今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、主人公・夏目貴志の祖母「夏目レイコ」について解説します。
夏目レイコは夏目貴志が受け継いだ「友人帳」を作成した女性。
物語開始時点で既に故人となっており、その生前の行動や死因、結婚相手の存在など何かと謎に包まれた存在です。
強い妖力を持っていたが故に人に疎まれ、妖相手に様々な武勇伝を残した夏目レイコ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや妖たちとの過去、死因や結婚相手などを中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」夏目レイコのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
夏目レイコは主人公・夏目貴志の母方の祖母。
物語開始時点ですでに故人となっていますが、夏目貴志が受け継いだ「友人帳」の作成者でもあり、妖たちの回想シーンで度々登場しています。
非常に強い妖力を持っていて、妖を見えるせいで人々から疎まれていた女性。
詳細は不明ですが親戚に預けられて育ったようです。
夏目貴志の容姿や妖力は祖母のレイコ譲りで、生前のレイコを知る妖からはしばしば見間違えられていました。
非常に勝気な性格をしており、喧嘩っ早く様々な武勇伝が伝わる一方、義理堅く優しい一面も。
「人も妖も嫌い」と言いながら嬉々として妖に絡んでいくことから、非常に捻くれた女性だったようです。
声優は小林沙苗さんが担当。
友人帳と夏目貴志との関係
夏目レイコが作成し夏目貴志が受け継いだ「友人帳」とは、様々な妖の名前が記された古い冊子。
レイコが妖たちに勝負を吹っかけ、勝った証にその名を書かせて名を縛ったもので、名を縛られた妖は所有者に従わねばならないという代物です。
所謂、禁術と呼ばれる類の物で、悪い妖や祓い屋にとっては垂涎の的。
ただレイコにとってはあくまで「友人」の名前を記したものに過ぎず、彼女は友人帳を使って妖を支配していたわけではありません。
本作は夏目貴志が祖母から受け継いだ友人帳に記された名を妖たちに返していき、その中で祖母の生前の思い出に触れていくという物語でもあります。
夏目貴志は元々祖母のことを全く知らず、友人帳の名を返し、妖たちと触れ合っていく中で、自分と同じ苦しみを抱えていたレイコの存在に想いを馳せていくことになります。
「夏目友人帳」夏目レイコと妖たち
様々な妖に勝負を吹っかけた伝説の女
生前の夏目レイコは様々な妖に勝負を吹っかけ、友人帳に名前を書かせて回った伝説の女として妖たちの間で語られています。
妖たちが語るレイコの話は良いものも悪いものもありますが、どちらかと言えば荒っぽい武勇伝が多数派。
ただ同時に妖たちからの感謝のエピソードも多数伝わっており、ハチャメチャではあるものの、心根は優しい少女だったようです。
一方で、レイコに想いを寄せ、友人帳に名を書かせてもらおうと懇願したヒノエの頼みを断っていることからすると、やはり意地の悪い性格ではあったようですが……
また大妖である三篠(みすず)の名が友人帳にあり、彼から主と認められていたことからすると、霊能者としての実力は相当なものだったと考えられます。
ニャンコ先生との関係は?
夏目レイコと夏目貴志の用心棒であるニャンコ先生(斑)の関係は謎に包まれています。
ニャンコ先生は夏目レイコと顔見知りではあったようで、レイコから何度も名前をかけた勝負を持ち掛けられたものの、全て断っていたそうです。
そのためニャンコ先生の名前は友人帳にはありません。
ただそれなりの期間交流はあったようで、ニャンコ先生はレイコの人柄を良く知っており、彼女のことをズボラでメチャクチャな女と評していました。
不思議なのはこれだけニャンコ先生がレイコについて詳しいのに、不自然なほどニャンコ先生とレイコの回想シーンがないこと。
第一話でニャンコ先生のような大妖が、いつ誰にどうして祠に封印されたのかも含めて、二人の間にはまだまだ謎が隠されています。
「夏目友人帳」夏目レイコの死因は?
夏目レイコの死因は謎に包まれています。
というより、少女時代以降の彼女がどのように過ごしていたのか、それ自体がほぼ不明。
孫の夏目貴志はレイコの存在について当初全く認識していませんでしたから、少なくとも彼が生まれた時には既にレイコは亡くなっていたものと考えられます。
作中で霧葉という妖がセーラー服姿のレイコと「50年後に名を返してもらう」という約束をして登場しているので、レイコは生きていれば60代半ば。
遅くとも50歳になるかならないかのタイミングでは死亡していたことになります(あるいはもっと早く死んでいる可能性も高い)。
老衰という年齢ではありませんから、病か事故か、恨みをもった妖に狙われたか……もし妖に殺されたなら友人帳も奪われているでしょうから、病が事故で無くなった可能性が高そうですね。
「夏目友人帳」夏目レイコの結婚相手は?
作中でしばしば話題になるのが、夏目レイコの結婚相手、夏目貴志の祖父は誰なのか、というもの。
人間嫌いのレイコですから、一時期は「妖がお相手なのでは」「実はニャンコ先生が」などという説がまことしやかに流れていました。
しかしアニメ5期1話の回想シーンでレイコが自分に話しかけてくる変わった男性について言及しており、また祓い屋箱崎邸にいた青い龍の式神が「昔お前によく似た面差しの男に会ったことがある気がする」と発言していることから、恐らくレイコの夫は人間の男。
今のところその男性について詳しい情報はありませんが、人に疎まれ孤独に過ごしていたレイコが、自分を受け入れてくれる人を見つけて……という展開が回想で語られるのではと予想しています。
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