「カグラバチ」漣伯理(さざなみはくり)~その能力(覚醒・蔵)、兄・宗也との過去、登場話(初登場)など~

 今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より、主人公・六平千鉱の相棒役「漣 伯理(さざなみ はくり)」について解説します。

 漣伯理は名門妖術師の家系に生まれ落ちこぼれと蔑まれてきた少年。

 作中では偶然見た主人公の姿に憧れ、彼のようになりたいと奮闘した結果、精神的にも能力的にも大きく成長を果たしています。

 今や物語に欠くことのできないキーマン。

 本記事ではそんな漣伯理のプロフィールや強さ(能力・蔵)、その過去や登場話を中心に解説してまいります。

「カグラバチ」漣伯理(はくり)のプロフィール

基本プロフィール

性別男性
年齢17歳
誕生日3月27日
妖術「蔵」「威葬」
家族構成父、母、兄、弟
好きなもの???
苦手なもの???
よく作る料理???
声優

 漣伯理は有力な妖術師家系・漣家当主の息子。

 登場当初は妖術を満足に扱えず、一族内で落ちこぼれとして虐待同然の扱いを受けていました。

 その後、偶然主人公の六平千鉱と出会いを切っ掛けに一念発起して家族に反旗を翻し、彼と行動を共にするようになります。

 外見はサイドを束ねた白髪が特徴の青年。

 基本的には素直で正義感の強いお人好しですが、家族から無能と蔑まれた影響で自己肯定感が低く、他人の期待に過度に応えようとするフシがあります。

「楽座市」を取り仕切る漣家の息子

 漣伯理の生まれた漣家は、200年以上に渡って闇のオークション「楽座市」を取り仕切ってきた有力な妖術師の一族。

 その影響力は極めて強く、神奈備であっても容易に手を出すことはできません。

 彼らは代々当主のみに受け継がれる「蔵」と呼ばれる特殊な妖術を用いて「楽座市」を運営しており、その遂行に全てを捧げています。

 人命や家族への愛情よりもその使命が優先する、血の妄執に囚われた一族。

 オークションでは人身売買なども平気で行われており、漣伯理はそこで商品として扱われていた「氷の肌の女」との出会いと死を切っ掛けに、漣家としての自分の生き方に疑問を持つようになります。


「カグラバチ」漣伯理(はくり)の能力(強さ)

漣家の落ちこぼれ?

 登場当初、漣伯理は妖術どころかその元となる玄力も使えない一族の落ちこぼれ。

 加えて体術もてんで駄目だったので、普通のヤクザ相手にボコボコにされる始末でした。

 ただ実際には、虐待から身を守る為に無意識に玄力を行使して肉体を強化しており、妖術師としての基礎は出来上がっている状態。

 肉体の耐久力だけなら並外れたものがありました。

 また妖術の発現や玄力が家族と比べて未熟だったのは、彼に才能が無かったからではなく、稀有な才能を持っていたからこそ、そう見えてしまっていただけだったのです。

覚醒=「威葬」「蔵」の二種の妖術

 通常、妖術は一人一種類が原則ですが、漣伯理は二種類の妖術をその身に宿す神童でした。

 これは漣家の初代と同じ才能。

威葬(いそう)
漣家相伝の妖術で、衝撃波を放つことができる。


漣家の初代のみが発現していた亜空間妖術で、漣家の当主は代々儀式によりこの妖術を継承していた。
一言で言えばマーキングした対象を自在に亜空間の蔵の中に出し入れする能力で、限定的な空間転移や亜空間への退避なども可能とする。

 漣伯理は幼少期から無意識に蔵の維持に玄力を割いていたため、満足に玄力を扱えず、威葬が発現しなかったと考えられています。


「カグラバチ」漣伯理(はくり)の過去(兄・宗也)

 漣伯理は幼い頃は家族関係も良好で、自分も漣家の人間として特別な人間になるのだと信じて疑っていませんでした。

 しかしいつまでたっても妖術が発現しなかったことで父親の漣京羅から見放され、弟の漣天理には追い抜かれ、そして兄の漣宗也には偏執的な暴力を受けるようになってしまいます。

 特に兄・宗也は暴力を愛情と認識しており、伯理を溺愛しているからこそ暴力を振るう狂ったお兄ちゃん。

 基本的には有能な人物ですが、伯理が絡むと正気を失い、父の命令にも平気で背いて伯理を追いかけていきます。

 そんな狂った家族の中にあって、漣伯理はまっとうな精神性を保ったまま成長。

 そしてある日、商品として隔離されていた「氷の肌の女」の世話を任され、彼女との交流を切っ掛けに漣家に疑問を抱く様に。

 その後、彼女に絆されて逃がそうとしますが、絶望していた彼女は結局自殺してしまい、漣伯理は「楽座市」はあってはならないものだと家族に反旗を翻すこととなります。

「カグラバチ」漣伯理(はくり)の登場話

 漣伯理の初登場は原作第19話。

 千鉱の活躍を目の当たりにし、自分も彼のようになるのだと決意してヤクザの元に乗り込みボコボコにされたところから彼の物語は始まりました。

 そこを運よく千鉱に救出され、「楽座市」に出品される妖刀を奪いたい千鉱と、「楽座市」を止めたい漣伯理で利害が一致し、彼らは共に行動を共にするようになります。

 「楽座市」を潰すことに成功した後も、漣伯理は千鉱に引き続き協力。

 その「蔵」の能力を使って敵に奪われた妖刀を回収可能(契約者の玄力を辿れば敵が持つ妖刀であれ「蔵」の中に改修することができる)な物語のキーマンとして、千鉱の対等の相棒として奮闘していきます。



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