営の目的はユルたち運命の双子の手に入れることですが、具体的にその力を使って何をしたいのかは分かっていませんでした。
そもそもユルもアサも彼らと敵対していますので、どうやって双子の力を手に入れるの、という根本的な疑問もありました。
49話では西ノ村陣営が峰山アンナのツガイ「魂コロガシ」の力を使って、ユルとアサの死体から「解と封」の力を持った自分たちに都合の良いツガイを作ろうとしていたことが判明。
またダム底に沈んだ西ノ村を解放するためにも、「解と封」の両方の力を必要としていたようです。


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