今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、影なる戦士の露天商「ガゼレ」について解説します。
ガゼレとは帝都編で登場した影なる戦士の一人。
スピードタイプの短剣二刀流剣士で、飛び抜けて強いわけではありませんが、堅実な判断力を持つ駒として優秀なタイプの青年です。
影なる戦士の中では一番常識的な感性を持っている苦労人枠。
本記事ではそんなガゼレのプロフィールや強さ、人間関係や登場話を中心に解説してまいります。
目次
「葬送のフリーレン」ガゼレのプロフィール
基本プロフィール
ガゼレは帝国の特務機関「影なる戦士」の一員です。
外見は垂れ気味の三白眼が特徴の若い男性。
好戦的で自分の命を省みない者が多い影なる戦士の中では珍しい慎重派で、危険な任務の前には悲観的な姿を見せる常識的な感性の持ち主です。
ただし任務となれば自分の命を惜しむようなことはなく、躊躇なく強敵相手に突撃していきます。
恐怖を知った上でそれを呑み込み、戦うという点では、アイゼンやシュタルクにも通じるものがある良い戦士と言えるでしょう。
名前の由来はドイツ語で「職人、若者、仲間」。
露天商として働く影なる戦士の年少組
ヴォルフたち影なる戦士とは魔力の隠匿に特化した戦士たちで構成される対魔法使い専門の特務機関です。
多くの魔法使いを抱える帝国には、その反乱を防ぐため対魔法使い専門の特務機関がいくつか存在していますが、公式に存在が認められているのは魔導特務隊のみ。
また影なる戦士は16年前に先代皇帝の勅命で組織自体が解体されており、今活動しているのは主に勅命を無視して独自に活動している者たちです(中には組織が解体されたことを知らない者もいる)。
ガゼレは年齢的に組織解体後にスカウトされた組ですね。
影なる戦士の活動は基本的に無報酬であり、彼らは日々の糧を稼ぐため、その正体を隠すために、普段は表の仕事について働いています。
ガゼレの表の身分は露天商。
フリーレン相手に偽物の壺を高値で売りつけるなど、あまり良い商売はしていないようです。
「葬送のフリーレン」ガゼレの強さ
ガゼレは短剣二刀流を振るう剣士。
スピードと機動力に優れた戦い方が特徴です。
単純な戦闘力で言えばシュタルクより確実に下で、影なる戦士の中でもあまり強い部類ではない模様。
どちらかと言えば機動力を活かして敵を攪乱したり囮を務める遊撃役ですね。
魔力隠匿に長けた影なる戦士の戦い方とは相性が良く、ただ強いだけの戦士よりよほど厄介な存在。
他の誰かと組むことでその力を発揮するタイプです。
「葬送のフリーレン」ガゼレの人間関係
ガゼレは元々、北の果てで少年兵として戦っていたところ、神父クレマティスに命を救われ影なる戦士にスカウトされたメンバーです。
同じ年少組のイーリス、ルティーネも同じ経緯で影なる戦士に加わっています。
クレマティスは性格と言動に問題があるため仲間たちからしばしば罵倒されていますが、少なくともガゼレは彼に恩義を感じ信頼しているようです。
イーリスとは少年兵時代に同じ戦場にいた描写がありますが、ガゼレはイーリスのことを「あんた」呼ばわりしており、現在はそれほど親しい関係というわけではない模様。
ヴォルフやロレといった少し年上のメンバーからは弟扱いされている印象ですね。
「葬送のフリーレン」ガゼレの登場話
初登場は129話
ガゼレの初登場は129話。
浮浪者ヴァルロスに絡まれ、仕方なく施しをしてやる若い露天商。
彼こそがガゼレであり、このやり取りが影なる戦士の仕事の連絡でした。
この回ではレーヴェからの任務を受けて仲間同士その情報を伝え合う影なる戦士の姿が描かれており、鍛冶屋のクライスを除いて帝都に潜伏中のメンバー全員が登場しています。
影なる戦士たちの会議(132~133話)
132~133話では影なる戦士たちが、レーヴェから受けたゼーリエ暗殺任務の役割について打ち合わせ。
この打ち合わせの直前に、ガゼレはフリーレンに偽物の壺を高値で売りつけていました。
打ち合わせではゼーリエ暗殺は可能なのか、死ぬ覚悟はあるが無駄死には御免だと語る悲観的な様子のガゼレが描かれています。
フリーレン達と交戦(134話~)
カゼレの戦闘シーンが描かれているのは134話から始まるフリーレン一行との前哨戦です。
フリーレンは偽物の壺を買わされた際、ガゼレが影なる戦士なのではと疑いを持っており、支払った銀貨に追跡の魔法を仕込んでいました。
ガゼレが任務前にヴォルフの酒場に飲みに来ていたところ、店にやってきたシスターのロレがその追跡魔法に気づき、フリーレン達の逆探知。
その場にいたガゼレ、ヴォルフ、ロレは即座にフリーレン達を奇襲します(シュリットもその場にいたが酔っぱらって役に立たなかった)。
ガゼレは遊撃役兼囮としてフリーレン達を牽制し、その動きを封じますが、ヴォルフの毒矢を偶然居合わせたザインが無効化し、フェルンがロレを倒したことで互いにこれ以上の戦闘は不可能と判断し、撤退しています。
クレマティスらと舞踏会に参加(141話~)
141話からはゼーリエ暗殺の本番。
クレマティスに連れられ舞踏会に参加しているガゼレ、イーリス、ルティーネの姿が描かれています。
舞踏会のホールは帝国のメンツがかかっているため、そこで戦闘を仕掛けるような愚か者はいないとのことですが、その舞台裏では既に駆け引きが始まっており……
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