今回は「モーニング」で連載中のオカルティックコメディ「出禁のモグラ」から、化け猫憑きの少年「猫附 梗史郎(ねこづく きょうしろう)」について解説します。
猫附梗史郎は化け猫に憑かれ、その化け猫の力を借りて祓い屋を営む一族の少年。
モグラのことは鬱陶しがっていますが、先祖が彼の世話になり、また梗史郎本人もその体質のためモグラの世話になっていることから、文句を言いながらもモグラに協力しています。
陰気な不愛想キャラですが、陽の後輩・犬飼詩魚とは良い感じ。
本記事ではそんな猫附梗史郎のプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。
目次
「出禁のモグラ」猫附梗史郎のプロフィール
引用元:TVアニメ『出禁のモグラ』
基本プロフィール(声優など)
猫附梗史郎は化け猫ナベシマに憑かれた祓い屋見習いの男性高校生。
初登場時はハ目高校に通う高校3年生でしたが、作中で卒業し父が勤め、真木や八重子が通うハ目大学に進学しています。
外見はボサボサ頭で目つきの悪い小柄な少年。
化け猫ナベシマに栄養を吸い取られている(後述)ため体重は40kgしかなく、体力もなくて常に目の下にクマが浮かんでいますが、顔立ちそのものは整っているようです。
陰気なツッコミキャラで、いつも不愛想で厳しいことを口にしていますが、何だかんだ面倒見の良い性格をしています。
アニメでの声優は村瀬歩さん。
祓い屋・猫附家の御曹司
猫附梗史郎は代々化け猫に憑かれた一族・猫附家の御曹司。
一族は自分たちに憑りついた化け猫を使役して祓い屋を営んでおり、一財産を築いています(後述の通り、代償も大きい)。
実家は「美少女系のホラー入ったエロゲに出てくる」ような日本家屋の豪邸で、猫附梗史郎本人も高校生で口座を3口持つほど(1金融機関1000万円まで保護されるペイオフ制度の関係と思われる)のお金持ち。
祓い屋で大学教授の猫附藤史郎とその妻・杏子の一人息子で、家族からはかなり溺愛されています。
「出禁のモグラ」猫附梗史郎と猫附家
化け猫に憑かれた短命な一族
猫附家は祓い屋としての才能を利用して一財産築いた一族で、そこだけ聞けば羨ましく思えますが、そこには当然代償も存在します。
猫附家の人間は代々化け猫に憑かれており、常にその化け猫に栄養を吸い取られています。
その為、猫附梗史郎は大食漢であるにも関わらず常に空腹に苛まれていて、栄養不足でとても小柄。
一族の人間は代々非常に短命となっています。
先祖とモグラ、その恩
そんな短命な一族の前に現れた救世主でありタカリ屋が、この作品の主人公モグラです。
モグラはカンテラに貯め込んだ鬼火を消費することで、他人に生命力を分け与えることができます。
かつてモグラが兵役を務めていた際、上官だった猫附桜史郎上等兵(猫附梗史郎の曽祖父)からその力を使って一族を助けて欲しいと頼まれ、モグラはそれを了承。
モグラはカンテラの鬼火を定期的に猫附梗史郎らに与えており、猫附家はその代わりにモグラを金銭的に援助したり、祓い屋として彼を手助けすることになっています。
モグラはかなり図々しいですが、猫附家の人間に手を貸していることがモグラがあの世に帰れない一つの原因となっており、猫附家の人間に彼の頼みを断るという選択肢はありません。
「出禁のモグラ」猫附梗史郎と化け猫ナベシマ
引用元:TVアニメ『出禁のモグラ』
猫附梗史郎に憑りついている化け猫はナベシマという巨大なオス猫。
悪霊を攻撃したり捕食することができ、また胴体を異様に長く伸ばして遠くを偵察することができます。
猫らしく気まぐれかつ我儘で、自分が目立ってカッコイイことが行動原理。
その為、自分が目立たないとヘソを曲げて言うことを聞いてくれなくなることも。
猫附梗史郎は猫じゃらしなどを使ってこのナベシマを操っていますが、化け猫の扱いにかけてはまだまだ父の藤史郎には及びません。
「出禁のモグラ」猫附梗史郎と犬飼詩魚
引用元:TVアニメ『出禁のモグラ』
犬飼詩魚は猫附梗史郎と同じ高校に通う二歳年下の後輩。
犬飼詩魚は霊感はないものの霊に憑かれやすい体質で、粘着質な幽霊を猫附梗史郎に祓ってもらったことが切っ掛けで彼になついてしばしば行動を共にしています。
彼女の家は筋肉業界では有名な一族で、犬飼詩魚本人も途轍もないパワーと生命力の持ち主。
猫附梗史郎とは正反対ですが、相性は悪くないようですね。
読者からはこの二人のカップリングを期待する声があり、実際18話では猫附梗史郎の母・杏子(未来視に似た力がある)が二人の間に幸せな未来図を見たことを匂わせる描写があります。





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