「夏目友人帳」子狐~けなげでかわいい人気の妖、その性別や名前、登場回(子狐のぼうし、子狐のとけい)~

 今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、けなげでかわいいと大人気の妖「子狐」について解説します。

 子狐は母を亡くして独り森で暮らす幼い妖。

 作中では意地悪な妖から助けてくれた夏目貴志を慕い、自ら名前を差し出そうとさえしていました。

 登場回は少ないものの、その見た目のかわいさとけなげさからファンの間でも人気の高い子狐。

 本記事ではそんな子狐のプロフィール(性別・名前・声優)や原作・アニメでの登場回を中心に解説してまいります。

「夏目友人帳」子狐のプロフィール

基本プロフィール(性別・名前・声優など)

 子狐は主人公の夏目貴志が出会った幼い狐の妖。

 母を亡くし、夏目たちが住む町から少し離れた森の中に一人で暮らしています。

 外見は狐耳で長髪のかわいらしい中性的な子供。

 「男子たるもの」と発言していることから、恐らくは男の子です。

 本名は不明ですが、作中で夏目に名を差し出そうとしていたことから、子狐ではなく別途名前が存在するものと思われます。

 原作でもアニメでも登場話は僅かですが、そのけなげさとかわいらしさでファンの心を鷲掴みにし、人気投票では4位を獲得していました。

 声優は矢島晶子さんが担当。

狐だが力が弱いので自力では化けられない

 子狐は幼く弱い妖です。

 狐ですが力が弱いため自力で人間に化けることは出来ず、人間に化けられる薬を使って何とか、といったところ。

 しかもそれでも狐耳が隠せていない状態です。

 ちなみに子狐は妖が見えない人間には普通の狐として見えるようなので、純粋な妖というよりは妖力を持った狐という位置づけと考えれます。


「夏目友人帳」子狐と夏目貴志

 子狐は自分を意地悪な妖から助けてくれた夏目貴志を慕っています。

 ただ助けてくれたから、というだけでなく、夏目に母を亡くして独りでいる自分と通じるものを感じたから、というのが大きかったようです。

 夏目は一見一人ではなく、友達と一緒にいてよく笑うけれど、嘘っぽい。

 実は人間じゃないのでは?

 自分と同じ独りなら、自分と一緒に森で暮らしてくれればいいのにと思うように。

 だけど本当は夏目は独りではなくて、一緒には暮らせない。

 それでも子狐は夏目の友人となることで心の拠り所を得て、少しずつ成長していくことになります。

「夏目友人帳」子狐と夏目組・犬の会

 子狐はアニメでは夏目の周囲の妖たち「夏目組・犬の会」とはほとんど絡みがありませんが、原作ではちょっとだけ彼らと絡んでいます。

 犬の会は中級たちが発起人となった緩い飲み会サークルで、名前の由来は「夏目様のしょうもない悩みやお節介に付き合って、呼び出しあらば犬のごとく馳せ参じよう」というもの。

 原作では子狐も一度だけその場に参加しており、みんなで集まったらどんな遊びをするのと疑問を口にし、犬の会のメンバーと夏目とで影踏み鬼をして遊んでいました。

 ただ残念ながらアニメ版(3期13話)だと子狐は省略されることに。

 子狐は住んでいる場所が違うので仕方ありませんが……う~ん、ちょいちょいでいいので参加してほしいような、子供に飲み会は教育に悪いような……


「夏目友人帳」子狐の登場回

子狐のぼうし

 子狐の初登場はアニメ1期7話「子狐のぼうし」。

 原作だと二つに分かれていた短編エピソードを一つにまとめたものですね。

 母を亡くして森で独りで暮らしていた子狐は、ある日人間の帽子を見つけてはしゃいでいたところを地元の妖怪に見つかりイジメられてしまいます。

 そこに現れたのが合宿に併せて滋さんの頼みでお遣いに来ていた夏目。

 夏目に助けられた子狐はそれからしばらく夏目に付きまとうようになります。

 そして夏目の孤独を感じ取った子狐は夏目にシンパシーを感じ、彼と一緒に暮らせたらいいのにと思うように。

 ですが夏目は合宿が終われば帰らなければなりません。

 そこで子狐は、友人帳を持つ夏目に自分の名前を差し出して子分になりたいと願います。

 夏目はそれを拒否。こんなもので縛らなくでも別の繋がりがあると、夏目は帰っていきました。

 夏目と別れた子狐は夏目に会いたいと寂しがります。

 子狐は地元の妖との取引により「一日だけ人間になれる薬」を手に入れ、夏目に会いに行くことに。

 しかし子狐は藤原家で幸せそうに過ごす夏目を見て、夏目は独りじゃなかったんだと喜びながら寂しそうに泣き、森に帰ろうとします。

 そこに現れたのは子狐を追って来た夏目。

 夏目は子狐を抱きしめ、会いに来てくれてありがとう、今度は俺が会いに行くと言って、子狐を森まで送り届けたのでした。

秋の夜宴

 半アニオリエピソードである1期13話「秋の夜宴」では子狐が再登場。

 子狐は秋祭りの日に夏目に会おうとやってきます。

 妖や笹田に絡まれたりしてピンチになりながらも、名取の助けを借りて無事に夏目と再会した子狐は、彼に背負われて一緒に花火を見たのでした。

子狐のとけい

 3期8話「子狐のとけい」は完全アニメオリジナルエピソード。

 陶芸教室とニャンコ先生の傷薬のために子狐が住む山の近くにやって来た夏目。

 夏目が来ないかいつも駅をみていた子狐は、夏目の姿を見て喜び会いに行こうとしますが、それを塞神様という石の神様に、人間と妖の生きる時間は違うと会うのを止められてしまいます。

 ですが、夏目が傷薬になる朧草を探していると知った子狐は夏目の役に立とうと朧草を集めることに。

 その夜、天候が崩れ落雷による古木の倒壊に巻き込まれそうになった子狐ですが、それを助けてくれたのは塞神様でした。

 子狐を守って消滅する塞神様。

 その直後に現れた夏目に、子狐は塞神様が消えたショックと再会の喜びで泣きながら抱き着きます。

 悲しい別れを経験した子狐でしたが、子狐は塞神様のことをちゃんと忘れずに覚えていて、そして生きる時間が違っても夏目のことは決して忘れないと誓い、再び夏目と別れたのでした。

【まとめ】「夏目友人帳」キャラクター一覧



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