今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、鳩野の友人「矢賀 緑(やが みどり)」について解説します。
矢賀緑は主人公の鳩野ちひろのクラスメイトの陰キャ女子。
同じ歴史好きということで鳩野と仲良くなり、軽音部ではありませんが鳩野のことを温かく後方から見守っています。
「非日常伝道師・アップデート堀井」の推し活という謎めいた趣味の持ち主。
本記事ではそんな矢賀緑のプロフィールや鳩野との関係などを中心に解説してまいります。
「ふつうの軽音部」矢賀緑のプロフィール
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
基本プロフィール
矢賀緑は主人公の鳩野ちひろが通う谷九高等学校のクラスメイト。
鳩野と同じ「陰の者」であり、同じ歴史好きということもあって入学後すぐに仲良くなりました(詳細は後述)。
外見はうなじで髪を一つに結んだ三白眼のモブっぽい少女。
垢ぬけない雰囲気の陰キャではあるものの、決して気弱ではなく自己主張はしっかりしているタイプです。
誕生日は5月4日。
イラストが得意でその腕前はイラスト部から部に入ってほしいと絶賛されるほど。
幸山厘(厘ちゃん)とは中学が同じで、バンドを組みたいという厘ちゃんを鳩野に紹介しています。
なお、中学時代ギャルの集団に取り囲まれてしまったが、突然の落雷によりピンチを脱したという嘘のようなエピソードの持ち主。
ピアノは弾けるが軽音部に入るつもりはなし
矢賀緑は帰宅部です。
実はピアノが弾けて、鳩野や内田桃からキーボードとして軽音部に入ってはと誘われていましたが「軽音部はあさましいパリピの巣窟」と断固入部を拒否していました。
また矢賀緑は非日常伝道師・アップデート堀井(詳細は後述)の推し活が忙しいため、それどころではないという事情もあるようです。
「ふつうの軽音部」矢賀緑と鳩野ちひろ
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
入学初日から鳩野に目をつける(おまけ漫画)
当初、矢賀緑は歴史好き繋がりで”偶然”鳩野と仲良くなったかのように描かれていましたが、後にコミックス1巻のおまけ漫画で、実はこれは矢賀緑が仕掛けた周到な計画によるものであったことが判明しています。
入学初日、クラスにあか抜けた雰囲気の人間が多く、早々にボッチになってしまうのではと危機感を抱いた矢賀緑は、自分と同じ空気は発している鳩野に目を付けました。
そして鳩野がカバンに弥勒菩薩のストラップを付けているのを見て、矢賀緑はひょっとしてこいつ歴史好きかと予想し、賭けに出ます。
分かる人にしか分からない北条家の家紋が入ったペンケースを学校に持ってきて、鳩野がそれに反応するのを待っていた矢賀緑。
その思惑通り鳩野はペンケースに食いつき、二人は「鎌倉殿の13人」の話題で盛り上がり、あっという間に親友になったそうです。
ちなみに矢賀緑の推しは「源仲章」。
後方理解者面フレンズ
矢賀緑は鳩野の良き理解者。
同じ陰の者繋がりで、鳩野の心情については本人以上によく分かっています。
初ライブで失敗した鳩野が後からじわじわ凹むだろうことを一目で理解し心配するなど、鳩野の理解度に関しては恐らく作中一。
ただ矢賀緑は鳩野が自分と似た者同士だとは思いつつも、自分と違って努力家の鳩野を密かに尊敬しています。
その為、鳩野が周囲から認められることが嬉しく、文化祭ライブでは鳩野の歌に驚く皆の姿を見て「まあこれぐらいやるやろ ハトノなら」とドヤっていました。
「ふつうの軽音部」矢賀緑はやれやれ系陰の者
矢賀緑は意外に計算高いタイプの陰の者です。
内弁慶なところがあり、親しくなった相手とは普通に話せますが、初対面で自分から積極的に話しかけれるタイプではありません。
本人は「平穏で怠惰な高校生活を求めてる」と自認していますが、実際は受け身なだけで人並みに承認欲求はある模様。
なので完全に自分の世界に閉じこもるタイプではなく、さりげなく相手から話しかけてくるのを誘っているフシがあります。
文化祭でイラスト部の展示に引きずり込まれ、イラストを描かされている際などは、褒められて迷惑そうにしながらもその表情はいつになく嬉しそうでした。
「ふつうの軽音部」矢賀緑とアップデート堀井
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
矢賀緑は「非日常伝道師 アップデート堀井」の推し活をしています。
このアップデート堀井については謎が多く、何者なのかは詳細不明。
鳩野たちの反応からするとあまり知名度のある人間ではないようですが、「旭区民のつどい」に特別ゲストとして呼ばれたり、独演会を開いていたり、意外に手広くやっているようです。
かつては「ダウングレード佐々木」なる相棒がいたそうですが、その裏切りで全財産を失うはめになった過去の持ち主(なお、その時の全財産は七千円で割と日常的によくある裏切り)。
物語の舞台は大阪ですし、売れない元コンビ芸人で、解散した後ピンでローカル文化人枠で活動しているとかでしょうか?
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