「葬送のフリーレン」ヴァルロス~影なる戦士の浮浪者の正体は北の果ての英雄ラーゼン、その強さと登場話~

 今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、影なる戦士のドワーフ「ヴァルロス」について解説します。

 ヴァルロスとは帝都編で登場した影なる戦士の一人。

 現在は浮浪者として落ちぶれた姿を見せていますが、その正体はかつて帝国の国土の三分の一を魔族から取り戻した「北の果ての英雄ラーゼン」。

 アイゼンと同格の化け物ドワーフ戦士です。

 本記事ではそんなヴァルロスのプロフィールや強さ、人間関係や登場話を中心に解説してまいります。

「葬送のフリーレン」ヴァルロスのプロフィール

基本プロフィール

 ヴァルロスは帝国の特務機関「影なる戦士」の一員。

 白く長い髪と髭が特徴の薄汚れたドワーフの老人です。

 ヴァルロスら影なる戦士とは魔力の隠匿に特化した戦士たちで構成される対魔法使い専門の特務機関。

 組織自体は十六年前に先代皇帝により解体されていますが、彼らは帝国を守り導くという使命感に駆られ、今も独自に活動を続けています。

 彼らはその正体を隠して帝国各地に潜伏。

 ヴァルロスは普段は帝都で浮浪者として過ごしています。

 名前の由来はドイツ語で「セイウチ」。

 また彼の本来の名前であるラーゼンはドイツ語で「芝」を意味します。

北の果ての英雄ラーゼン

 ヴァルロスの本来の名前はラーゼン。

 かつてフリーレン勇者ヒンメルらと共に旅をしていた約80年以上前、帝国の国土の三分の一以上を魔族から取り戻した大英雄。

 北の果ての英雄ラーゼンと呼ばれていました。

 しかし彼はその後、何らかの理由で影なる戦士となり、英雄と呼ばれていた過去を全く感じさせない姿に。

 長寿のドワーフで高齢ということもあり、現存している影なる戦士の中ではかなりの古株であるようです。


「葬送のフリーレン」ヴァルロスの強さ

 ヴァルロスはかつて英雄と呼ばれていただけあり、指揮官であるレーヴェを除けば影なる戦士の最大戦力と評されています。

 ドワーフらしく毒は気合で無効化してしまい、水中を20分間息継ぎなしで泳ぎ切ることができる無茶苦茶なフィジカルの持ち主。

 勇者一行の戦士アイゼンと同格の実力を有していると考えてよいでしょう。

 ただ現在は老いにより全盛期ほどの実力はない模様。

 シュタルクを見たガゼレの評価を踏まえると、耐久力はともかく総合的な戦士としての実力は、現状シュタルクには一歩劣ると考えられます、

「葬送のフリーレン」ヴァルロスの人間関係

 ヴァルロスは影なる戦士の中でも少し周囲に壁を作っている印象。

 過去のことを詮索されることをあまり好んでいません。

 帝都に潜伏する影なる戦士の中で、ヴァルロスの実力をもっとも高く評価しているのが戦闘指揮官でもある神父クレマティス。

 このクレマティスはヴァルロスと付き合いが長いようで、一番彼のことを理解しているように見えます。

 またかつて戦士ゴリラと呼ばれていた男、鍛冶屋クライスとは、同じ戦士ということもあってか色々と気にかけている様子でした。


「葬送のフリーレン」ヴァルロスの登場話

初登場は129話

 ヴァルロスの初登場は129話。

 影なる戦士の指揮官レーヴェから女傭兵シュリットが任務を受け、一斉に動き出す影なる戦士たち。

 その帝都に潜伏した影なる戦士の一人がヴァルロスでした。

 露天商ガゼレの前で図々しく施しを求める浮浪者の振る舞いが堂に入っていましたね。

 この回ではレーヴェからの任務を伝え合う影なる戦士の姿が描かれており、鍛冶屋のクライスを除いて帝都に潜伏中のメンバー全員が登場しています。

かつて英雄と呼ばれていたドワーフ(132~133話)

 132~133話では影なる戦士たちが、レーヴェから受けたゼーリエ暗殺任務の役割について打ち合わせ。

 133話後半では、単なるドワーフの老人としか思われていなかったヴァルロスが、北の果ての英雄ラーゼンと呼ばれていたことがフリーレンの口から語られます。

ザインとの接触(135話~)

 クレマティスと任務前の打ち合わせを終えたヴァルロスは、戦士ゴリラを探して帝都にやってきていたザインと偶然知り合います。

 ザインの人柄に好感を持った様子のヴァルロス。

 しかしザインが探している戦士ゴリラは、今は影なる戦士の一人で鍛冶屋クライスと名乗っており、ヴァルロスはザインが深入りするようなら彼を殺さねばなりません。

 そのまま何事もなく二人は別れますが、その後ザインはフリーレン一行と合流し、任務の標的リストに追加。

 139話ではそのことを鍛冶屋クライスに伝え、彼らを気に掛ける姿が描かれています。

【まとめ】「葬送のフリーレン」キャラクター一覧



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