今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、アニメ2期の最終エピソードで登場した少年「石尾カイ」について解説します。
石尾カイは夏目が廃屋で出会った不思議な少年。
その正体は人に化けたとても力の強い妖でした。
作中では夏目や多軌と心温まる交流を見せ、ファンからの人気も高いカイ。
本記事ではそんなカイのプロフィールや正体(強さ)、登場回(何話)などを中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」石尾カイのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
石尾カイはアニメ2期の最終エピソード(12~13話)で登場した少年。
怪しい廃屋で箱の中に閉じ込められていたところを主人公の夏目貴志に助けられることになります。
外見は少し長めの前髪が特徴の線の細い美形小学生。
性格はとても素直で純粋、少し浮世離れしたところがあります。
その登場からしてとても怪しかったものの、普通に人に見えて、小学生の友人もいて、ニャンコ先生も「臭いからして妖ではなさそう」と発言しており、当初は夏目と同じ妖が見える少年なのではとも思われていました。
声優は竹内順子さんが担当。
その正体は人間に化けた水神の類
石尾カイの正体は人間に化けた妖でした。
完璧に人に化けて人間に混じって生活していたのも、ニャンコ先生の鼻を欺いたのも、それほど強い力を持っていることの証明。
八白岳の山頂を守っていた水神の類と解説されていて、山で独り暮らしているのが寂しくなり、人里に下りて人に混じって生活するようになったそうです。
石尾というのはカイが暮らしていることになっていた家の名字で、そこにはカイよりもっと幼い幼児と両親が暮らしていました。
「夏目友人帳」石尾カイの強さ(神格の妖)
石尾カイは「水神=神格の妖」であり、作中でも最強格の強さを持つ妖です。
神格の妖というのはニャンコ先生のような強い妖からしても別格の存在らしく、別のエピソードではニャンコ先生自身が神格の妖には敵わないと認めていました。
正面からの戦いでは無類の強さを発揮していますが、しかし決して無敵の存在ではなく、罠に嵌められたり不意を突かれれば不覚を取ることもあるようです。
こういう強いけどアンバランスで危うい存在というのが夏目友人帳の妖の特徴ですね。
「夏目友人帳」石尾カイと夏目、多軌
石尾カイは登場当初廃屋の箱の中に閉じ込められており、その箱を開けた夏目が自分を閉じ込めた犯人なのではと疑っていました。
しかし直ぐにそれは誤解だと分かり、以降カイは自分を心配してくれた夏目と多軌に懐き、人間の子供として彼らと交流を深めていきます。
花冠を作って一緒に頭にのせたり、カイをおぶって一緒に夕焼けを眺めたり。
ほのぼのとした親子のようなシーンがとても印象的で、ところどころに見える多軌の気遣いがとても素敵でした。
しかしその関係は名取によってカイの正体が妖だと知らされたことで亀裂が入ることになります。
「夏目友人帳」石尾カイの登場回(何話・原作漫画)
石尾カイの登場回はアニメ2期12話「廃屋の少年」13話「人と妖」。
原作漫画だとコミックス6巻の20~22話。
肝試しで廃屋を訪れた夏目が偶然出会った箱に閉じ込められていた少年カイ。
カイがオバケに追いかけられているという話を聞いて気にかけていた夏目は、多軌と共にカイと親しくなっていきます。
しかしそんなある時、祓い屋の名取が夏目の前に現れ、カイの正体は妖で名取はカイを祓う為にやってきたことを夏目に告げます。
当初カイを箱の中に閉じ込めていたのも名取でした。
カイは自分を追ってきた名取が夏目を傷つけたのだと怒り名取を攻撃しますが、しかしその後、夏目が名取と一緒にいるのを見て、夏目が名取の仲間で自分を騙していたのだと誤解して悲しみその場を去ってきます。
誤解を解こうとカイを追いかけた夏目は、カイが井戸の中に封じられた鬼を解放している場面に遭遇。
元々カイはそうして仲間を増やすために人里に下りてきたのでした(人間の暮らしが楽しすぎて忘れていた)。
しかし解放された鬼はカイを攻撃し、それを庇って夏目は意識を失います。
気絶した夏目を前に、カイは騙された仕返しに夏目の友人帳を奪って困らせてやろうかと呟きますが、「やっぱり…夏目が困るのは…嫌だな…」と思い直し、泣きながらその場を去って行きました。
「夏目友人帳」石尾カイはその後どうなる(再登場)
その後、カイは人々の前から姿を消して元居た山に戻って行きました。
夏目が多軌にカイが妖だったことを告げ、カイが住んでいる山に会いに行こうと言ってカイのエピソードは終了しています。
その後、原作でもアニメでもカイは未登場。
夏目友人帳は人気のあるキャラでも1エピソードきりの登場ということが多いですので、基本的にもう再登場はないと考えるべきでしょう。
もちろん、人気のあまりアニメで度々再登場している子狐のような例外はありますが、そんな枠ばかり設けていられませんし、何より神格の妖であるカイは気軽に出すには影響力が強すぎて話の整合性と取るのが難しいですからね。
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