今回は「ワンパンマン」「モブサイコ100」といった人気作を世に送り出した天才漫画家「ONE(ワン)」先生について解説します。
ONE先生はウェブコミック投稿サイト「新都社(にいとしゃ)」出身の漫画家です。
正直なところ、ONE先生は画力についてはプロとは思えないほど”あれ”ですが、その圧倒的な漫画としての面白さで瞬く間に大人気となった奇才。
本記事ではそんなONE先生のイケメンと噂される素顔やプロフィール、気になる年収事情や画力が”あれ”な理由などを中心に徹底的に語ってまいります。
「ONE(ワン)」のプロフィール
基本プロフィール(本名、誕生日、年齢、出身など)
本名 | 非公表 |
生年月日(誕生日) | 1986年10月29日 |
年齢 | 36歳(2022年11月現在) |
性別 | 男 |
出生地 | 新潟県 |
出身地 | 埼玉県鴻巣市 |
ONE先生は埼玉県出身の男性漫画家です。
他の漫画家先生でよく聞く漫画に関する強烈なエピソードなどはなく、祖父母の家がある新潟への帰省中、暇つぶしのために買ってもらった「クレヨンしんちゃん」を読んで漫画を描き始めたという、ゆる~いエピソードの持ち主。
漫画を描いていることを周囲に知られることが恥ずかしく、本当に一人でひっそりやっていたそうです。
大学時代から「ONE(ワン)」のペンネームで個人サイトを運営し、web漫画を公開。
当時はアナログで描いた漫画を携帯のカメラで写してアップするという特殊なやり方(?)で掲載していたそうです。
19歳の時に周囲のweb作家に持ち上げられ、19ページのギャグマンガを描いて「週刊少年ジャンプ」編集部に持ち込んだことがあるそうですが、その時の出来事はトラウマレベル。
以降、持ち込みは行わず、web上での活動にのめり込むようになったそうです。
漫画家としての経歴(作品)
転機となったのはウェブコミック投稿サイト「新都社(にいとしゃ)」の存在を知ったこと。
そこで活動する作家に触発されたONE先生は、パソコンで漫画を描いてみたいとタブレットなどを購入、「コミックスタジオミニ」というソフトで練習のために読み切り漫画を描いたのですが、それこそが何と「ワンパンマン」の原型。
新都社に投稿したところ人気を博した為、そこでweb上で連載を開始します。
それが出版社の目にとまり、2012年にwebコミックサイト「裏サンデー」で「モブサイコ100」の連載を開始し、プロデビュー。
同年に「アイシールド21」などで知られる村田雄介先生から声を掛けられ、村田先生が作画を担当する「ワンパンマン」のリメイク版が「となりのヤングジャンプ」で連載開始。
「モブサイコ100」「ワンパンマン」どちらもアニメ化される大ヒット作品となり、現在に至ります。
「ONE(ワン)」の素顔はイケメン?(結婚してる?)
ONE先生と言えば、しばしば話題に上がるのがその素顔。
ONE先生は積極的に顔を表に出される方ではありませんが、完全非公開というわけではなく、取材などでは普通に顔出しされており、それがイケメンだとファンの話題になっています。
以下はONE先生が登場した「山田玲司のヤングサンデー」の動画。
ONE先生は画面右側の男性ですね。
「漫画家の割には」とか枕詞の必要ない、普通に爽やかなイケメンです。
ちょっと諸々整えたら俳優とかもできそうなレベルですよね。
ちなみに結婚しているかどうかは不明。
ネット上で色々調べてみましたが、結婚にまつわる情報や発言は一切でてきませんでした。
「ONE(ワン)」の年収(収入)はどれぐらい?
下世話な話かもしれませんが、どうしても気になるのは大ヒット漫画家・ONE先生の年収。
漫画家の主な収入源は主に3つあります。
①印税
②原稿料
③著作権料(アニメ・グッズ)
この内、一番大きなのが①の印税ですね。
漫画家の印税は一般的に10%前後とされており、原作と作画が別の場合は4:6または5:5の割合でそれが分配されます。
ONE先生の代表作「ワンパンマン」が累計売上部数・2800万部「モブサイコ100」が120万部程度とされていますから、ONE先生の印税をざっくり計算するとこんな感じ。
ワンパンマン
2800万部 ✖ 480円 ✖ 4% = 5億4760万円
モブサイコ100
120万部 ✖ 480円 ✖ 10% = 5760万円
この2作品の印税だけでざっと6億円。
この他にも原稿料やアニメ・グッズから得られる著作権料などを考慮すると、もう1~2億円は軽くいきそうですね。
2012年のデビューから10年でこれを稼いだとすると、年収換算で7~8千万円。
直近の年だと年収は億を超えているかもしれません。
30代でこれだけ稼いでいるんですから、漫画家は夢のある仕事ですねぇ。
「ONE(ワン)」の画力(絵)が”あれ”な理由
すべて独学、下積み経験一切なし
ONE先生の漫画を読んでいて、どうしても皆さん気になるのが先生の絵が……ハッキリ言って下手なことです。
個人サイトで公開されている原作版「ワンパンマン」や「モブサイコ100」、「魔界のオッサン」などを見ればわかりますが、無茶苦茶下手。
正直、商業レベルの画力ではなく、デッサンとか基本もあったもんじゃありません。
この絵の下手さはONE先生本人もしばしばインタビューなどでネタにしています。
ONE先生の絵が下手なのは、先生の漫画が完全独学で、誰の指導も受けていないため。
アシスタントなど下積み経験がないのは勿論ですが、原画の模写さえしたことがないそうです。
ファンからの評価「絵は下手だけど漫画は上手い」
ただ一方で、ONE先生の漫画が「ストーリー」が面白いだけかというと、決してそんなことはありません。
ファンからよく言われているのが「ONEは絵は下手だけど漫画は上手い」。
要は漫画における「画力」と「表現力」はまた別物だということでしょう。
最近の作家さんはペインソフトの進化もあって本当に絵は上手。
ただその分、絵は上手なのに読みづらかったり、何を伝えたいのか分からない作家さんが非常に多い気がします。
その点、ONE先生は絵は下手ですが、伝えたいことが明確で面白い。
むしろ絵の下手さが味となって、ロックな感じでファンに受けているんじゃないでしょうか。
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