今回はジャンプスクエアで大人気連載中のワールドトリガーから、少し分かりにくいボーダーの仕組み「エンブレム・隊服・トリガー(カスタム・改造)」について解説いたします。
ボーダー隊員を表すエンブレム、隊服、トリガーは、ボーダー全体で共通のものではなく、部隊毎、あるいは隊員毎に微妙にデザインなどが異なっています。
本記事ではそれらがどういった仕組み、ルールで異なっているのか、その種類などについて詳しく説明してまいります。
「ワールドトリガー」ボーダー隊員のエンブレムについて
エンブレム一覧(共通、部隊毎の専用エンブレム)
種類 | エンブレムの解説 |
ボーダー共通 | トリオンキューブが中心に描かれた組織・一般隊員用 |
A級1位太刀川隊 | 三日月に三本の刀(月と刀が各隊員を象徴) |
A級2位冬島隊 | チェスのナイト(特殊な戦術を象徴) |
A級3位風間隊 | 大きな目に斜めのライン(=見えない、ステルス) |
A級4位草壁隊 | 鳳凰のような鳥 |
A級5位嵐山隊 | 五つの小さな星が集まってできた大きな星 |
A級6位加古隊 | 「K」のイニシャルが入った蝶 |
A級7位三輪隊 | 弾丸に絡みつく二匹の蛇(執念深そう) |
A級8位片桐隊 | 雪の結晶、六花(元ネタの季節は冬だったね) |
B級二宮隊 | 血の王冠(才能を愛する、厨二) |
B級影浦隊 | 野獣の牙(隊長そのまんま) |
玉狛支部 | 三つの同盟国との友好を示す旧ボーダーのエンブレム |
ボーダーに存在するエンブレムは、上記の通り共通エンブレムが1種類、専用エンブレムが10種類、玉狛支部(旧ボーダー)のエンブレムが1種類で計12種類確認されています。
専用エンブレムはそれぞれの部隊や隊長の特徴が表れたものとなっており、デザインの理由が分かると作品が一層面白く感じられますね(実際のデザインは公式サイトをご確認ください)。
ちなみに、玉狛支部には支部としてのエンブレムがありますが、これは旧ボーダーのエンブレムを継承しているからで、全ての支部に専用のエンブレムがあるわけではありません。
専用のエンブレムはA級(元A級含む)だけが作成可能
専用のエンブレムを保有している部隊が存在しますが、これはA級部隊の特権です。
A級昇格時に作成することが可能で、隊員たちが提出したデザイン案を元に開発室のデザイナーが仕上げています。
二宮隊や影浦隊は現在でこそB級ですが、元はA級部隊でしたからそのままエンブレムを保持しているということですね(降格したら無くなるというわけではありません)。
「ワールドトリガー」ボーダー隊員の隊服について
C級(訓練生)は共通、B級以上はアレンジ可能
ボーダー隊員の隊服は、隊員毎にデザインを変更することができます。
C級の訓練生は全員共通の白い隊服ですが(わざわざ変更してくれる人がいないだけで、変更そのものは可能)、B級以上の一般隊員の隊服はバラバラ。
とは言え、全てを一からデザインしていたら大変ですから、基本デザインが数通り存在していて、それをアレンジして使うというのが一般的なようです。
確かにデザインをよくよく見てみると、色は違ってもラインとかは似通っているものが多いですね。
ちなみに、一番スタンダードな隊服は動き易くて市民に威圧感を与えないジャージスタイルだそうです。
A級部隊の中にはアレンジを超えたデザインも存在するが……
しかしボーダーの中には、どう考えてもアレンジの域を超えた隊服を着用している部隊が存在しています。
その最たる例が風間隊です。
風間隊はステルストリガー「カメレオン」を活用するコンセプト部隊で、その隊服には「カメレオン」の消費トリガーを抑える装置が組み込まれています。
恐らくこれは、A級部隊だからこそ認められた内容で、後述するトリガーの改造に類するものでしょうね。
他にも、黒ロングコートの太刀川隊、黒スーツの二宮隊と、アレンジの域を超えたデザインの部隊が存在していますが、こちらもA級特権でごり押しして作らせたんでしょう。
また、B級部隊の中でも那須隊はかなり独自の攻めたデザインとなっていますが、これはオペレーターの志岐小夜子が個別にデザインしたもの。
開発室の連中も(男ばっかりですから)、ガールズチームがセクシーな衣装を着てくれるとなったら頑張って協力したでしょうね。
「ワールドトリガー」トリガーの改造・カスタムについて
トリガーの改造はA級隊員の特権
ボーダーのノーマルトリガーは、量産・汎用性を重視してある程度規格が定められていますが、A級隊員にはこのトリガーの改造が認められています。
その代表的なものが三輪の鉛弾(レッドバレット)です。
鉛弾は弾丸トリガーと同時使用するため、通常はメインとサブ両方のトリガーを使用したフルアタック状態でしか使えません。
しかし三輪の鉛弾は「ハンドガンの専用オプション」としてサブトリガーのみで使用できるように改造されているため、メイントリガーで弧月を振るい、サブトリガーで鉛弾を放つといった芸当が可能となっています(弾数やコストの制限はありますが)。
他にも米屋が本来刀型の弧月を槍型にしていたり、木虎がワイヤーを張るスパイダーをハンドガンにセットしていたりと、改造内容は実に様々です。
多少のカスタムならB級でも可能だが、線引きは曖昧
では、B級隊員のトリガーはすべて一律なのかというと、実はそんなことはありません。
例えば那須隊の熊谷は、受け太刀を得意とするアタッカーであり、その弧月には手を傷つけないように鍔がデザインされています。
またB級ランク戦ROUND7では、鈴鳴第一の村上が暗視戦術のために弧月を黒くしていましたから、開発室の手間がかからないちょっとしたカスタムならB級隊員にも認められているようです。
じゃあどこまでなら認められるのかというと、その線引きは結構曖昧です。
特権として開発室に改造を求めることができるのがA級隊員。
B級隊員の場合、どこまでできるかは恐らく開発室のさじ加減次第でしょう。
そのB級隊員の改造提案が良い内容なら、カスタムの域を超えて対応してくれることも十分に考えられるんじゃないでしょうか(公平性の問題があるのでランク戦で使えるかは別にして)。
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