今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、男性恐怖症の引きこもり型オペレーター「志岐 小夜子(しき さよこ)」について解説します。
志岐小夜子はB級ランク戦における主人公たちのライバル・那須隊のオペレータ―。
年上の男性の前では社会生活に支障をきたすレベルの男性恐怖症で、遠征選抜試験が始まって以降、意外にかわいいとその魅力が再評価されつつあるキャラクターです。
本記事では志岐小夜子のプロフィールやオペレーターとしての能力(トリオン量・サイドエフェクト)を中心に、その魅力を深掘りしてまいります。
ワールドトリガー「志岐小夜子」のプロフィール(声優含む)
男(特に年上)が苦手な引きこもりオペレーター
ボジション | オペレーター(B級部隊 那須隊隊員) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 8月9日 |
身長 | 156cm |
血液型 | A型 |
星座 | ぺんぎん座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | ゲーム、水、読書、ネット通販 |
声優 | 広橋涼 |
志岐小夜子はB級部隊、那須隊に所属するオペレーターです。
外見は前髪で右目が隠れた猫背の少女で、やや陰気そうな雰囲気を漂わせています。
その最大の特徴は壊滅的な男性恐怖症であり引きこもりという点。
実家に弟が二人いるため、男でも同い年や年下ならまだマシのようですが(それでもビビって緊張しまくってましたけど)、年上の男は奈良坂のようなイケメンでも無理なようです。
異性が苦手という点は辻新之助と似通っていますが、苦手だけど実は女の子にモテたい派の辻とは異なり、志岐は苦手だし男にモテたいとも思ってない派のガチ勢。
女性だけの空間であれば全く会話に支障はありませんが、かなりの出不精であり、那須隊の作戦会議にも基本は自宅からボイスチャットで参加しています。
高校は普通校である三門市立第一高等学校でクラスは香取らと同じ1ーEですが、引きこもりにつき実際に通っているかは不明です(成績は比較的優秀なので、取り敢えず進級単位は何とかなっているのかな?)。
熊谷にスカウトされボーダーに入隊
引きこもりで社会との接点をほとんど持たなかった志岐がボーダーに入隊した切っ掛けは、同じ那須隊の熊谷友子のスカウトです。
その経緯や元々の人間関係については不明ですが、恐らく面倒見の良い熊谷が志岐を外に連れ出すために誘ったのでしょう。
それ以前の志岐は一人暮らしの自宅に籠城し、水と仕送りの塩昆布で命を繋いでいた状態だったと言います。
それがボーダーに所属したことで経済的に潤い、ネット通販で水と塩昆布を補充可能となったことで、より安定した引きこもりライフを送れるようになりました。
……いいのか、それで?
ワールドトリガー「志岐小夜子」の能力
トリオン量はサイドエフェクトが発現可能なレベル?
トリオン | 7 |
機器操作 | 9 |
情報分析 | 7 |
並列処理 | 7 |
戦術 | 7 |
指揮 | 5 |
合計(※) | 35 |
※オペレーターのパラメーター合計にトリオンの値は含まれない。
これが志岐小夜子のパラメーターです。
ゲーマーらしく「機器操作」能力に優れており、それ以外の能力も概ね平均を上回る優秀なオペレータ―と言えるでしょう。
B級ランク戦では事前に対戦相手の情報を細かく収集して提言するなど、那須隊の参謀役としても活躍していました。
他の部隊(というか男性隊員)と連携を取る場合こそコミュニケーション能力に難がありますが、レディースチーム那須隊のオペレータ―としては全く不足がありませんね。
また、志岐のパラメーターで特徴的なのが「7」というトリオン量の値。
オペレータ―にとってトリオン量はほとんど意味のない能力なのですが、志岐の「7」は判明しているオペレータ―の中でぶっちぎりのトップであり、戦闘員と比べても平均を上回っています。
サイドエフェクトというトリオン能力に優れた者が発現する超能力を持つ者のボーダーラインが「7」だったこともあり、ファンからは「実はサイドエフェクト持ちオペレーター?」という疑惑も持ち上がっていました。
今のところその真偽は不明ですが、作中の描写を見るにサイドエフェクトを持っているのは別のキャラクターある可能性が高そうです。
那須隊の隊服をデザインし男子隊員のリスペクトを集めた英雄
オペレータ―以外の功績として、志岐は那須隊の隊服をデザインしたことでも知られています。
那須隊の首元が大きく開き体のラインが強調されたセクシーな隊服。
そのデザインを行ったという一点を以って、志岐はボーダーの多くの男子隊員から称賛とリスペクトを集めたのです。
なお、志岐本人はオペレータ―なので自身がデザインした隊服は着ていません。
ちなみに、基本的にボーダー隊員の隊服はベースとなるジャージタイプをアレンジして使うのが一般的。
オリジナルデザインとなると開発室の負担も大きかったでしょうに……まあ、開発室は男所帯なので、那須隊の隊服なら頑張っちゃったんでしょうね。
ワールドトリガー「志岐小夜子」とボーダー隊員
レディースチーム・那須隊での志岐小夜子
レディースチーム・那須隊において志岐小夜子は、男という弱点が存在せず活き活きと活動しています。
隊長である那須玲や先輩である熊谷友子にも遠慮なく献策していましたし、年下の日浦茜に対してはちょっと意地悪な態度をとりながらも互いに楽しそうにしていました。
日浦のボーダー除隊と引っ越しが決まった際には、後輩の最後のシーズンに那須隊として最高の成績を取って送り出してやろうと、オペレーターとして相当綿密に対戦相手やMAPを研究していました。
ちなみに志岐の男性恐怖症があるため日浦の除隊後も那須隊に男性隊員を入れるという選択肢はなく、現C級(訓練生)の夏目出穂(♀)のB級(正隊員)昇格を待って人員を補充することが決定しています。
遠征選抜試験・歌川一番隊での志岐小夜子
遠征選抜試験において志岐は那須隊という女子だけの環境から引き離され、歌川一番隊に配属されています。
歌川一番隊は志岐が一番苦手とする「年上の男」こそ存在しませんが、志岐以外全員男。
メンバーは隊長の歌川(16歳)、漆間(16歳)、空閑(15歳)、巴(14歳)と、歌川が志岐に気を遣って極力若いメンバーを集めてはいますが……それでも志岐はガチガチです。
初日の挨拶から「よろ……へふ……」と噛みっぱなしでした。
とは言え志岐も彼女なりに頑張っているようで、初日は四六時中空閑に質問されて課題の進みが遅れてはいましたが、それでも漆間とほとんど変わらない得点を獲得しています。
無理矢理男だらけの環境に押し込まれて、これで志岐の男性恐怖症が改善するとは考えにくいですが……少しでも良い方向に向かってくれると良いですね。
……というか、こういうことを言うのは男性恐怖症の人からすると良くないのかもしれないけど、あわあわしながら頑張っている志岐は個人的にすごくかわいいと思う。
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