今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、ユニコーンと呼ばれる女「内田 桃(うちだ もも)」について解説します。
内田桃は主人公の鳩野がボーカルを務めるバンド「はーとぶれいく」のドラム。
当初は中学時代からの友人と3ピースバンド「sound sleep」を組んでいましたが、メンバーの異性トラブルにより解散し、「はーとぶれいく」に加わっています。
一軍陽キャに見えて意外と面倒くさい一面もあり、一部読者からはユニコーン呼ばわりされることもある拗らせ女。
本記事ではそんな内田桃のプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。
「ふつうの軽音部」内田桃のプロフィール
基本プロフィール
内田桃(以下、桃ちゃん)は主人公の鳩野ちひろがギター兼ボーカルを務める「はーとぶれいく」のドラム担当です。
鳩野と同じ谷九高等学校の一年生で誕生日は3月3日。
少し太めの三つ編みおさげが特徴のかわいい系一軍美少女です。
コミュニケーション能力が高く、同じクラスになった鳩野とは入学初日から仲良くなっていました。
ただ実は子供っぽくて依存心が強い一面があり、社交的な態度はその裏返し。
小学生の頃はイキっていて狂犬のような少女でしたが、中学時代で大分落ち着いたようです。
ニ郎系などを好む大食いですが、食べても全く太らないタイプ。
かなりの動物好きで、いつかマダガスカルに行って野生のワオキツネザルに囲まれることを夢見ています。
ドラムの腕は「普通に上手」
桃ちゃんは中学時代からある程度音楽経験があったようで、ドラムの腕は一年生の中ではかなり上手。
一年生の中で一番上手い「protocol.」の遠野あたりと比べれば確実に劣りますが、初めて演奏を聞いた鳩野が普通に感心したほどです。
ただ桃ちゃん本人も未熟と自覚しており、乗ってくると走り過ぎてしまう悪癖があるなど、まだまだ成長途上。
現時点では「一年生としては上手い方」止まりですが、ステージを経るごとに着実に成長を続けています。
「ふつうの軽音部」内田桃と「sound sleep」
桃ちゃんは軽音部入部当初、鳩野とはバンドを組んでおらず、中学時代からの友人・大道優希(ギターボーカル)、乃木舞伽(ベース)と「sound sleep」という3ピースバンドを組んでいました。
「sound sleep」はビジュアルも良く、演奏もこなれた人気の出そうなバンドでしたが、6月の校内ライブの後に舞伽の退部により解散してしまっています。
ことの経緯は舞伽が当時付き合っていた「protocol.」のギターボーカル鷹見項希にフラれたこと。
しかも鷹見は直後に同じ「protocol.」の藤井彩目と付き合い始めてしまい、気まずくなった舞伽は軽音部を辞めてしまいました。
しかもその後、優希も桃ちゃんに黙って彼氏を作っていたことが判明し、嘘をつかれたことに桃ちゃんが怒って(拗ねて)バンドは解散しています。
「ふつうの軽音部」内田桃は恋愛音痴?
桃ちゃんはかわいくて性格も明るいため、男子からモテてよく告白されています。
「protocol.」の遠野も、告白こそしていませんが桃ちゃんに片思いしている男の一人ですね。
しかし桃ちゃんは恋愛感情や男子を好きになる感情が全く理解できず、告白されると気持ち悪いと感じてしまうこともしばしば。
これまで一度も男子と付き合ったことがありません。
そのため、そんな自分を受け入れてくれる同性の友人に依存する傾向があったのですが、「sound sleep」はその友人たちの異性トラブルで解散。
舞伽からは「桃に分かってもらおうとか最初から思ってないから!! 桃は恋愛のこと分からんのやろ!?」とまで言われてしまい、余計異性関係に拒否反応を示すようになってしまいます。
「ふつうの軽音部」内田桃と「はーとぶれいく」
桃ちゃんは「sound sleep」解散後、幸山厘にスカウトされ、鳩野と三人でバンドを結成しています。
後にこの三人に藤井彩目が加わり、「はーとぶれいく」が誕生。
他に務まる人間がいないため、桃ちゃんがバンドリーダーを務めています。
鳩野とは元々同じクラスで仲が良く、そのボーカルに不思議な魅力を感じており、一緒にバンドをやれることを素直に喜んでいます。
一方、ベースの幸山厘は「sound sleep」の解散を後押しする動きをしていたため、桃ちゃんはその暗躍好きで質の悪いキャラクターを警戒し、一時は刺々しい態度をとっていました。
今ではすっかり和解(?)していますが、何をしでかすか分からない厘への警戒感はそのままで、暴走する厘に口悪く厳しいツッコミを入れています。
また藤井彩目は実は桃ちゃんの小学校時代の同級生。
しかし名字も見た目も変わってしまっていたため、当初桃ちゃんは、彼女が小学校時代の友人とは気づいていませんでした。
彩目は「sound sleep」解散に間接的とはいえ関わっており、一時は気まずい関係でしたが、その後はすっかり頼れる友人として仲良くしています。
「ふつうの軽音部」内田桃はユニコーン?
桃ちゃんは一部ファンから「ユニコーン」呼ばわりされています。
ユニコーンは清らかな乙女にしか気を許さない聖獣で、このユニコーン呼ばわりはお気に入りの乙女に男が近づくのを嫌がることからきています。
そう呼ばれるようになった切っ掛けは38話で「protocol.」の水尾が鳩野に「めっちゃかっこよかったわ ライブ」と声をかけたこと。
この時鳩野は体調を崩して熱があったこともあり、顔を赤くした鳩野を見た桃ちゃんは鳩野が水尾と恋愛的にイイ感じなのではと疑念を抱きます。
友人の恋愛話となれば普通は喜びそうなものですが、桃ちゃんはそんな鳩野の様子に困惑し不安な気持ちを隠せません。
結局自分の勘違いだと分かってホッとするのですが、そんな自分にやはり困惑。
メンバーの異性トラブルで前バンドが解散したことがトラウマになっているのでしょうから、流石にユニコーン呼ばわりは気の毒な気もしますが、このあからさまな表情を見るとそう言いたくなる気持ちも分からなくはありませんね。
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