今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、お調子者のかわいい中級妖怪コンビ、通称「中級」について解説します。
中級とは主人公の夏目貴志を慕う一つ目と牛顔の中級妖怪のコンビ。
基本的にニコイチで行動しているため、夏目からはまとめて「中級」と呼ばれています。
宴会好きで「夏目組・犬の会」なる飲みサーまで設立した中級。
本記事ではそんな彼らのプロフィールや初登場、夏目との関係などを中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」中級のプロフィール
中級とは?
中級とは主人公の夏目貴志を慕う中級妖怪のコンビ。
名前は不明で基本ニコイチで行動しているため、夏目からはまとめて「中級」と呼ばれています。
住処は田沼の家の寺がある八ツ原という地域。
宴会好きかつお調子者で、ニャンコ先生とは飲み仲間です。
元々は夏目レイコの孫でニャンコ先生を用心棒に持つ夏目を頼る形で登場。
夏目に救ってもらって以降は夏目を慕い、事件の導入や宴会シーンの賑やかしを担当する準レギュラーとして物語に登場し続けています。
中級・つるつる(一つ目の中級妖怪)
一つ目の中級妖怪で禿げ頭の老人のような姿をした妖。
名前は不明ですが「中級・つるつる」と表記されることが多いです。
結構なお調子者で口が達者。
未成年の夏目に酒を勧めたりしていました。
声優は松山鷹志さんが担当。
中級・牛(牛顔の中級妖怪)
牛顔のかわいい中級妖怪。
名前は不明ですが「中級・牛」と表記されることが多いです。
あまり口が達者ではなく、一つ目の中級妖怪が言った言葉を復唱するシーンが多く見られます。
声優は下埼紘史さんが担当。
「夏目友人帳」中級の登場回
初登場は1期3話 「八ツ原の怪人」
中級たちの初登場はアニメでは1期3話で放送された「八ツ原の怪人」。
中級たちが住んでいる八ツ原では、最近妖怪退治をする人間が現れて妖たちが困っていました。
その人間は人に害を与えない妖まで退治しており、中級たちは夏目に助けて欲しいと訴えます。
当初は人間が人間を退治するのは問題があると断った夏目ですが、中級たちは夏目に付きまとい、夏目を何とかやる気にさせようとします。
そして中級たちもその人間にやられ、見ていられなくなった夏目がついに解決に向けて動き出すという話です。
オチとしては妖退治をしていたのは法力はあるものの妖が見えない田沼の親父さんで、夏目が事情を説明して妖怪退治を控えてもらうようにした、というもの。
以降、中級たちは夏目を慕い、ことあるごとに夏目に関わってくるようになります。
子狐のエピソードに登場した色違いは別物
準レギュラーキャラ、下手なメインキャラより登場シーンの多い中級たちですが、子狐のエピソードに登場した色違いの中級妖怪は、中級とは別の妖です(ややこしいな)。
子狐のエピソードではフォルムや声優が同じで色だけが違う(一つ目は肌が赤く、牛顔は全体的に黒っぽくなっている)妖が登場。
非常に紛らわしいのですが、この色違いの妖は中級たちとは別物です。
「夏目友人帳」中級と夏目貴志
中級たちは夏目貴志のことを慕っていますが、そこに明確な主従関係などはありません。
強いて言うなら夏目のことを親分呼ばわりして何かあれば助けて貰おうとするお調子者の顔見知り。
夏目のことを慕い、一目置いてはいるものの、どこか「無知で脆弱、短命な人の子」と言って距離を置こうとする様子も見られます。
人間と妖の立場や生きる時間の違いから、一線を引かなければという意識があるのでしょうね。
ただそうは言いつつ、彼が体調を崩した時には薬や花を持って見舞ったり、稀少な花が咲いた時には夏目を誘って見に行ったりと、徐々にそうした壁もなくなっている模様。
「阿呆なお方だ」
「いや、阿呆なのは我らか」
「いつか散ると分かっていても」
「性懲りもなく」
「見入ってしまうのだから」
「夏目友人帳」中級と犬の会
中級たちと言えば、彼らが発起人となり設立した「夏目組・犬の会」。
これは夏目を慕う妖が「夏目様のしょうもない悩みやお節介に付き合って、呼び出しあらば犬のごとく馳せ参じよう」という名目で集まったものですが、中身はただの飲みサー。
基本的にはいつもニャンコ先生たちと飲み会をして騒いでいるだけです。
三篠(みすず)やヒノエ、ちょびひげ、紅峰(べにお)、カッパらがレギュラーメンバー。
飲み会の時には他にも下級と思われる妖が複数参加しており、原作では影踏み鬼のエピソードに子狐が参加していました。
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