今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、蝶の女妖「紅峰(べにお)」について解説します。
紅峰はニャンコ先生の古い顔馴染みの女妖。
人間には非好意的ですが、主様(=リオウ)を解放してくれた夏目に対しては敬意を払っており、以降夏目組・犬の会の一員として時折エピソードに登場しています。
本記事ではそんな紅峰のプロフィールや登場回、キャラクター同士の関係性などを中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」紅峰(べにお)のプロフィール
基本プロフィール(声優など)
紅峰(べにお)は作中で主人公の夏目貴志が知り合った女妖です。
外見は右目に大きな蝶が止まった着物姿の美女。
基本的に人間には非好意的ですが、彼女が主様と呼ぶリオウを解放してくれた(後述)夏目に対しては一定の敬意を払っています。
義理堅く、格上の妖に対してはしっかり敬意を払うタイプ。
ニャンコ先生とも古い顔馴染みで、大妖である先生を「斑様」と呼び慕っています。
声優は渡辺美佐さんが担当。
蝶の姿で飛行し妖力を感じ取る能力に優れる
紅峰は作中において特別格の高い妖というわけではありません。
ニャンコ先生を「斑様」と呼んで明らかに格上扱いしており、十把一絡げの妖たちが彼女に対し対等に振る舞っていたことから、恐らくは中級の妖と思われます。
斑の姿に戻ったニャンコ先生には一発で潰されていましたし、決して強くはありません。
ただ蝶の姿で飛行することができたり、妖力を感じ取る能力に優れていたりと、とても便利な能力の持ち主です。
「夏目友人帳」紅峰(べにお)の登場回
初登場はアニメ第2期1話
紅峰の初登場はアニメ第2期1話の「奪われた友人帳」。
謎の黒ニャンコに奪われた友人帳を追いかけ、妖たちの宴に向かった夏目とニャンコ先生。
そこで彼らはニャンコ先生の古い顔馴染みである紅峰に遭遇。
彼女に協力してもらい宴に潜り込みます。
その宴に集まった妖たちは、封印された「主様」と呼ばれる妖を救い出すため、封印場所に襲撃をかけようと計画していました。
実は友人帳を奪った黒ニャンコこそが中途半端に封印が解けた「主様」で、妖たちの襲撃を止めさせるため、夏目をこの場におびき寄せた、というのが話の大まかな流れとなります。
最終的に夏目は友人帳に書かれていた「主様(=リオウ)」の名前を返すことで、その封印を完全に解き、妖たちの襲撃をとめることに成功。
以降、紅峰からも主様を救った人間として一定の敬意を払われることとなります。
夏目組・犬の会の一員として再登場
紅峰はその後、アニメ第3期の最終話にあたる13話で再登場。
中級たちが作った「夏目組・犬の会(夏目様のしょうもない悩みやお節介に付き合って呼び出しあらば犬のごとく馳せ参じよう、という飲み会サークル)」の宴会に参加しています。
犬の会のシーンにいつも登場しているわけではないので、準レギュラー的な立ち位置ですね。
第5期最終話の11話にも登場していて、犬の会の宴会だけでなく、夏目の夢の中に登場したり偶に出るとしっかり爪痕を残していく印象です。
「夏目友人帳」紅峰(べにお)とリオウ
紅峰はリオウを「主様」と呼び慕う妖の一人です。
両者の詳しい関係性は不明ですが、大妖(神格持ち?)であるリオウを自発的に崇めている者たち、といった印象ですね。
リオウは人間に封印されていましたが、夏目によって不完全に封印が解かれ、初登場時は黒ニャンコ姿に。
黒ニャンコの正体が主様だと知った時は、紅峰は人間たちに対する呪詛の言葉を吐いていました。
「夏目友人帳」紅峰(べにお)とニャンコ先生
紅峰はニャンコ先生とは古い顔馴染み。
ニャンコ先生のことを斑様と呼び、その本来の姿を「お美しい御姿」と評し慕っています。
一方で招き猫姿のニャンコ先生は美意識に合わないらしく「ちんちくりん」と評しショックを受けていました。
ニャンコ先生と夏目の関係を揶揄うこともあり、強い妖におべっかを使っているわけでもなく、純粋に美しく強い妖である「斑様」に敬意を払っている、という印象ですね。
「夏目友人帳」紅峰(べにお)と夏目貴志
紅峰は夏目貴志に対し、興味と敬意が入り混じった独特の距離感で接しています。
初対面の際は、元々人間嫌いで夏目の祖母・レイコのことを知っていたこともあり、夏目に対して非好意的。
ただレイコに似ていながら、レイコと違う考え方を持つ夏目に対し興味を持つようになり、主様を救ってくれてからは一定の敬意を払うようになります。
夏目もそんな紅峰の微妙な距離感を感じ取っているのか、妖に対しては珍しく「さん」づけ、敬語を使って接していました(ヒノエは呼び捨てなので見た目が問題ではないはず)。
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